1位はアルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』

英国映画協会(BFI)発行の機関雑誌「サイト・アンド・サウンド」が2012年版の＜史上最高の映画＞の投票結果を発表した。 これは10年に1度、世界中の映画評論家を対象にアンケートを実施、投票する。 今回は、846人の評論家や研究者、映画祭プログラミング担当、配給会社スタッフが投票したとのこと。

今回は1位に1958年のアルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』、2位に1941年のオーソン・ウェルズ監督の『市民ケーン』、3位に1953年の小津安二郎監督の『東京物語』という結果となった。 これまではオーソン・ウェルズ監督の『市民ケーン』が不動の1位だったが、今回は2位となった。
また映画監督のみの投票では、1位が『東京物語』という結果になった。 投票に参加した監督は、マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、クエンティン・タランティーノ、ウッディ・アレン、マイク・リー、などと錚々たる面子。

評論家の投票結果
1	1958	『めまい』 アルフレッド・ヒッチコック
2	1941	『市民ケーン』 オーソン・ウェルズ
3	1953	『東京物語』 小津安二郎
4	1939	『ゲームの規則』 ジャン・ルノワール
5	1927	『サンライズ』 F・W・ムルナウ
6	1968	『2001年宇宙の旅』 スタンリー・キューブリック
7	1956	『捜索者』 ジョン・フォード
8	1929	『これがロシアだ (カメラを持った男)』 ジガ・ベルトフ
9	1927	『裁かるゝジャンヌ』 カール・テオドール・ドライエル
10	1963	『8 1/2』 フェデリコ・フェリーニ

映画監督の投票結果
1	1953	『東京物語』 小津安二郎
2	1968	『2001年宇宙の旅』 スタンリー・キューブリック
3	1941	『市民ケーン』 オーソン・ウェルズ
4	1963	『8 1/2』 フェデリコ・フェリーニ
5	1976	『タクシードライバー』 マーティン・スコセッシ
6	1979	『地獄の黙示録』 フランシス・フォード・コッポラ
7	1972	『ゴッドファーザー』 フランシス・フォード・コッポラ
8	1958	『めまい』 アルフレッド・ヒッチコック
9	1974	『鏡』 アンドレイ・タルコフスキー
10	1948	『自転車泥棒』 ビットリオ・デ・シーカ

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