2020年07月01日
ホンダ S660(α/MT 3年目のオーナーズレポート その2)オーナーレビューとカスタム 編 [Honda S660]
前回は「エクステリアとインテリア」について書かせて頂きました。
2回目となる今回は「S660のオーナーレビューとカスタム」について書かせて頂きます。
実は納車当日にはモデファイを始めましたので、
先にカスタム歴から紹介させて頂きます
基本的にS660で不満に思った部分を改善し、
自己満足感あるチューニングするのが目的です。
筆者的にはパワーは十分に感じたので、
見た目重視で、不満点をモデファイしちゃいました。
まず最初に換えたのはホイールとタイヤです。
純正の手裏剣ホイールから「WORKEMOTION CR Kiwami(白)」に履き替えです!
タイヤはダンロップの LE MANS4 LM704にしました。
理由としては、純正のNEOVAではパワーに対してグリップが強すぎるからです。
公道ではコーナリング性能が上がっても意味がありません。
グリップ力にパワーが食われて加速が鈍くなり、燃費も落ちて何一つ良いことがありません。
ホイール&タイヤ併せて純正より8kg程軽くなり、見た目も良くなりました
エコ寄りのコンフォートタイヤなので燃費も期待できます!
そして前々から、ロールバーカバーが無塗装の樹脂なのが気になってしょうがなく‥
そんな訳で、近所の板金屋さんに塗って貰いました!
クリップが超堅くて、ロールバーカバー外すの大変でした‥
頑張って自分で外して、なんとか持ち込み塗装して貰いました。
どうせならと、「K'specのSILK BLAZE Lynx Works バンパーダクトカバー」も一緒に塗って貰い‥
どちらもクリスタルブラックパールに塗装です。
塗装代は全部で2.5万円でした。
もちろん取り付けは自分で頑張ります。
取り付けが終わりました。
ダミーダクトを付けただけでも厳つい感じで、結構イメージが変わりますね!
そして今度はリヤ側が物足りなくなり、
更にリヤバンパー内の樹脂が気になり‥
Moduloのリアロアバンパー装着となりました。
無限よりカッコいいと思います!
ただこうなってくるとリヤウイングが欲しくなりますよね‥
そして2週間後には、NOBLESSEのリアウイングを付けちゃいました。
こちらは塗装も取り付けも板金屋さんに任せました。
しかし‥
リヤにウイングが付いて、ダミーダクトと合わなくなったので取り外し。
悩んで悩んで‥
結局、定番の無限のスポイラーとサイドステップを取り寄せました。
無限製品は塗装済みなので、工賃を浮かせるために自分で取り付けしました。
バンパーさえ外せれば取り付けは意外と簡単です。
ただし、穴開けには愛と勇気が必要です
ついでにフロントエンブレムを、
S600の補修用レプリカ品に交換しました。
洗車が楽になります
赤が映えて良い感じですね。
そして最終的にフロントグリルの樹脂が気になり‥
無限グリルを装着してこうなりました
どうでしょう?
最初のノーマル状態から比べると、感慨深い物があります。
あとはエアクリーナーが3,500kmしか走行していないのに汚れていたので‥
K&Nの純正交換タイプに換えました。
洗浄してオイルを吹き付ければ、何度でも使える優れものです。
これに換えたらブローオフバルブからのプシュー音が大きくなりました。
取り敢えず、カスタムの方はこれで終了です!
エンジンはN-BOXと基本的に同じです。
タービンが小型化され、レスポンス重視のセッティングになっています。
そのせいか低中速でのレスポンスは良いものの、高回転では5,000rpmも回れば頭打ち感があります。
とは言え5,500rpmくらいでシフトアップしていけば、十分加速は良いと思います。
それより問題なのはミッドシップの構造上仕方ないとは言え、熱が抜け難く籠もりやすい事でしょうか。
リヤウインドを下げると車内に熱気が入ってきますし、夏場の暑い時期はECUでパワーセーブされているのが判ります。
当然剥き出しのエアクリーナーを装着すると、熱気を吸って大変な事になります。
またマフラー交換をしても効果がまず感じられません。
流石純正マフラーだけあって、トルク重視のセッティングです。
社外品に交換すれば高回転の伸びは良くなるものの、実用域の低速トルクが落ちます。
またリヤからエンジン音が入ってくる為、マフラーの音が窓や屋根を開けても聞こえません。
もしS660のパワーを出したいのなら、タービン交換&ECU書き換え&吸排気系だけではだめです。
ラジエータの強化やオイルクーラー等、冷却系をきちんとやらなければいけません。
某スーパーオートバックス等でマフラー・エアクリ・プラグ交換でECU書き換えコースが設定されたりしていますが、クーリング対策をしないと確実にエンジン寿命は縮まります。
全て揃えるとコストが掛かりすぎるので、基本的にエンジン周りは下手に弄らない方が良いと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
さてS660ですが、3年経った今もまったく飽きの来ない楽しい車です
次は何を弄ろうか?と考えながら、ついついここまで弄ってしまいました。
走りの方も今時の車らしく、誰でも安心して運転に集中できる車になっています。
MRなのでフロントのノーズが軽く、旋回性能が素晴らしいです。
特にコーナリング時、軽快でありながら破綻を想像させない安定感は特筆物です。
MRなのに電子制御が秀逸で、アクセル全開にしてもテールが出る気配が微塵もありません。
以前乗っていたS2000では、少しでもラフなアクセル操作をしたりコーナーでブレーキをちょん踏みしただけでテールが出ていたので、Hondaの技術の進歩を感じます。
走行時の静粛性も予想以上に高く、高速を使っての遠出でも十分耐えられます。
そしてなんと言っても、S660の最大の魅力は経済性です
見た目はこんなですが軽自動車枠なので、税金も車検も安い事は安いです。
その中でも特に燃費性能が秀逸です!
軽自動車とは言え、オープンスポーツカーの燃費はそれほど期待出来ないでしょう。
カタログを見てもコペンの5MTで18.6km/L、軽量な1.5Lのロードスター(ND)では16.8km/Lです。
しかし、筆者のS660はこれくらい出ます。
540.4km走って27.6km/Lです。
もちろんメーター表示なので、1割引いても25kmくらいかも知れません。
渋滞の少ない郊外に住んでいるのもありますが、なかなか優秀な数字だと思います。
S660のカタログでの燃費は21.2km/Lなので、2割近く燃費が良いことになります。
この画像の数字は特別良かった訳でもなく、
遠出をすれば28〜29km台が出たこともあります。
純正ホイール&NEOVAの時で22kmくらいでしたので、
冒頭で「軽量ホイール」と「コンフォートタイヤ」に交換した効果が出ていますね。
さて、長々と書かせていただきましたが‥
このS660、お勧めかと言われれば[非常にお勧め]です!
恐らくこんな車はもう出ないからです。
もしかしたら、来年中には生産中止になる可能性もあります。
その理由として、2020年の秋には騒音規制がPhase2(75db以下→73db以下)へ移行されます。
これはマフラーの他に、新たにエンジン音やタイヤのパターンノイズも計測されるようになります。
つまりエンジン周辺に廃熱用のダクトがあり騒音的に不利な事と、
パターンノイズ計測でスポーツタイヤの装着が難しくなるからです。
もちろん輸入車扱いである、シビックType-Rやトヨタのスープラ等は適応外となります。
国産車のS660にとって、この規制は難しいかも知れません。
更に2021年には、新たに燃費規制(Co2排出量が95kg/km 約24km/L相当)が発動される予定です。
これは車種ごとでは無く、メーカー毎の販売車種の平均値となります。
燃費の良いHV車で台数を稼げれば、少数のスポーツ車が燃費が悪くても問題なしなので影響はないですが、車種整理の口実にはなりそうですね。
この車に関しては、欲しいときが買い時!なのかも知れません。
リセールも比較的高い車ですから、購入した分の元は取れると思います
2回目となる今回は「S660のオーナーレビューとカスタム」について書かせて頂きます。
実は納車当日にはモデファイを始めましたので、
先にカスタム歴から紹介させて頂きます
基本的にS660で不満に思った部分を改善し、
自己満足感あるチューニングするのが目的です。
筆者的にはパワーは十分に感じたので、
見た目重視で、不満点をモデファイしちゃいました。
■S660 カスタム遍歴
まず最初に換えたのはホイールとタイヤです。
純正の手裏剣ホイールから「WORKEMOTION CR Kiwami(白)」に履き替えです!
タイヤはダンロップの LE MANS4 LM704にしました。
理由としては、純正のNEOVAではパワーに対してグリップが強すぎるからです。
公道ではコーナリング性能が上がっても意味がありません。
グリップ力にパワーが食われて加速が鈍くなり、燃費も落ちて何一つ良いことがありません。
ホイール&タイヤ併せて純正より8kg程軽くなり、見た目も良くなりました
エコ寄りのコンフォートタイヤなので燃費も期待できます!
そして前々から、ロールバーカバーが無塗装の樹脂なのが気になってしょうがなく‥
そんな訳で、近所の板金屋さんに塗って貰いました!
クリップが超堅くて、ロールバーカバー外すの大変でした‥
頑張って自分で外して、なんとか持ち込み塗装して貰いました。
どうせならと、「K'specのSILK BLAZE Lynx Works バンパーダクトカバー」も一緒に塗って貰い‥
どちらもクリスタルブラックパールに塗装です。
塗装代は全部で2.5万円でした。
もちろん取り付けは自分で頑張ります。
取り付けが終わりました。
ダミーダクトを付けただけでも厳つい感じで、結構イメージが変わりますね!
そして今度はリヤ側が物足りなくなり、
更にリヤバンパー内の樹脂が気になり‥
Moduloのリアロアバンパー装着となりました。
無限よりカッコいいと思います!
ただこうなってくるとリヤウイングが欲しくなりますよね‥
そして2週間後には、NOBLESSEのリアウイングを付けちゃいました。
こちらは塗装も取り付けも板金屋さんに任せました。
しかし‥
リヤにウイングが付いて、ダミーダクトと合わなくなったので取り外し。
悩んで悩んで‥
結局、定番の無限のスポイラーとサイドステップを取り寄せました。
無限製品は塗装済みなので、工賃を浮かせるために自分で取り付けしました。
バンパーさえ外せれば取り付けは意外と簡単です。
ただし、穴開けには愛と勇気が必要です
ついでにフロントエンブレムを、
S600の補修用レプリカ品に交換しました。
洗車が楽になります
赤が映えて良い感じですね。
そして最終的にフロントグリルの樹脂が気になり‥
無限グリルを装着してこうなりました
どうでしょう?
最初のノーマル状態から比べると、感慨深い物があります。
あとはエアクリーナーが3,500kmしか走行していないのに汚れていたので‥
K&Nの純正交換タイプに換えました。
洗浄してオイルを吹き付ければ、何度でも使える優れものです。
これに換えたらブローオフバルブからのプシュー音が大きくなりました。
取り敢えず、カスタムの方はこれで終了です!
■S660 チューニング雑感
エンジンはN-BOXと基本的に同じです。
タービンが小型化され、レスポンス重視のセッティングになっています。
そのせいか低中速でのレスポンスは良いものの、高回転では5,000rpmも回れば頭打ち感があります。
とは言え5,500rpmくらいでシフトアップしていけば、十分加速は良いと思います。
それより問題なのはミッドシップの構造上仕方ないとは言え、熱が抜け難く籠もりやすい事でしょうか。
リヤウインドを下げると車内に熱気が入ってきますし、夏場の暑い時期はECUでパワーセーブされているのが判ります。
当然剥き出しのエアクリーナーを装着すると、熱気を吸って大変な事になります。
またマフラー交換をしても効果がまず感じられません。
流石純正マフラーだけあって、トルク重視のセッティングです。
社外品に交換すれば高回転の伸びは良くなるものの、実用域の低速トルクが落ちます。
またリヤからエンジン音が入ってくる為、マフラーの音が窓や屋根を開けても聞こえません。
もしS660のパワーを出したいのなら、タービン交換&ECU書き換え&吸排気系だけではだめです。
ラジエータの強化やオイルクーラー等、冷却系をきちんとやらなければいけません。
某スーパーオートバックス等でマフラー・エアクリ・プラグ交換でECU書き換えコースが設定されたりしていますが、クーリング対策をしないと確実にエンジン寿命は縮まります。
全て揃えるとコストが掛かりすぎるので、基本的にエンジン周りは下手に弄らない方が良いと思います。
■S660 オーナーレビュー
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
さてS660ですが、3年経った今もまったく飽きの来ない楽しい車です
次は何を弄ろうか?と考えながら、ついついここまで弄ってしまいました。
走りの方も今時の車らしく、誰でも安心して運転に集中できる車になっています。
MRなのでフロントのノーズが軽く、旋回性能が素晴らしいです。
特にコーナリング時、軽快でありながら破綻を想像させない安定感は特筆物です。
MRなのに電子制御が秀逸で、アクセル全開にしてもテールが出る気配が微塵もありません。
以前乗っていたS2000では、少しでもラフなアクセル操作をしたりコーナーでブレーキをちょん踏みしただけでテールが出ていたので、Hondaの技術の進歩を感じます。
走行時の静粛性も予想以上に高く、高速を使っての遠出でも十分耐えられます。
そしてなんと言っても、S660の最大の魅力は経済性です
見た目はこんなですが軽自動車枠なので、税金も車検も安い事は安いです。
その中でも特に燃費性能が秀逸です!
軽自動車とは言え、オープンスポーツカーの燃費はそれほど期待出来ないでしょう。
カタログを見てもコペンの5MTで18.6km/L、軽量な1.5Lのロードスター(ND)では16.8km/Lです。
しかし、筆者のS660はこれくらい出ます。
540.4km走って27.6km/Lです。
もちろんメーター表示なので、1割引いても25kmくらいかも知れません。
渋滞の少ない郊外に住んでいるのもありますが、なかなか優秀な数字だと思います。
S660のカタログでの燃費は21.2km/Lなので、2割近く燃費が良いことになります。
この画像の数字は特別良かった訳でもなく、
遠出をすれば28〜29km台が出たこともあります。
純正ホイール&NEOVAの時で22kmくらいでしたので、
冒頭で「軽量ホイール」と「コンフォートタイヤ」に交換した効果が出ていますね。
さて、長々と書かせていただきましたが‥
このS660、お勧めかと言われれば[非常にお勧め]です!
恐らくこんな車はもう出ないからです。
もしかしたら、来年中には生産中止になる可能性もあります。
その理由として、2020年の秋には騒音規制がPhase2(75db以下→73db以下)へ移行されます。
これはマフラーの他に、新たにエンジン音やタイヤのパターンノイズも計測されるようになります。
つまりエンジン周辺に廃熱用のダクトがあり騒音的に不利な事と、
パターンノイズ計測でスポーツタイヤの装着が難しくなるからです。
もちろん輸入車扱いである、シビックType-Rやトヨタのスープラ等は適応外となります。
国産車のS660にとって、この規制は難しいかも知れません。
更に2021年には、新たに燃費規制(Co2排出量が95kg/km 約24km/L相当)が発動される予定です。
これは車種ごとでは無く、メーカー毎の販売車種の平均値となります。
燃費の良いHV車で台数を稼げれば、少数のスポーツ車が燃費が悪くても問題なしなので影響はないですが、車種整理の口実にはなりそうですね。
この車に関しては、欲しいときが買い時!なのかも知れません。
リセールも比較的高い車ですから、購入した分の元は取れると思います
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