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2014年10月24日

エボラ出血熱感染、日本人は現地に行ってはいけない?

はようございます、ecarです。
今日は【エボラ出血熱感染、日本人は現地に行ってはいけない?】をお届けします。



【疑問3】患者と一緒の飛行機だと感染確定?
 
米国では、
二次感染した看護師が微熱がありながら飛行機に乗っていたことが判明し、
批判の的となっている。
同じ飛行機に乗り合わせた乗客は、
健康状態をチェックされるなど影響は広がる。
 


しかし、
前述の通りエボラウイルスは接触感染で、
嘔吐や下痢などの症状が出る前に感染が広がる恐れは非常に低い。
嘔吐などの症状がある人が我慢して飛行機に乗ることは考えにくく、
体内のウイルス量が少ない微熱段階の患者と乗り合わせたのであれば、
ほとんど恐れる必要はない。
 


ただ、
乗り合わせた乗客は
「自分も感染したかもしれない」
という恐怖と戦うことになり、
乗客の家族にも
「自分も感染するのではないか」
と不安が広がることが考えられる。
そのため、
2〜21日とされる潜伏期間中は体温チェックを行い、
感染していないことを毎日確認することが有効なのだという。
 


一方、
搭乗前は元気だった人が機内で発症する可能性はゼロではない。
東京空港検疫所支所の佐々木滋医師は
「米疾病対策センター(CDC)のガイドラインでは、
可能な限り患者を他の乗客や乗員から離れた場所に置くことや、
マスクを着用させること、
患者が吐き気を訴えた際には容器を与え、
患者の血液や体液に触れる必要が出た場合は手袋を着用することなどが書かれている」
と解説する。
日本の航空会社の場合も、
これに準じた対応が行われるとみられる。



【疑問4】日本人は現地に行ってはいけない?
 
感染の拡大を受け、
一部からは
「危険な現地に行かなければ、
国内にウイルスが持ち込まれることはない」
との声が上がっている。
流行国であるギニア、
シエラレオネ、
リベリアの3カ国はもともと日本人の数が少ないが、
医療や国際協力事業のため現地で活動をしている日本人はいる。
今回の流行を受け、
国際協力機構(JICA)は3カ国に派遣している日本人スタッフを退避させる措置を取った。
 


しかし、
現地に医療支援に出かける人はいる。
厚生労働省によると、
これまでに世界保健機関(WHO)の要請を受け医師3人が現地に派遣され(いずれもすでに帰国)、
20日からは新たに疫学の専門家2人がシエラレオネに派遣された。
WHOルート以外にも、
国境なき医師団などの団体を通じて医療支援を行っている日本人医療者もいる。
実際に現地に派遣された医師によると、
帰国後21日間は1日2回検温し、
二次感染を防止するよう気を遣ったという。
 


確かに現地での医療支援には感染のリスクが伴う。
しかし、
厚労省は
「現地での医療支援は国際協力となるだけでなく、
日本国内で感染が起きたときの準備にもつながる」
とする。
全世界で人の往来が活発となっている現代において、
海外に行く人、
海外から来る人の流れを止めることはできない。
エボラウイルスの感染者が今後も国内で出ないとは言い切れず、
もしも感染者がでた場合に治療に当たる人材の確保は国民のためになる。
国は今後も、
現地での医療活動への協力を進める考えだ。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
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