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2019年01月10日
恐怖の初ラマザン
どうもメルハバ!
今回はラマザンについて僕の体験したことになります。まだ読んでない方は、前回のブログを読むことをオススメします。
↓↓
https://fanblogs.jp/emirturkiye/archive/57/0
僕にとってのラマザンは、その年ごとに忘れられない思い出やハプニングがいっぱいです。
今回何よりもまず先に挙げたいのは、記念すべきトルコ生活最初のラマザン初日に味わった恐怖についてです。
それは夜中のだいたい2:30くらいだったと思います。僕は寝ていましたが、ふと何かの物音に気付いて目が覚めます。
それは何だか太鼓のような音で、ドンタタドンタタと遠くからですがかなり大きな音が聞こえてきます。
正直こんな時間にどこのアホだと思いました。夜中にあんなうるさい太鼓叩いてるとか、トルコはこんなに非常識な国なのかよ。。。と思いましたし、しかも僕の住んでいたアパートのすぐ横には、イスタンブール警察庁があるので尚更不思議でした。ていうか警察に電話しようかと思ったくらいです。
とか考えていたところ、何だか次第に音が大きくなってきました。
え?ちょっと待って近づいてきてるじゃん!
急いでベランダに出ると、通りの向こうから爆音太鼓を叩きながら歩いてくるヤツがいるじゃありませんか!
↑↑
もうまんまこれです。こんな感じで近所を練り歩いてます。
そして僕のアパートにどんどん近づいてきます。もう本当にパニックになりました。何か変な集会始める為にアパートを歩き回ってるんじゃないかと思い、本当に怖かったので木刀持って部屋でじっと待ち構えてました。
冗談抜きで、家まできたらどうしようと思いながら息を殺して待っていると、アパートを通りすぎて行きました。
フゥ〜とデカイため息をつき、再びベランダに出て確認すると、別な通りに入って行くのが見えました。それで寝ようと思いましたが、もう心臓バクバクでその日は全く眠れませんでした。
次の日、会社に行ってトルコ人の同僚達に話すと
全・員・大・爆・笑
訳を聞くと、その爆音太鼓の男はラマザン名物の目覚まし係なんだということが分かり、僕は衝撃を受けました。昔、アラームなんてない時代、日の出前の食事(サフル)を食いっぱぐれないように、町内を太鼓を叩きながら練り歩く伝統が今でも残っているんです。確かに目覚まし係が通った後は、通りのアパートの部屋という部屋に明かりがついていました。
「そんなの常識だぞ。当たり前だよなぁ?」
「誰も彼に教えてあげなかったの?かわいそうww」
とか好き勝手言ってましたが、そんなことよりも更に驚いた同僚の一言があります。
「これから一か月間ずっと同じ時間にやってくるよ」
は??
「しかも月に2回、起こしてあげてるお礼としてお金徴収しに来るよ」
ふっざけんなww
後日、本当に家まで太鼓もった兄ちゃんがお金を取りに来ましたが、何も分からない外国人のフリしてやり過ごしました。ていうか睡眠を邪魔されたこちらとしては、払いたいという気持ちは全くないです。
まぁ、その後のラマザン、特に結婚してからは、伝統ということでチップ程度の金額は渡すようになりましたが。。。
これが僕が衝撃を受けたラマザンの思い出その@です。ただ、今ではその音すら懐かしいです。2年目からは、これが来るとラマザンが始まったという雰囲気になるので、無ければ無いで物足りないです。今でもこの文化はあるものの、年々やる人が少なくなってきたり、騒音として認識する人も増えてきたので年々減っているようです。特に金持ちが住んでるエリアではまず許可しません。もったいないですね。
日本ではありえないことなので、このカルチャーショックは相当なものでした。でも、それはそれで外国に住んでいるんだなという気分にもなったので、これはこれで今ではいい思い出です。また是非、トルコ戻った時はこの太鼓の音で目を覚ましてみたいものです。
次回もまたラマザン関連のことを書きます。次回は断食明けの楽しい食事「イフタル」についてです。
それではホシュチャカルン!
お名前.com
今回はラマザンについて僕の体験したことになります。まだ読んでない方は、前回のブログを読むことをオススメします。
↓↓
https://fanblogs.jp/emirturkiye/archive/57/0
僕にとってのラマザンは、その年ごとに忘れられない思い出やハプニングがいっぱいです。
今回何よりもまず先に挙げたいのは、記念すべきトルコ生活最初のラマザン初日に味わった恐怖についてです。
それは夜中のだいたい2:30くらいだったと思います。僕は寝ていましたが、ふと何かの物音に気付いて目が覚めます。
それは何だか太鼓のような音で、ドンタタドンタタと遠くからですがかなり大きな音が聞こえてきます。
正直こんな時間にどこのアホだと思いました。夜中にあんなうるさい太鼓叩いてるとか、トルコはこんなに非常識な国なのかよ。。。と思いましたし、しかも僕の住んでいたアパートのすぐ横には、イスタンブール警察庁があるので尚更不思議でした。ていうか警察に電話しようかと思ったくらいです。
とか考えていたところ、何だか次第に音が大きくなってきました。
え?ちょっと待って近づいてきてるじゃん!
急いでベランダに出ると、通りの向こうから爆音太鼓を叩きながら歩いてくるヤツがいるじゃありませんか!
↑↑
もうまんまこれです。こんな感じで近所を練り歩いてます。
そして僕のアパートにどんどん近づいてきます。もう本当にパニックになりました。何か変な集会始める為にアパートを歩き回ってるんじゃないかと思い、本当に怖かったので木刀持って部屋でじっと待ち構えてました。
冗談抜きで、家まできたらどうしようと思いながら息を殺して待っていると、アパートを通りすぎて行きました。
フゥ〜とデカイため息をつき、再びベランダに出て確認すると、別な通りに入って行くのが見えました。それで寝ようと思いましたが、もう心臓バクバクでその日は全く眠れませんでした。
次の日、会社に行ってトルコ人の同僚達に話すと
全・員・大・爆・笑
訳を聞くと、その爆音太鼓の男はラマザン名物の目覚まし係なんだということが分かり、僕は衝撃を受けました。昔、アラームなんてない時代、日の出前の食事(サフル)を食いっぱぐれないように、町内を太鼓を叩きながら練り歩く伝統が今でも残っているんです。確かに目覚まし係が通った後は、通りのアパートの部屋という部屋に明かりがついていました。
「そんなの常識だぞ。当たり前だよなぁ?」
「誰も彼に教えてあげなかったの?かわいそうww」
とか好き勝手言ってましたが、そんなことよりも更に驚いた同僚の一言があります。
「これから一か月間ずっと同じ時間にやってくるよ」
は??
「しかも月に2回、起こしてあげてるお礼としてお金徴収しに来るよ」
ふっざけんなww
後日、本当に家まで太鼓もった兄ちゃんがお金を取りに来ましたが、何も分からない外国人のフリしてやり過ごしました。ていうか睡眠を邪魔されたこちらとしては、払いたいという気持ちは全くないです。
まぁ、その後のラマザン、特に結婚してからは、伝統ということでチップ程度の金額は渡すようになりましたが。。。
これが僕が衝撃を受けたラマザンの思い出その@です。ただ、今ではその音すら懐かしいです。2年目からは、これが来るとラマザンが始まったという雰囲気になるので、無ければ無いで物足りないです。今でもこの文化はあるものの、年々やる人が少なくなってきたり、騒音として認識する人も増えてきたので年々減っているようです。特に金持ちが住んでるエリアではまず許可しません。もったいないですね。
日本ではありえないことなので、このカルチャーショックは相当なものでした。でも、それはそれで外国に住んでいるんだなという気分にもなったので、これはこれで今ではいい思い出です。また是非、トルコ戻った時はこの太鼓の音で目を覚ましてみたいものです。
次回もまたラマザン関連のことを書きます。次回は断食明けの楽しい食事「イフタル」についてです。
それではホシュチャカルン!
店内全品ポイント5倍! アザーン目覚まし時計−モスク-緑 / あす楽 価格:2,050円 |
お名前.com
価格:5,929円 |
タグ:ラマザン
ラマザン、断食月について
どうもメルハバ!
今回は僕が経験した「ラマザン」についてです。日本では「ラマダン」と言われてますが、要は断食月です。
このラマザン期間中に行うことは至ってシンプルです。
日の出から日の入りまで一切の飲食を絶ちきるだけです。ね?簡単でしょう?(笑)
てはなぜ断食するのか?目的はいくつかあります。
「我慢することを理解する」
「貧しい人の気持ちを理解するため」
「食べ物が食べれる喜びを再確認するため」
等です。トルコ語で「断食する」ことを「Oruç tutmak (オルチュトゥトゥマク)」と言い、「断食」だけだと「Oruç(オルチュ)」です。これは日没と同時に解除されます。
一つハッキリさせておきますが、1ヶ月間何も飲食しないのではなく、1ヶ月期間中の日中飲食しないだけです。ですので日の出前の早朝と夜は皆ご飯食べます。早朝の食事は「サフル」と言い、これを逃すと日中耐えるのがキツイです。夜ご飯の時間は「イフタル」と言い、これがまたお祭りのようで楽しいので、毎日みんなこれを楽しみに耐えています。
そして実は、我慢するのは飲食だけではありません。怒るのもダメです。ケンカもダメ、相手を傷つけるのもダメだし、ぶっちゃけ性行為もダメです。これらを日没前にやると、ハッキリ言ってその日のオルチュは失敗です。まあ夜になったからって人を傷つけていいとかはもちろん無いですよ。
で、1ヶ月連続で続けないといけないので、1日たりとも気は抜けません。
断食は日の出前の段階から始めます。僕がいた時期のラマザンは、夏の時期の一番キツイ時期でした。毎日だいたい夜中の3:20から始まり、夜の20:50に日の入りを迎えるので、実に17時間半な〜んにも口にしません。
まあ間に寝る時間があるので、実際は12-13時間くらいです。
このラマザンは、毎年行う時期が変わります。イスラム教独自のヒジュラ歴という暦に沿って行われるので、毎年だいたい10日くらい早まります。ですので時期によっては日没が早い冬に行う場合もあり、その場合は少しだけ楽になります。期間も一か月あるので、毎日数分時間が変わります。
ちなみに世界で一番長く断食しなきゃならないのは北欧に住んでる人達で、約20時間、ひょっとしたらそれ以上だったかもしれませんが、一日のほとんどを断食してるそうです。なぜなら白夜でほとんど日が落ちないからです。
これはトルコにいたときニュースで、「世界で一番尊敬すべきラマザンを過ごす同胞」みたいなタイトルで紹介され、スウェーデンに住んでるトルコ人達を紹介してました。20時間ですよ?信じられますか?日本で普通に生活していて、20時間も飲み食いできないなんて状況は滅多にないでしょう。
もう彼らには脱帽するしかありませんが、彼らにとってはそれが当たり前になります。
このオルチュは皆が皆やっている訳ではありませんが、断食してない人達はしている人達の前でご飯を食べたりしません。極力避けます。僕も昔働いてた職場で、同僚のトルコ人が断食しているのでいつも別な場所で食べていました。
が、一度こんなことがありました。
朝バスに乗ってるとき、あろうことか乗客の一人がパンを食べ始めたのです。それを見た乗客達が怒り、バスから叩きだしたのです。あれは端から見て僕も「Ayıp(礼儀知らず)」だなと思いました。わざわざ見せつけるように食べていたので、見ていて見苦しかったです。
バスのエピソードはまだあります。
これはいい話で、ある日バスに乗っていて日没の時間になると、突然バスの運転手がバスを停めて降りて行ってしまいました。どうしたのかと思ったら、近くのコンビニ的なところからパンとジュースを買って来たのです。それで食べながら運転を再開するんですが、誰も咎めません。日本だったらクレーム沙汰でしょう。しかも妻が言うには、買ってきた食べ物を乗客に分け与えることもあるんだとか。素晴らしいことです。
トルコの面白いところは、国民の9割がイスラム教徒でありながら、やっている人は半々位なんじゃないかと思います。やらない人は、日中でも普段通りご飯食べるし、人によってはお酒も飲みます。しかし、最近のトルコはそういう人達を忌み嫌う風潮になりつつあるように思います。宗教の強制というのは、本来イスラム教の教えに反することなのですが、きちんと行っている自分たちが正しいから何をしてもいい的な考えを持つ人も残念ながらいます。
一度ひどいニュースを目にしました。
ある韓国人が経営しているバーに、ラマザン中にお酒を提供しているとのことで、数人の男が押しかけてお店を滅茶苦茶にしていったのです。その韓国人はあまりのショックに、泣きながら店をしめて母国に帰っていったそうです。見ていて痛々しかったし、外国人だから何も言い返せないだろうとタカをくくってやったのは明白なのがまた胸糞悪い事件でした。なぜなら期間中にお酒を提供しているバーなんてごまんとあるからです。トルコ人が経営しているお店だったら、言い返すと面倒なことになるから絶対に押し入らないでしょう。
お店といえば、この期間中は流石に食事をする人が少なくなるので、レストランが閉まっている確率が高いです。ショッピングモール内にあるレストランは開いていますが、個人経営のお店はほとんど閉めます。それは田舎に行くほど顕著で、一度カッパドキアのウルギュップに行ったときは広場にあるお店がすべて閉まっていました。
終わりが近づいてくるころ、ラマザン月の中で一番大切な「カディル・ゲジェスィ」がという日があります。この日は一か月の中で一番神聖な日で、「千の日よりも重要な一日」と言われています。この日に断食する者の願いは全て受け入れられるとも言われ、普段断食をしない人でもこの日はする、という人がいます。僕も興味本位で一度やってみたいと相談したら、友達の勧めで人生で初の断食はこの日に行いました。
僕はこの断食は、日本の人も一度やってみるべきじゃないかと思います。そうすれば、食べ物の有難さを再確認し、心がもっと豊かになるんじゃないかと思っています。日中我慢し、夜のご飯を一口食べた時の感動は忘れがたい思い出です。今回はラマザンの概要+αを説明しましたが、次回は僕の初断食の体験等を含めて更に驚きのラマザンをお届けします。
どうぞお楽しみに!それではホシュチャカルン!
お名前.com
今回は僕が経験した「ラマザン」についてです。日本では「ラマダン」と言われてますが、要は断食月です。
このラマザン期間中に行うことは至ってシンプルです。
日の出から日の入りまで一切の飲食を絶ちきるだけです。ね?簡単でしょう?(笑)
てはなぜ断食するのか?目的はいくつかあります。
「我慢することを理解する」
「貧しい人の気持ちを理解するため」
「食べ物が食べれる喜びを再確認するため」
等です。トルコ語で「断食する」ことを「Oruç tutmak (オルチュトゥトゥマク)」と言い、「断食」だけだと「Oruç(オルチュ)」です。これは日没と同時に解除されます。
一つハッキリさせておきますが、1ヶ月間何も飲食しないのではなく、1ヶ月期間中の日中飲食しないだけです。ですので日の出前の早朝と夜は皆ご飯食べます。早朝の食事は「サフル」と言い、これを逃すと日中耐えるのがキツイです。夜ご飯の時間は「イフタル」と言い、これがまたお祭りのようで楽しいので、毎日みんなこれを楽しみに耐えています。
そして実は、我慢するのは飲食だけではありません。怒るのもダメです。ケンカもダメ、相手を傷つけるのもダメだし、ぶっちゃけ性行為もダメです。これらを日没前にやると、ハッキリ言ってその日のオルチュは失敗です。まあ夜になったからって人を傷つけていいとかはもちろん無いですよ。
で、1ヶ月連続で続けないといけないので、1日たりとも気は抜けません。
断食は日の出前の段階から始めます。僕がいた時期のラマザンは、夏の時期の一番キツイ時期でした。毎日だいたい夜中の3:20から始まり、夜の20:50に日の入りを迎えるので、実に17時間半な〜んにも口にしません。
まあ間に寝る時間があるので、実際は12-13時間くらいです。
このラマザンは、毎年行う時期が変わります。イスラム教独自のヒジュラ歴という暦に沿って行われるので、毎年だいたい10日くらい早まります。ですので時期によっては日没が早い冬に行う場合もあり、その場合は少しだけ楽になります。期間も一か月あるので、毎日数分時間が変わります。
ちなみに世界で一番長く断食しなきゃならないのは北欧に住んでる人達で、約20時間、ひょっとしたらそれ以上だったかもしれませんが、一日のほとんどを断食してるそうです。なぜなら白夜でほとんど日が落ちないからです。
これはトルコにいたときニュースで、「世界で一番尊敬すべきラマザンを過ごす同胞」みたいなタイトルで紹介され、スウェーデンに住んでるトルコ人達を紹介してました。20時間ですよ?信じられますか?日本で普通に生活していて、20時間も飲み食いできないなんて状況は滅多にないでしょう。
もう彼らには脱帽するしかありませんが、彼らにとってはそれが当たり前になります。
このオルチュは皆が皆やっている訳ではありませんが、断食してない人達はしている人達の前でご飯を食べたりしません。極力避けます。僕も昔働いてた職場で、同僚のトルコ人が断食しているのでいつも別な場所で食べていました。
が、一度こんなことがありました。
朝バスに乗ってるとき、あろうことか乗客の一人がパンを食べ始めたのです。それを見た乗客達が怒り、バスから叩きだしたのです。あれは端から見て僕も「Ayıp(礼儀知らず)」だなと思いました。わざわざ見せつけるように食べていたので、見ていて見苦しかったです。
バスのエピソードはまだあります。
これはいい話で、ある日バスに乗っていて日没の時間になると、突然バスの運転手がバスを停めて降りて行ってしまいました。どうしたのかと思ったら、近くのコンビニ的なところからパンとジュースを買って来たのです。それで食べながら運転を再開するんですが、誰も咎めません。日本だったらクレーム沙汰でしょう。しかも妻が言うには、買ってきた食べ物を乗客に分け与えることもあるんだとか。素晴らしいことです。
トルコの面白いところは、国民の9割がイスラム教徒でありながら、やっている人は半々位なんじゃないかと思います。やらない人は、日中でも普段通りご飯食べるし、人によってはお酒も飲みます。しかし、最近のトルコはそういう人達を忌み嫌う風潮になりつつあるように思います。宗教の強制というのは、本来イスラム教の教えに反することなのですが、きちんと行っている自分たちが正しいから何をしてもいい的な考えを持つ人も残念ながらいます。
一度ひどいニュースを目にしました。
ある韓国人が経営しているバーに、ラマザン中にお酒を提供しているとのことで、数人の男が押しかけてお店を滅茶苦茶にしていったのです。その韓国人はあまりのショックに、泣きながら店をしめて母国に帰っていったそうです。見ていて痛々しかったし、外国人だから何も言い返せないだろうとタカをくくってやったのは明白なのがまた胸糞悪い事件でした。なぜなら期間中にお酒を提供しているバーなんてごまんとあるからです。トルコ人が経営しているお店だったら、言い返すと面倒なことになるから絶対に押し入らないでしょう。
お店といえば、この期間中は流石に食事をする人が少なくなるので、レストランが閉まっている確率が高いです。ショッピングモール内にあるレストランは開いていますが、個人経営のお店はほとんど閉めます。それは田舎に行くほど顕著で、一度カッパドキアのウルギュップに行ったときは広場にあるお店がすべて閉まっていました。
終わりが近づいてくるころ、ラマザン月の中で一番大切な「カディル・ゲジェスィ」がという日があります。この日は一か月の中で一番神聖な日で、「千の日よりも重要な一日」と言われています。この日に断食する者の願いは全て受け入れられるとも言われ、普段断食をしない人でもこの日はする、という人がいます。僕も興味本位で一度やってみたいと相談したら、友達の勧めで人生で初の断食はこの日に行いました。
僕はこの断食は、日本の人も一度やってみるべきじゃないかと思います。そうすれば、食べ物の有難さを再確認し、心がもっと豊かになるんじゃないかと思っています。日中我慢し、夜のご飯を一口食べた時の感動は忘れがたい思い出です。今回はラマザンの概要+αを説明しましたが、次回は僕の初断食の体験等を含めて更に驚きのラマザンをお届けします。
どうぞお楽しみに!それではホシュチャカルン!
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