2022年09月18日
N-ONE RS(JG3)ECONモードってなんだろう?
最近トヨタが採用を辞め、賛否両論があるアイドリングストップシステム。
輸入車にも採用され、世界的に広まってしまったこの機能。
ホンダはECONモードとして設定しています。
しかしその実情はよく知られていないのではないでしょうか。
これからECONモードについて説明していきたいと思います。
ECONモードとは?
ECONモードと言えば、アイドリングストップ機能ばかりがクローズアップされがちです。
しかし、それだけではありません。
あまり知られていない、ホンダのECONモードの仕様を解説いたします。
メーカーサイトの説明では下記の通り、かなり簡素な説明です。
クルマ全体を
低燃費モードに。
エンジンやエアコンといった、クルマ全体の動きを燃費優先で自動制御するECONモード。
空調など快適性を優先したい時は、スイッチを押してオフにできます。
ECONスイッチ(ECONモード)
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うーん、これだけだとさっぱり判りませんよね。
なのでここからは補足説明を書かせて頂きます。
メリット&デメリット
・アイドリングストップ
まず最初はアイドリングストップです。
エンジンが掛かった瞬間、軽自動車サイズで約0.075mlのガソリンを消費します。
その為20秒程度の停止であれば、まったく節約にはなりません。
赤信号の途中で車を停めた場合は、アイドリングストップしない方が良い場合すらあります。
更にアイドリングストップはバッテリーの負担が大きいです。
特に近距離しか走らない方は、バッテリーの寿命が1〜2年と短い場合が多いです。
アイドリングストップを使用しない場合、3〜4年持つのではないでしょうか。
しかもアイドリングストップ対応のバッテリーは、通常のバッテリーに比べて倍くらい高いです。
N-ONEの場合、MT車ならクラッチを踏んだ状態の時はエンジンストップしません。
ただ信号待ちでクラッチを踏み続けると、クラッチの微摩耗に繋がります。
信号がもうすぐ青に変わりそう!といった状況でだけクラッチを踏んだままにする等、臨機応変に対応してください。
・エアコンの省燃費化
ECONモードをオンにするとエアコンの制御が省燃費モードに切り替わります。
具体的にはファンモーターの電圧を下げ、車内が設定温度に達したら自動的に送風のみにします。
冷えすぎを抑え、設定温度を維持する方向にシフトします。
その為エアコンを付けて走行中、アクセルを踏んだ時の負荷が軽減されてるのが実感できます。
・スロットル制御
他社のエコモードとは違い、走りへの影響が少ないのがホンダらしいですね。
ホンダのECONモードはスロットル開度への介入はいたしません。
初期のECONはスロットル制御もありましたが、現在は違っています。
従ってECONに入れたからと言って、加速が急激に悪くなる事はありません。
アクセルを急激に踏み込んだり戻したりをした場合のみ制御します。
大きなスロットルの開閉を感知した際、滑らかに整えてロスを少なくする制御です。
特にMTのN-ONEで加速した後、アクセルを戻した際のショックが抑えられているのが判ります。
その分ダイレクト感は薄れてしまう感じですね。
エコモードだからといって、走行性能に影響を出さない形でサポートする。
メーカーごとの考え方が反映されて面白いですね。
ただし燃費は1〜2%程度しか上がりません。
特にMTだとアイドリングストップの煩わしさがあります。
基本的にエアコン使用しない時はOFFにするのが良さそうですね。
N-ONE 最適エアコン設定
N-ONE RSのMTに乗り始めて1年半になりました。
基本的にオートエアコンは苦手なので手動で設定しています。
夏場のエアコンの設定温度も色々と試してみました。
結果、以下の通りにするのが最適解と実感しております。
・外気温が28度を超えたら、エアコンの設定温度は27度にする。
・外気温が34度を超えたら、エアコンの設定温度を26度にする。
N-ONEのエアコンダクトを温度計で測りましたが、
設定温度から、大体-10℃前後の冷たい風が出てきます。
これ以上となると冷えすぎて寒いのと、燃費にも影響してきます。
バランスが良いのが上記の温度だと思います。
冬場はエアコンは基本OFFで、24〜28度くらいの設定にしています。
当方は雪国で降雪地帯で、1日中氷点下の時もあります。
なのでその日の気温で上下させる感じですね。
曇ってきたら早めにエアコンをONにしています。
1度曇るとなかなか取れないので、早めにエアコンONにした方が安全です。
ECONへの対策品
エンジンをかける度にECONスイッチを押す。
慣れれば始動時の儀式みたいなものですが、慣れるまでが結構大変です。
社外品ですがアイドリングストップキャンセラーが発売されています。
価格も数千円と、比較的お安いですね。
エンジン始動直後にECONボタンを2回押すと、純正状態とECONオフモードの切り替えが可能です。
万が一ディーラーに持ち込む場合でも、配線を外さないで純正戻しが出来るので便利ですね。
安い物もありますが、動作が不安定だったり故障したと言う報告もあります。
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