・秋晴れの日の午前9時半頃の公園にて
《ハクセキレイさんとの会話》
ハクセキレイさんが芝生で何かをつついていました。
私「今、朝の食事中なの?」
ハクセキレイ「もう食べた」
そう言って、ハクセキレイさんは近くにいたもう一羽のハクセキレイさんの方へ行きました。
その翌々日…。
・郊外にて
《ハクセキレイさんとの会話》
私「急に寒くなったね」
ハクセキレイ「寒くないよ」
私「もう、冬羽になって暖かいんだね」
ハクセキレイ「よくわかんない」
そう言って、ハクセキレイさんは飛んでいきました。
・曇り空の午前中の低い山にて
《ヤマガラさんとの会話》
ヤマガラ「ニーニーニー」
私が鳴き声のする方を見たら、10羽以上のヤマガラさんがいました。
ヤマガラさんは口にドングリらしきものをくわえていました。
また、ヤマガラさんは樹木の枝に留まって、何やらコンコンと音を立てていました。
私はヤマガラさんが木の実を割って食べているのだと思いました。
私「ちょっとお話してもいい?」
ヤマガラ「いいよ。何?」
私「今、食事中なの?」
この時はすでに早朝ではなかったので、私は一昨日、ハクセキレイさんに聞いたような答えが返ってくると思っていました。
ヤマガラ「貯食だよ」
私「(心の中で)貯食?!」
私は少し考えてから、なるほどと思いました。
私「つまみ食いしながら、貯食ができるね」
ヤマガラ「そうだね。つまみ食いしながら貯食してるよ(少笑)」
その後も彼らはせっせと貯食にいそしんでいました。
彼らと別れた後、貯食はどこに置いておくのだろうか、そして、木の実の殻を割って保存したら、木の実は腐ってしまうのではないだろうかという疑問がわいてきました。
そこで私は帰宅してから、図鑑でヤマガラさんの貯食について調べてみました。
すると、ヤマガラさんは木の実を樹木の割れ目などに隠しておくことが分かりました。
なるほど、だからヤマガラさんたちはあちこちで、コンコンと音を立てて、木の実を樹木の割れ目に入れていたのだと思いました。
ようやく、彼らの行動の謎が解けて、合点がいき、スッキリしました。
さらに、その翌日…。
・小雨模様の午前中の河川敷にて
《コガラさん、シジュウカラさん、エナガさんなどの混群との会話》
私「混群なんだね」
小鳥たち「そうだよ」
私「どこかからやってきたの?」
小鳥たち「うん。他の場所から来たよ」
この時、私は彼らはそう遠くない所からやってきたように感じました。
そして、またどこかへ行くようにも思いました。
私「どうもありがとう。バイバイ」
と言って、私はその場を去りました。
貯食といい、混群といい、雪におおわれてしまうこの地域で、冬を乗り越えるための準備や工夫をしている彼らの行動に頭が下がりました。
そして、私も彼らに見習って何かをしなければいけないような気持ちになりました。
いずれにしても、忙しい中、お話してくれてどうもありがとう(^-^)♪
とても楽しい時間を過ごすことができました。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image