高級娼婦 Ｘ 女殺し屋 Ｘ 駆け出し私立探偵 どっちが勝つ !?
監督は「イントゥ・ザ・ブルー」のジョン・ストックウェル。 出演はテリー・ギリアム監督の『ローズ・イン・タイドランド』のジャネット・マクティア、イギリス映画『Gone』(2007)のスコット・ミシュロウィック、『テルマ&ルイーズ』でテルマの夫役を演じたクリストファー・マクドナルド等。
娼婦を追って、駆け出し私立探偵と女殺し屋と武器商人の３つ巴バトルをヨーロッパを舞台にコミカルに描いた映画。 映画の雰囲気として「スナッチ」や「レイヤーケーキ」「スモーキン・エース」のような感じ(あくまで雰囲気)。
まず、テンポがよく明るい映画です。長い説明などの台詞はありませんし、ストーリーもいたって単純。単純なのはいいこと。 でも登場人物が多いので要注意。 また明るさの中にも容赦ない殺し屋の拷問や戦闘シーンがあるので、それで引き締まった感じもする。

登場人物もキャラが濃いのが結構いる。 特に女殺し屋の"ヘレン"と、私立探偵の"ジュリアン"(黒人の方)と"デクスター"(片腕の男)。 女殺し屋の礼儀正しい喋り方と、拷問のギャップが恐さを倍増させる。 役者はイギリスのジャネット・マクティア。 長身の巨乳、50過ぎなのにいい動きです。 私立探偵のジュリアンは映画のピエロ役。 クリス・タッカーやエディ・マーフィともろ被りです。 最後のとっておき武器？がまたいい。 これは予想できない････
あと同じく私立探偵のデクスター。 両足と左足がないキャラだが動きが面白い。 ヘレンとの死闘は映像が面白い。 展開がこじ付けっぽいのがちょっと気になるが、中々面白くて楽しい映画です。

value ： ★★★★★★★★☆☆ [ 8 / 10 ]