2014年09月09日
世界遺産2年目の富士山、主要4ルートと山頂で通信環境をチェック!
おはようございます、ecarです。
今日は、【世界遺産2年目の富士山、主要4ルートと山頂で通信環境をチェック!】をお届けします。
世界遺産2年目の富士山ですが、
登山ルートと山頂での通信環境が心配されています。
そこで今日は、
関係記事等で通信環境を調べてみました。
昨年、
ユネスコの世界文化遺産登録に沸いた富士山。
マイカー規制の強化などもあって過去最高とはならなかったものの、
それでも30万人を超える人たちが登山シーズンの富士山に登った。
富士山のように知名度が高く、
老若男女問わず多くの人たちが登る山では携帯電話の通信環境も重要になる。
せっかくの富士登山ということで、
SNSなどに写真をあげる人は多いし、
通信環境が良ければグループ間で連絡を取り合いながら自分のペースで登ることもできる。
緊急時に通信できることはもちろん欠かせない。
携帯キャリア各社は昨年、
相次いで山頂付近でのLTEサービスを開始。
それに伴い、
RBB TODAYでは昨年7月に山頂付近および一部登山道において、
NTTドコモ、
KDDI(au)、
ソフトバンクモバイル3社のスマホ通信速度の実測調査を行った。
あれから一年、
各社の整備状況はどう変わっているのか。
今年も各社最新スマホを準備し、
山開きを迎えた富士山へ向かった。
使用した端末は、
NTTドコモ「Xperia Z2 SO-03F」、
KDDI(au)「GALAXY S5 SCL23」、
ソフトバンクモバイル「AQUOS Xx 304SH」というAndroid端末3機種と、
3社の「iPhone 5c」。
速度調査には
「RBB TODAY SPEED TEST」
アプリを使用。
同一箇所で3回計測し、
その平均値を算出している。
主要4ルートで実測!ドコモは全箇所でLTE、次いでauが安定
今回は2組で別々のルートから登頂し、
山頂付近および
富士宮口、
吉田口、
須走口、
御殿場口の4ルートで実測を行った。
昨年に引き続き好調だったのはドコモで、
iPhone/Androidともに43箇所すべての計測場所でLTEがつながった。
全箇所における平均スループットは
iPhoneで
下り21.6Mbps、
上り5.77Mbps、
Androidで
下り22.93Mbps、
上り8.87Mbps。
特に登山道での高速化が目立ち、
吉田口七合目「花小屋」前で
下り63.38Mbps(Android)、
吉田口七合目「鎌岩館」前で
下り55.95Mbps(iPhone)など、
複数箇所で50Mbps以上の高スループットを記録した。
auも昨年と比べると安定感が向上し、
iPhoneで1箇所、
Androidで1箇所、
それぞれ3G接続となった以外はLTEがつながった。
全体の平均スループットは
iPhone
下りが11.81Mbps、
上り6.87Mbps、
Android
下りが15.80Mbps、
上り7.15Mbps。
また、
富士宮口六合目「宝永山荘」前で
下り69.85Mbps(Android)、
富士宮口五合目で
下り65.53Mbps(iPhone)と、
波はあるものの局所的に非常に高い数値を記録した。
ソフトバンクは今年も少し苦しい結果に。
電波状態が安定せず、
iPhone、
Androidともに3箇所ずつで計測不能となった他、
iPhoneは14箇所、
Androidは12箇所で3G接続となってしまった。
平均スループットは
iPhone
下りが5.49Mbps、
上り4.33Mbps、
Android
下りが5.99Mbps、
上り5.54Mbps。
上り速度は比較的安定していた印象。
一部では下り150Mbpsエリアも
富士山でのLTEエリア化が成功していることについて、
ドコモの担当者に話を聞くと、
「movaの時代から10年近く富士山のエリア化に取り組んでいて、
movaからFOMA、
FOMAからLTEへと着実に実績を引き継いでいる。
たとえば登山道に関しては、
麓の街中に設置している基地局から上に向けて電波を飛ばしてエリア化しているが、
どの基地局からどうやって電波を出せば富士山で上手くエリアが作れるかというノウハウが貯まってきている」
とのこと。
昨年は山頂を800MHz帯、
登山道を2GHz帯の周波数を用いてカバーしていたが、
今年は1.5GHz帯と1.7GHz帯を登山道向けに投入。
「富士山でもクアッドバンドLTE化を進めて、
もっとスループットを上げていきたい」
とした。
場所によっては下り最大150Mbpsエリアになるという。
山において高速通信がどこまで必要なのかという議論はあるが、
今回山頂等で出会った登山客の中には、
山の上でLTEが使えることに素直に驚き、
喜ぶ人もいた。
また、
ピークスループットが向上するということはネットワークのキャパシティが上がっているということでもあり、
より多くの人に安定した通信環境を提供することにもつながる。
世界遺産登録から2年目を迎えた富士山。
登山者数が昨年に比べてどうなるかは分からないが、
週末やお盆の時期にはやはり大混雑が予想されている。
加えて、
日本一の標高を持ち、
決して楽に登れる山ではない。
無理のないスケジュールで、
きちんと事前準備をして挑んでもらえればと思う。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
今日は、【世界遺産2年目の富士山、主要4ルートと山頂で通信環境をチェック!】をお届けします。
世界遺産2年目の富士山ですが、
登山ルートと山頂での通信環境が心配されています。
そこで今日は、
関係記事等で通信環境を調べてみました。
昨年、
ユネスコの世界文化遺産登録に沸いた富士山。
マイカー規制の強化などもあって過去最高とはならなかったものの、
それでも30万人を超える人たちが登山シーズンの富士山に登った。
富士山のように知名度が高く、
老若男女問わず多くの人たちが登る山では携帯電話の通信環境も重要になる。
せっかくの富士登山ということで、
SNSなどに写真をあげる人は多いし、
通信環境が良ければグループ間で連絡を取り合いながら自分のペースで登ることもできる。
緊急時に通信できることはもちろん欠かせない。
携帯キャリア各社は昨年、
相次いで山頂付近でのLTEサービスを開始。
それに伴い、
RBB TODAYでは昨年7月に山頂付近および一部登山道において、
NTTドコモ、
KDDI(au)、
ソフトバンクモバイル3社のスマホ通信速度の実測調査を行った。
あれから一年、
各社の整備状況はどう変わっているのか。
今年も各社最新スマホを準備し、
山開きを迎えた富士山へ向かった。
使用した端末は、
NTTドコモ「Xperia Z2 SO-03F」、
KDDI(au)「GALAXY S5 SCL23」、
ソフトバンクモバイル「AQUOS Xx 304SH」というAndroid端末3機種と、
3社の「iPhone 5c」。
速度調査には
「RBB TODAY SPEED TEST」
アプリを使用。
同一箇所で3回計測し、
その平均値を算出している。
主要4ルートで実測!ドコモは全箇所でLTE、次いでauが安定
今回は2組で別々のルートから登頂し、
山頂付近および
富士宮口、
吉田口、
須走口、
御殿場口の4ルートで実測を行った。
昨年に引き続き好調だったのはドコモで、
iPhone/Androidともに43箇所すべての計測場所でLTEがつながった。
全箇所における平均スループットは
iPhoneで
下り21.6Mbps、
上り5.77Mbps、
Androidで
下り22.93Mbps、
上り8.87Mbps。
特に登山道での高速化が目立ち、
吉田口七合目「花小屋」前で
下り63.38Mbps(Android)、
吉田口七合目「鎌岩館」前で
下り55.95Mbps(iPhone)など、
複数箇所で50Mbps以上の高スループットを記録した。
auも昨年と比べると安定感が向上し、
iPhoneで1箇所、
Androidで1箇所、
それぞれ3G接続となった以外はLTEがつながった。
全体の平均スループットは
iPhone
下りが11.81Mbps、
上り6.87Mbps、
Android
下りが15.80Mbps、
上り7.15Mbps。
また、
富士宮口六合目「宝永山荘」前で
下り69.85Mbps(Android)、
富士宮口五合目で
下り65.53Mbps(iPhone)と、
波はあるものの局所的に非常に高い数値を記録した。
ソフトバンクは今年も少し苦しい結果に。
電波状態が安定せず、
iPhone、
Androidともに3箇所ずつで計測不能となった他、
iPhoneは14箇所、
Androidは12箇所で3G接続となってしまった。
平均スループットは
iPhone
下りが5.49Mbps、
上り4.33Mbps、
Android
下りが5.99Mbps、
上り5.54Mbps。
上り速度は比較的安定していた印象。
一部では下り150Mbpsエリアも
富士山でのLTEエリア化が成功していることについて、
ドコモの担当者に話を聞くと、
「movaの時代から10年近く富士山のエリア化に取り組んでいて、
movaからFOMA、
FOMAからLTEへと着実に実績を引き継いでいる。
たとえば登山道に関しては、
麓の街中に設置している基地局から上に向けて電波を飛ばしてエリア化しているが、
どの基地局からどうやって電波を出せば富士山で上手くエリアが作れるかというノウハウが貯まってきている」
とのこと。
昨年は山頂を800MHz帯、
登山道を2GHz帯の周波数を用いてカバーしていたが、
今年は1.5GHz帯と1.7GHz帯を登山道向けに投入。
「富士山でもクアッドバンドLTE化を進めて、
もっとスループットを上げていきたい」
とした。
場所によっては下り最大150Mbpsエリアになるという。
山において高速通信がどこまで必要なのかという議論はあるが、
今回山頂等で出会った登山客の中には、
山の上でLTEが使えることに素直に驚き、
喜ぶ人もいた。
また、
ピークスループットが向上するということはネットワークのキャパシティが上がっているということでもあり、
より多くの人に安定した通信環境を提供することにもつながる。
世界遺産登録から2年目を迎えた富士山。
登山者数が昨年に比べてどうなるかは分からないが、
週末やお盆の時期にはやはり大混雑が予想されている。
加えて、
日本一の標高を持ち、
決して楽に登れる山ではない。
無理のないスケジュールで、
きちんと事前準備をして挑んでもらえればと思う。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、「ごきげんよう!」ecar
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