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2020年07月01日
ホンダ S660(α/MT 3年目のオーナーズレポート その1)内外装 編 [Honda S660]
S660が発売されてから、早いもので5年が過ぎました。
久々のスポーツモデルと言う事もあり、
全国のホンダディーラーで試乗車も用意され、大々的に試乗キャンペーンも開催されました。
この時に試乗された方も多いのではないでしょうか。
先日初のマイナーチェンジもあり、中古車の方も安定して流通しております。
筆者はそんなS660を約3年間所有しております。
今回から、[内外装]・[走りとカスタム]と2回に分けて、
S660について紹介したいと思います。
1回目の今日は、[エクステリアとインテリア]の感想を書かせて頂きます。
まずは特徴的なエクステリアから見ていきましょう!
筆者のS660、プレミアムビーチブルー・パールのαグレード(MT)です。
今となっては懐かしい、納車直後の画像となります
S660と言えば、白や黄色を思い浮かべる方が多いと思います。
残念ながらMCで廃盤になってしまいましたが、このS660専用色の青も良い色ですよ
明るくフレンチなブルーパールは本当に色鮮やかで、S660によく似合います。
黄色いナンバプレートでも違和感ないですね。
ネット画像のS660って、大きく見えますよね?でも実物は‥
うん、これぐらいの大きさです!
軽規格ですから、可愛いサイズですね
でも間近でよく見ると、おもちゃっぽさは微塵もありません。
インテリアもですが、全体的に軽自動車とは思えない造りになっています。
ちっちゃいですがスポーツカー然とした佇まいは、
眺めているだけで所有欲が満たされますね。
アルミホイールはMR駆動車らしく、前15インチと後16インチの異径サイズです。
最低地上高も12cmと低く、フロント以外のエアダクトは単なるダミーではなくきちんと穴が開いています。
ドアハンドルやサイドミラーの形状も、空力抵抗を減らす為によく考えられていますね。
外から見ると、低くて狭くて乗り降りし難そう!と思いがちですが‥
実はそうでも無いんです!
実際に乗り込むと、座面の低さにビックリすると思います
少し前までS2000にRECAROのフルバケ(TS-G)を入れて乗っていました。
純正シートなのにそれと変わらない低さでした。
低いと言ってもドア開口部が広いので、乗り降りはそこまでし難くは無いですよ。
筆者の身長は184cmと大きいです。
しかし足下のスペースが軽とは思えないほど広く、
奥行きがあるお陰で普通に乗降できます。
ただし運転席に座ると、頭上の余裕は3cmほどしかありません。
助手席だけは奥行きが若干スポイルされるので、運転席よりは狭いです。
運転席から見ると助手席の人は少し窮屈に見えます
ステアリングは専用のDカット型のφ350mmサイズで、
握った感触もほどよい堅さで扱いやすいです。
チルト(上下)はするものの、テレスコピック( 前後)無しなのが残念です。
とは言っても、無くても困った事はありません
車内が狭いせいか夏場のエアコンの効きが素晴らしく、
ものの数秒で車内を冷やしてくれます!
ペダルの配置も違和感なくやりやすいです。
ヒールトゥをする場合はブレーキペダルが少し低くて小さめなので、
慣れるまではやり難いかも知れませんね。
それにしても、今見ても内装の質感が高いですね。
特にシートには、普通車よりお金が掛かっています。
レザーとスエードの表皮の質はもちろん、クッションが分厚くゆったり快適なのに座面が低いです。
運転席の足下の広さと相まって、座ると軽自動車らしさはまったく感じません。
あとは電動リヤウインド下のコンビニフックと1人分のドリンクホルダー。
無いよりましレベルで使い勝手は非常に悪いです。
ドリンクホルダーは助手席側の足下に「自転車用のドリンクホルダー」がボルト留め出来ます。
ディーラーオプションでもありますが高いので、
汎用の自転車用ホルダーを購入するのがお勧めです。
ここまで良いこと尽くしでしたが‥
唯一の欠点はドア内張のドアノブがあるパネルです。
ここはドアパネル一体式のカーボン調プラスチックで、見た目も手触りも非常に安っぽいです。
爪など硬い物が当たると、すぐに白くなり傷が付いてしまいます。
小傷防止の為にも、オプションの「Modulo / Honda Access製ドアライニングパネル」をお勧めします。
運転中に常に肘が触れる部分ですし、予算に余裕があれば装着したいですね。
あとシートベルトが自動で戻り難いです。
慣れない内はバックルをドアに挟んでしまいがちです。
傷が付いちゃうので気をつけてください。
かれこれ3年もS660を所有して思うのは、やはり人を選ぶ車だな‥と言うことです。
ツーシーターに慣れていても、トランクが無いとここまで不便になるのか‥とつくづく思いました。
フロントの幌収納スペースが小さいながらもトランク代わりにはなりますが、
涼しい季節でも45℃前後、夏場では50℃は超えます。
食品を購入する場合、助手席を荷物スペースにしないと厳しいですね。
助手席に人を乗せる場合、運転席に比べて狭いので小柄な方でないと長時間は厳しいです。
やはり割り切って買い物は1人で済ませ、2人の時はドライブを楽しむ車かなって思います。
しかしながら筆者のように、セカンドカーとして走りやカスタムを思いっきり楽しみたい!
‥と言う方には最高の1台になると思います
次回は筆者が辿ったモデファイの歴史、レビューを交えて書かせて頂きます。
久々のスポーツモデルと言う事もあり、
全国のホンダディーラーで試乗車も用意され、大々的に試乗キャンペーンも開催されました。
この時に試乗された方も多いのではないでしょうか。
先日初のマイナーチェンジもあり、中古車の方も安定して流通しております。
筆者はそんなS660を約3年間所有しております。
今回から、[内外装]・[走りとカスタム]と2回に分けて、
S660について紹介したいと思います。
1回目の今日は、[エクステリアとインテリア]の感想を書かせて頂きます。
まずは特徴的なエクステリアから見ていきましょう!
■S660 エクステリア
筆者のS660、プレミアムビーチブルー・パールのαグレード(MT)です。
今となっては懐かしい、納車直後の画像となります
S660と言えば、白や黄色を思い浮かべる方が多いと思います。
残念ながらMCで廃盤になってしまいましたが、このS660専用色の青も良い色ですよ
明るくフレンチなブルーパールは本当に色鮮やかで、S660によく似合います。
黄色いナンバプレートでも違和感ないですね。
ネット画像のS660って、大きく見えますよね?でも実物は‥
うん、これぐらいの大きさです!
軽規格ですから、可愛いサイズですね
でも間近でよく見ると、おもちゃっぽさは微塵もありません。
インテリアもですが、全体的に軽自動車とは思えない造りになっています。
ちっちゃいですがスポーツカー然とした佇まいは、
眺めているだけで所有欲が満たされますね。
アルミホイールはMR駆動車らしく、前15インチと後16インチの異径サイズです。
最低地上高も12cmと低く、フロント以外のエアダクトは単なるダミーではなくきちんと穴が開いています。
ドアハンドルやサイドミラーの形状も、空力抵抗を減らす為によく考えられていますね。
■S660 インテリア
外から見ると、低くて狭くて乗り降りし難そう!と思いがちですが‥
実はそうでも無いんです!
実際に乗り込むと、座面の低さにビックリすると思います
少し前までS2000にRECAROのフルバケ(TS-G)を入れて乗っていました。
純正シートなのにそれと変わらない低さでした。
低いと言ってもドア開口部が広いので、乗り降りはそこまでし難くは無いですよ。
筆者の身長は184cmと大きいです。
しかし足下のスペースが軽とは思えないほど広く、
奥行きがあるお陰で普通に乗降できます。
ただし運転席に座ると、頭上の余裕は3cmほどしかありません。
助手席だけは奥行きが若干スポイルされるので、運転席よりは狭いです。
運転席から見ると助手席の人は少し窮屈に見えます
ステアリングは専用のDカット型のφ350mmサイズで、
握った感触もほどよい堅さで扱いやすいです。
チルト(上下)はするものの、テレスコピック( 前後)無しなのが残念です。
とは言っても、無くても困った事はありません
車内が狭いせいか夏場のエアコンの効きが素晴らしく、
ものの数秒で車内を冷やしてくれます!
ペダルの配置も違和感なくやりやすいです。
ヒールトゥをする場合はブレーキペダルが少し低くて小さめなので、
慣れるまではやり難いかも知れませんね。
それにしても、今見ても内装の質感が高いですね。
特にシートには、普通車よりお金が掛かっています。
レザーとスエードの表皮の質はもちろん、クッションが分厚くゆったり快適なのに座面が低いです。
運転席の足下の広さと相まって、座ると軽自動車らしさはまったく感じません。
あとは電動リヤウインド下のコンビニフックと1人分のドリンクホルダー。
無いよりましレベルで使い勝手は非常に悪いです。
ドリンクホルダーは助手席側の足下に「自転車用のドリンクホルダー」がボルト留め出来ます。
ディーラーオプションでもありますが高いので、
汎用の自転車用ホルダーを購入するのがお勧めです。
ここまで良いこと尽くしでしたが‥
唯一の欠点はドア内張のドアノブがあるパネルです。
ここはドアパネル一体式のカーボン調プラスチックで、見た目も手触りも非常に安っぽいです。
爪など硬い物が当たると、すぐに白くなり傷が付いてしまいます。
小傷防止の為にも、オプションの「Modulo / Honda Access製ドアライニングパネル」をお勧めします。
運転中に常に肘が触れる部分ですし、予算に余裕があれば装着したいですね。
あとシートベルトが自動で戻り難いです。
慣れない内はバックルをドアに挟んでしまいがちです。
傷が付いちゃうので気をつけてください。
■S660 内外装 総評
かれこれ3年もS660を所有して思うのは、やはり人を選ぶ車だな‥と言うことです。
ツーシーターに慣れていても、トランクが無いとここまで不便になるのか‥とつくづく思いました。
フロントの幌収納スペースが小さいながらもトランク代わりにはなりますが、
涼しい季節でも45℃前後、夏場では50℃は超えます。
食品を購入する場合、助手席を荷物スペースにしないと厳しいですね。
助手席に人を乗せる場合、運転席に比べて狭いので小柄な方でないと長時間は厳しいです。
やはり割り切って買い物は1人で済ませ、2人の時はドライブを楽しむ車かなって思います。
しかしながら筆者のように、セカンドカーとして走りやカスタムを思いっきり楽しみたい!
‥と言う方には最高の1台になると思います
次回は筆者が辿ったモデファイの歴史、レビューを交えて書かせて頂きます。
2020年06月22日
今更ですが‥ Honda シビックセダン(MC前)に試乗!!(2020.06.22)
もうすぐ販売終了となります、Hondaのシビックセダン。
個人的にハッチバックより好みで気になる車でした。
先日行きつけのディーラーさんの前を通りかかった時、MC前の型でしたが試乗車がありました。
ディーラーさんのご厚意で、記念に試乗させて頂きました。
約1時間半、走行距離にして60km弱走ってみました。
欧州車のような剛性感と俊敏な走りで、久々に運転していてわくわく出来る車です。
あと車高も座位も低く、スポーティで見た目がカッコいい!
信号待ちでガラスに映ったシビックセダンの佇まいを見て、思わずニヤニヤしてしまいました。
エンジンは1.5LのVTEC TURBOで、最大出力が173PS/5500rpm 最大トルクが22.4kgf/1700-5500rpmのスペックです。
試乗車は本革パワーシート仕様でしたので、1320kgの車体となります。
ボディサイズは少し前のクラウン並の大きさです。
フロントの見切りが良くボンネットの膨らみを目安にすれば、車幅も非常に掴みやすかったです。
リアが絞り込まれたクーペライクなスタイルなので、バック時にはバックモニターが無いと車両感覚が掴み難いと感じました。
そのスタイリングは素晴らしく全高の低さがサイドのラインで強調され、なかなかに惹きつけられる物があります。
加速は必要にして十分速いです。ただし排気量が小さい為めか、デジタルメーターの速度表示と実速度に若干のタイムラグが感じられました。
メーター中央に瞬間燃費計が付いていますが、少しでもアクセルを緩めるとMAX(40km/L超)まで振り切ります。
逆に少しでも踏み込むと5〜10km/L表示くらいまで一瞬戻って、そこからじわじわと上がってくる感じでした。
CVTながらレスポンスがかなりリニアですね。
よくあるCVT特有のもっさり感が全く感じられない、上手い味付けになってました。
車内は若干ですがロードノイズが少し気になりました。
でもオプションの17インチでしたので、今思うとタイヤサイズを考えたら静かな方ですね。
風切り音も無く静粛性は1クラス上のアコード並に高かったです。
電動シートなので着座位置をかなり低くでき、まるでクーペに乗っているような感じに思えました。
質感は悪くないものの本革の生地が若干薄く感じられた点と、メモリー機能が無かったのが惜しまれます。
内装は皆さん仰られている通りです。ナビ周りの素材がプラスチッキーなのと、ステアリングスイッチ周りの造りが残念ですね。
ステアリング自体は造りも良く、フィット等とは明らかに違う確りした革生地を使用されてました。
日本でも海外仕様で標準装備のナビ一体式のディスプレイさえ装備してくれれば‥と、残念で仕方がありません。
もしオプションであったら‥!と思わずには居られませんでした。
シビックセダンの燃費はカタログで19.4km/のレギュラー仕様です。
ボディサイズと排気量を考えると優秀な部類だと思います。
同クラスのインプレッサG4やカローラースポーツと比べても、1〜2割良い数字ですね。
実際に流れに乗って高低差の少ないバイパスや国道を走らせると、メーター表示で23~24km/Lを表示していました。
今日は涼しかったので、エアコン無しでの燃費です。
なんにしてもシビックセダン、本当に良い車です。
でも日本ではセダンは人気が無いので、今でも殆ど見かけません。
しかし実際に乗ってみると、世界的には大ヒットしているのも頷ける出来映えでした。
シビックセダン、ハッチバックと違って中古の相場は異様に安い‥!
車検前に何か下取り出して買い換えるのもありかも!!
セカンドカーのS660査定して、もし高かったら貰おうかな〜なんて、つい思っちゃいました(°°;)
2020年06月19日
ダイハツ 新型TAFT タフトGターボ 試乗!(2020.06.19)
今月10日発売された、ダイハツの新型SUV タフト!
かつてのネイキッド復活を思わせる、無骨なSUVスタイルが新しいですね。
全グレード標準装備のスカイフィールトップが、今までに無い開放感を感じさせてくれます。
タント・ロッキーに続き、ダイハツの新しいプラットフォームDNGAを採用した新型タフト。
その存在感の溢れる無骨なスタイルに、益々期待が高まります。
今回の試乗車はタフト GターボのFFモデル。
まずはTAFTのフロントエクステリアから見ていきましょう。
■フロント エクステリア
試乗車はディーラーオプションの「メッキパック」が施された「レイクブルーメタリック」のGターボです。
メッキのフードガーニッシュとバックドアガーニッシュが装着されています。
このメッキガーニッシュがあると精悍になり、大分イメージが変わりますね!
今までどのメーカーの軽自動車も、必ずフロントドア付近に直接キーロックの鍵穴が開いていました。
しかしダイハツは新型タントから普通車同様、ドアノブ側に鍵穴があけられています。
また、従来のダイハツ車はドアロックを開閉するのに、ゴムに覆われたスイッチを押す必要がありました。
TAFTはドアノブに軽く触れるだけで開閉可能となります。
細かい部分ではありますが、この部分は軽自動車だから仕方が無いと諦めていたのも事実。
他メーカーさんにもぜひ採用して欲しいですね!
ワイパー部分です。
助手席側は廃熱用のダクトとなります。
遊び心がありますね!
標準装備となるルーフレールは後ろ側半分だけです。
前側はTAFTの売りの1つである、ガラスルーフがあるのでレールは途切れています。
この部分を開閉出来るようにして欲しい!と言う要望も中にはあるみたいですが、
ルーフとボディが接着されないと、当然ながらボディの剛性が極端に低くなります。
ルーフ周辺にモーターの設置や補強も必要となり、確実に重心が上がって車重も大幅に増えてしまいます。
よくフランス車にガラスルーフの設定がありますが、同じ様に開閉不可なのは上記の理由がある為です。
■インテリア
スカイフィールトップ(スーパーUV&IRカット機能/シェード付)です。
IRカットとありますが、試乗路の気温が晴天の30度だったこともあり、
シェードを開けたままでは、じりじりとした日差しを感じました。
シェードを閉じてしまえば遮断され、さほど暑さは感じません。
夏の日中は閉じたままの方が良いかも知れませんね。
夜になって前席の背もたれをを倒し、星空を見るのはありかも知れません。
メタリックオレンジの差し色が素敵ですね。
シートのステッチもオレンジで統一されています。
自発光のメーターもよく出来ていて、少し前に試乗したヤリスより液晶が見やすく高級感も感じました。
プラスチック部分のシボや質感は、ほぼロッキーと同等に思えました。
ステアリングスイッチもよく出来ています。
スイッチ類がぱっと見て判りやすく、押しやすい位置にありました。
最近乗ったヤリスやFit、ハスラーやN-BOXと比べても、タフトの方が使いやすいと思います。
あとオプションの9インチのスマホ連携ディスプレイオーディオが付いていましたが。
これが後付け感がまったくなく、軽自動車には場違いなほど大きく存在感がありました。
カローラスポーツからトヨタがディスプレイオーディオを推していますが、そちらと比べて解像度も高く凄く好印象でした。
ナビはスマホのものを写す形にはなりますが、
フルセグにbluetooth、ラジオやアプリ連携機能も付いて82,500円は悪くないと思います!
後部座席はリクライニング等はできませんが、広さは十分にあります。
リヤドアの内張形状がちょっと特殊なのは、背もたれを倒した時に荷室を隙間無く埋める為となります。
ドア下にドリンクホルダーが2個づつ付いているのも特徴です。
荷室の形状はよく考えられています。
シートバックを倒した状態で、荷物が動いてシート下に落ちない様にドアとの隙間が無くなっています。
今まで大小の荷物を同時に積んだ時にありがちだったのが、
小さな荷物がドアとの隙間から落ち、リヤドアを開けると地面に落ちてくる!
と言ったことが、何度も何度もありました。
これが回避出来るだけでも、個人的には非常にポイントが高いと思いました。
ちょっとダッシュボードの隙間を覗いてみました。
静粛性は悪くないと思っていましたが、結構見えない部分まできっちり防音フェルトが貼られていました。
■リヤ エクステリア
外側の3つに分かれている部分がブレーキランプと車幅灯。
中央側は上がウインカーで下がバックランプです。
シンプルながら立体的で塊感があります。
リヤフェンダーアーチのドア側の黒樹脂部分にTAFTと彫り込まれています。
オプションのバッグドアスポイラー(42,108円)を付けた方が、厳ついフロントとのバランスが良い気がしました。
下から覗くとこんな感じでした。
最低地上高が18cmほどあるので、多少の悪路でも問題なく走ってくれそうです。
またジャッキポイントも判りやすいので、メンテナンス性は良さそうですね。
暑い中写真を撮り終わって、ようやくエアコン効かせて試乗です!
■新型TAFTの試乗
まず運転席に座ると、シートが比較的大きめでクッションも厚くゆったり座れます。
軽でよくあるフロントベンチシートではなく、ちゃんと2座に分かれているのが良いですね。
シートの間に肘置きがありますが、ムーヴと比べて小物入れが半分近くになっていたのが残念でした。
窓は全高を抑える為か縦方向に低く、若干閉塞感を感じます。
内装は前席とルーフは共にブラックで、リヤドアと荷室はグレーの配色となっています。
窓が低くいので、シェードを閉めると暗く感じます。
エンジンはアイドリングでは結構静かです。
第四世代のKFエンジンだけあって、第三世代で偶に感じた走り出し時のギクシャク感がありません。
最大トルクは3,600rpmで10.2kgmですが、2,500rpmも回っていれば十分な加速をしてくれます。
ウインカーのリレー音は可愛い感じで、この辺は軽自動車らしさを感じてしまいますね。
走行中はボディ剛性の高さと相まって、足がきちんと動いて仕事をしている感じがしました。
ステアリングは結構クイックで、少し動かしただけで反応します。
車重は大分違いますがミライースに近い感じです。
ロードノイズは比較的抑えられていて、意外にもタントと比べて静粛性は良く感じました。
NAグレードではエンジン音が車内にそれなりに入ってきますが、ターボは出力に余裕があり静かです。
ロッキーの時も感じましたが、DNGAがより熟成されているのが判ります。
仕事車のムーヴカスタムも、静かで快適だと思ってましたが試乗したら一気に色褪せてみえました。
ガラスルーフで重くなってるはずなのに、ムーヴカスタムのRSと比べても10kg軽く、トルクも1割近く上がっています。
ターボモデルにのみ採用されているD-CVTのお陰か、発進直後からCVTらしくないダイレクト感があり、全体的に滑らかになった印象です。
普通のCVTのムーヴはゼロ発進でジャダーが出やすいですが、この辺も改善されている様でした。
DNGAのDモノコックで剛性が上がったせいか、車高が高いにも関わらず乗り心地は良いです。
わだちやマンホールでの突き上げも、脚がきちんと動いていなしてくれます。
ただし車高が高いSUV車で感じやすい、段差を乗り越えた後の横方向の揺さぶられる感じは少しあります。
これは背の高い車の宿命とも言えるものなので、ある程度は割り切りは必要かも知れません。
綺麗に舗装されている路面では揺さ振られる事はなく非常に乗り心地は良いです。
この辺は実際に試乗する際、チェックされた方が良いかと思います。
収まりも良いので私はさほど気になりませんでした。
またフィットを試乗した時にも思いましたが、オートブレーキホールドは便利です。
信号等で停止した際に、ブレーキペダルを踏み続けなくても良いのはやっぱり楽ですね。
ACCと組み合わせると運転自体が凄く楽になります。
ムーヴカスタムにはクルコンの設定すら無いので、この辺りは羨ましい限りです。
最後に試乗時の燃費ですが、出発前にリセットを掛けて市街地〜バイパスを往復18km走行。
2名乗車で外気温30度のエアコンありで、メーター表示で22.7kmでした。
ムーヴカスタムRSで22km前後なので、同じくらいか少し良い程度でしょうか。
新型ハスラーとの比較と総括
タフトのエクステリアは良くも悪くも非常に個性的です。
実車と写真はもちろん、色によっても結構イメージ変わります。
メッキパックの有無だけでも、大分印象は変わると思います。
タフトは新型ハスラーと比べられる事が多いですよね。
リヤからサイドに掛けてのジムニー寄りの無骨な造り、確かに両車似ています。
ただハスラーはヘッドライトが丸いデザインなので、フロントとリヤのイメージがちぐはぐな気もします。
個人的にはTAFTの方が自然に感じられました。
動力性能の方は両車ほぼ同じに感じました。
剛性感や静粛性はTAFTの方が良かったと思います。
内装の質感自体は大差ないですが、女性向けで子供受けしそうなデザインのハスラー。
TAFTはロッキーに似た雰囲気で、大人の男性向けな印象を受けました。
後部座席や荷室の使い勝手や便利さは、間違いなくハスラーの圧勝です。
前述のドアノブに移設された鍵穴、リヤシートの背もたれを倒した時の隙間を無くす。
この辺りはダイハツなりの気遣いを感じられ好印象でした。
オプションとなりますが、ディスプレイオーディオもよく出来ていました。
最新のダイハツ車だけあって、タフトは良く出来た車です。
良い意味で軽自動車らしさを感じなく、最新の安全装備はもちろん動力性能もターボなら文句はありません。
後部座席はリクライニングしませんがリヤシートと荷室が完全にフラットになり、後席足下の余裕はそれなりにあります。
荷室とリヤシートのアレンジに拘りが無く、リヤシートに常に人を乗せる事が無ければ、飽きが来なく長く乗れる車ではないでしょうか。
価格もFFの上級グレードのGターボで160.6万円、NAの廉価グレードXでは135万円と、
実用的な趣味車としては、比較的買いやすい部類ではないでしょうか。
ぜひ一度、実際に試乗して触れてみてください。
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