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2018年02月27日

をのこ草子

日本にも予言書が存在した!!

をのこ草子.jpg

1730年代、八代目将軍・徳川吉宗の享保の改革の頃に書かれた読み物「をのこ草子」が、的中率の高い予言書だとして注目を集めている。この本は作者も原本の所在も不明だが、1930年に宗教家の友清歓真が自分の著書に引用したことから、世に知られることとなった。そこには「今より5代250年を経て、世の中も様変わり果てなむ。(中略)空飛ぶ人も現れなむ。地を潜る人も出て来べし。」とあり、これらが、飛行機などの現代科学と一致すると言われている。はたして予言書なのか、偶然の一致なのか。

〔予言1〕人が空を飛び、地下を潜る
「今から250年後には、世の中は様変わりしていて、空を飛ぶ人が現れれば、地下を潜る人も出てくる。死んだ人が生き返る技術も生まれているだろう。」と、遠い未来を予言した。
予言通り、250年後の1980年代には飛行機や地下鉄が移動手段の一つとなった。死んだ人が生き返る、というのは臓器移植等のことかもしれないが、これを的中とするかどうかは意見が分かれている。

〔予言2〕世の中が乱れる
「世は荒れて妻は夫の言うことを聞かず、男は長髪で青白く、女はショートカットに露出した服を着て、両親や夫や自分の子供さえもかえりみなくなる。」と世の中の変化を見通した。
江戸時代から現代にかけての家族、女性の変化について、概ね当たっている程度だが、服装の違いについては具体的に言い当てていると言えるだろう。

〔予言3〕日本が危機にさらされる
「大災害が起こり、人口の5割は死に、異国の軍隊が攻めて来る。このとき、救世主が現れ、世の中を救い、人々も悔い改め、世の中は再び正しき方向に戻る。」という不吉な予言をした。
これまで第二次世界大戦はあったが、人口が半分にまで減る事態は起きていない。予言が外れたのか、それともこれから起こるのか? 的中率は未知数と言わざるをえない。

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