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2018年06月27日

赤ちゃんにハチミツはいけない?その理由は?




赤ちゃんの離乳食がはじまると、食べさせて良いものと、一定の時期まで危険とされているものがあり、心配になるママやパパは多いのではないでしょうか。「はちみつ」もその一つとして有名ですが、その詳しい理由を知らないことがほとんど。そこで、赤ちゃんがはちみつを食べてもいい時期をはじめ、危険な理由や、食べてしまったときの症状や対処法を含めまとめました。



赤ちゃんにはちみつを食べさせてはいけない理由は?
赤ちゃんがはちみつを食べてはいけないとされている理由は、はちみつに含まれる「ボツリヌス菌」により、「乳児ボツリヌス症」という病気を引き起こしてしまうリスクがあるからです。

ボツリヌス菌は自然界に広く存在している菌の1つです。食中毒の原因となる菌の一種で、酸素を嫌う特徴があることから、普段は「芽胞(がほう)」と呼ばれる卵・種の状態にあります。この状態で食べても症状は現れません。

ただし、1歳未満の赤ちゃんの体の中はボツリヌス菌にとって居心地の良い環境にあり、増殖しやすいといわれています。

はちみつに含まれるボツリヌス菌は極微量で、大人が食べても何の問題もありません。しかし、免疫力が低く、腸内環境が整っていない赤ちゃんが食べてしまうと、万が一ボツリヌス菌が増殖しても威力を食い止めることができず、乳児ボツリヌス症を発症してしまいます。

ボツリヌス菌は、100度の熱でも殺菌することが難しい菌で、殺菌するなら120度で4分以上の加熱が必要です。そのため、熱を通して調理をしても防げないことがあります。

無理に早いうちから食べさせてもリスクが高くなるだけなので、赤ちゃんのうちは、はちみつを食べさせないようにしましょう。



赤ちゃんはいつからはちみつを食べていい?1歳なら大丈夫?
赤ちゃんがはちみつを食べていいのは、1歳になってから。厚生労働省の離乳食の資料(※1)にも、1987年(昭和62年)より「はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため満1歳まで使わない」と記載されています。

乳児ボツリヌス菌を発症しやすい時期は、主に生後3週間〜6ヶ月の乳児といわれています。1歳になるまでには腸内環境が整うことで、微量のボツリヌス菌では発症することはなくなってきます。

しかし、他の食材でアレルギーがある場合は、はちみつを食べさせる前にかかりつけの医師に相談した方が安心ですね。満1歳であっても、まだ離乳食完了期で、やっと食べものにひととおり慣れてきた状態です。赤ちゃんの普段の体質を考慮しながら、はちみつを与える判断をしましょう。

特に食物アレルギーがない場合でも、はちみつを食べさせるときは、体調が良い日を選び、小児科や病院が開いている曜日の午前や昼に少量与えて、様子をみながら慣れさせることが大切ですよ。



赤ちゃんがはちみつを食べるとどんな症状がでるの?
赤ちゃんがはちみつを食べても、全ての赤ちゃんが必ず乳児ボツリヌス症を発症するとは限りません。しかし、筋力低下・哺乳低下などの神経症状を発症してしまった場合は重篤な状態になることが多くあります。

乳児ボツリヌス症にかかると、最初に菌が腸管内で増殖して消化器官が働かなくなり、頑固な便秘などの症状が現れます。この便秘は、3〜5日以上続く傾向があります。

その後、手足を動かさない、首を持ち上げない、顔面の表情が低下するなどの神経麻痺が起こって、体に力が入らなくなり、脱力症状も出てきます。

この神経麻痺が進行すると、呼吸器の神経を麻痺させて無呼吸状態となり、重症化する危険があります。乳児ボツリヌス症を発症した場合は、自然治癒というわけにはいきません。危険な状況を招いてしまうので、症状がみられた場合はすぐに病院を受診しましょう。



赤ちゃんがはちみつを食べてしまったときの対処法は?
ここでは、赤ちゃんがはちみつを食べてしまったときの対処法を含め、ボツリヌス菌の潜伏期間や、注意点をまとめました。

厚生労働省の平成14〜16年の調査によると、日本で市販されているはちみつにボツリヌス菌が含まれる可能性は、最大で6.7%と低い数値になっています(※2)。

しかし、平成29年に東京都内において、はちみつを混ぜた離乳食のジュースを飲んだ1歳未満の乳児が乳児ボツリヌス症を発症し、死亡した事例がありました(※3)。

はちみつにボツリヌス菌が含まれていることはまれであっても、ボツリヌス症を発症しないとは言い切れません。

万が一、赤ちゃんがはちみつを食べてしまった場合は、すぐに症状が出ていなくても、以下の点に気をつけましょう。

ボツリヌス菌の潜伏期間
発症までの潜伏期間が3〜30日と長期にわたるので、3日以上便秘が続くなどボツリヌス症の消化器系の症状が現れないかを継続的にチェックする必要があります。少しでも普段と違う様子があれば小児科を受診しましょう。

赤ちゃんがはちみつを食べたときの対処法

● 口内や体、手についたはちみつを拭く
● 母乳やミルク、水などを飲ませる
● 無理やり吐かせない(咳込みの原因になる)


赤ちゃんがはちみつを食べた後の注意点

● 生後6ヶ月未満の赤ちゃんは特に免疫力が弱いので、便秘が3日続いたら小児科を受診する
● 生後6ヶ月以上であれば、食後1ヶ月間は症状が現れないか、注意深く様子をみる




赤ちゃんが満1歳になるまでははちみつを控えましょう
はちみつは健康に良いものですが、1歳未満の赤ちゃんにはくれぐれも食べさせないように気をつけてくださいね。

外食したときや市販の食品には、思いがけずはちみつが原材料として含まれている場合もあります。はちみつ単体だけでなく、はちみつを含んだ食品にも注意が必要ですよ。

微量であればほとんど問題はありませんが、たった数回だけ問題がなかったとしても、この時期の赤ちゃんは消化器官が未発達で安定していません。「1回食べて問題なかったからもう大丈夫」とはならないので、満1歳までは特に気をつけてくださいね。







※1 厚生労働省 U離乳編
※2 厚生労働省「ボツリヌス菌汚染実態に係るデータ」
※3 厚生労働省「蜂蜜を原因とする乳児ボツリヌス症による死亡事案について 」
posted by 新山 at 09:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 離乳食
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