2014年08月31日
彼女が死ぬときに本望だと思わなければ、 不幸な死に方ですよね
おはようございます。
ecarです。
今日は
【雨の富士山を登った】
をお届けします。
野口健がイモトアヤコのエベレスト断念に思うこと
主な登山歴
アルピニストを自称しているが、
アルプスでの登山経験はほとんど無く、
ヒマラヤでの登山は全て極地法である。
• 1990年 8月(16歳) モンブラン (4,810m)登頂(ヨーロッパ大陸)
• 1990年12月(17歳) キリマンジャロ (5,895m)登頂(アフリカ大陸)
• 1992年 9月(19歳) コジアスコ (2,228m)登頂(オーストラリア大陸)
• 1992年12月(19歳) アコンカグア (6,960m)登頂(南米大陸)
• 1993年 6月(19歳) マッキンリー (6,168m)登頂(北米大陸)
• 1994年12月(21歳) ヴィンソン・マシフ (4,892m)登頂(南極大陸)
• 1996年 1月(22歳) エルブルス (4,892m)登頂(ヨーロッパ大陸、ロシア)
• 1996年10月(23歳) チョ・オユー (8,201m)登頂
• 1999年 5月(25歳) エベレスト (8,844m)登頂(アジア大陸)ネパール側 -
七大陸最高峰登頂の世界最年少記録樹立(当時)
• 2007年 5月(33歳) エベレスト (8,844m)登頂(アジア大陸)チベット側 -
ネパール、チベットの両方からの登頂成功者は日本人8人目。
隔週連載
“中山秀征の語り合いたい人”、
今回は7大陸最高峰の最年少登頂を達成したアルピニスト・野口健さん(41)の登場だ。
イモトアヤコのエベレスト断念について語った。
イモトアヤコ
本名 井本 絢子(いもと あやこ)
ニックネーム 珍獣ハンター・イモト
生年月日 1986年1月12日(28歳)
出身地 日本 鳥取県西伯郡岸本町(現伯耆町)
血液型 O型
身長 153cm or 158cm(本人のTwitterにて158cmと公言)
方言 共通語、雲伯方言
最終学歴 文教大学情報学部
出身 WCS3期生
コンビ名 東京ホルモン娘(解散)
相方 バービー(元相方)
芸風 漫談
事務所 ワタナベエンターテインメント
活動時期 2006年9月 -
同期 チョコレートプラネット など
現在の代表番組 世界の果てまでイッテQ!
ネプ&イモトの世界番付
作品 著書『珍獣ハンターイモト動物図鑑』
同図鑑「アフリカ編」
配偶者 未婚
親族 父母、妹、祖母
公式サイト 公式プロフィール
中山
「この間、イモトアヤコがエベレストを断念しましたけど、やはり危険ですか?」
野口
「彼女は身体能力がすごいし、
トレーニングもしてるし、
条件さえよければ僕は登れると思うんですよ。
でも、条件が何か1つでもズレると、
本当に死ぬ。
今年の春、
エベレストでシェルパ16人が死んだんですけど、
そのうち2人は僕の隊を案内してくれていたシェルパだった」
中山
「大ベテランのシェルパでも、雪崩が来たら死んでしまうんですね」
野口
「イモトさんの場合は、
すごいサポートチームを作ってやってるし、
超一流のシェルパと超一流の日本のガイドがついているので、
完璧なんです。
やれることはすべてやっている。
ただ、
雪崩や山頂付近の悪天候となると、
どんなに一流でも難しい。
彼女が自分の意志で
『死ぬかもしれないけど行きたい』
というならいいと思うんですけど、
彼女は仕事なのでね」
中山
「だから、イモトが自分の命を賭けてやりたいっていうならいいんですね」
野口
「まさにそうです。
これは不謹慎な言い方かもしれないですけど、
遭難した、
山頂付近で悪天候になる、
下山もできない、
そういうときはシェルパも自分を守らないといけないので、
先に下山してしまいます。
8000メートルで吹雪になったら、
彼らが先に下りるのは当たり前。
僕もエベレストに行ったときに、
実は2回くらいそういった場面がありましたよ。
山頂付近で歩けなくなった人に
『先にいけ。すぐ追いつくから』
と言われました。
僕はなかなか行けない。
でも、
彼を下ろすこともできない。
見捨てるか、
一緒にいて死ぬかの選択肢しかないんですよ。
彼はボンベの酸素がなくなって、
そこで亡くなった。
僕は彼を残して山を下りるしかなかったんです」
中山
「そういうことって起きるんですね」
野口
「それはレアなケースではないんです。
日本中から
『頑張れ』
と期待されている。
番組からも『大丈夫です』と言われている。なんとかやってきたし、
自分が頑張ればなんとかなるかもしれない。
今まで経験もないのに、
あれだけできるのはすごいと思います。
彼女の精神的タフさも含めて。
ただ、
エベレストは本当に死にます。
ほかの山とは違う。
もし仮にイモトさんが遭難した、
もう誰も助けてくれないし、
助けられない。
そうなったときに納得できるかってことですね。
自分の思いで来たんだから、
これでよかったんだと思えるか、
やっぱりあの仕事受けなきゃよかったって思うのか。
それで彼女が死ぬときに本望だと思わなければ、
不幸な死に方ですよね」
中山
「『登ってみたい』
くらいのレベルだったら、
エベレストはやりすぎなんですね」
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、
「ごきげんよう!さようなら」
ecar
ecarです。
今日は
【雨の富士山を登った】
をお届けします。
野口健がイモトアヤコのエベレスト断念に思うこと
主な登山歴
アルピニストを自称しているが、
アルプスでの登山経験はほとんど無く、
ヒマラヤでの登山は全て極地法である。
• 1990年 8月(16歳) モンブラン (4,810m)登頂(ヨーロッパ大陸)
• 1990年12月(17歳) キリマンジャロ (5,895m)登頂(アフリカ大陸)
• 1992年 9月(19歳) コジアスコ (2,228m)登頂(オーストラリア大陸)
• 1992年12月(19歳) アコンカグア (6,960m)登頂(南米大陸)
• 1993年 6月(19歳) マッキンリー (6,168m)登頂(北米大陸)
• 1994年12月(21歳) ヴィンソン・マシフ (4,892m)登頂(南極大陸)
• 1996年 1月(22歳) エルブルス (4,892m)登頂(ヨーロッパ大陸、ロシア)
• 1996年10月(23歳) チョ・オユー (8,201m)登頂
• 1999年 5月(25歳) エベレスト (8,844m)登頂(アジア大陸)ネパール側 -
七大陸最高峰登頂の世界最年少記録樹立(当時)
• 2007年 5月(33歳) エベレスト (8,844m)登頂(アジア大陸)チベット側 -
ネパール、チベットの両方からの登頂成功者は日本人8人目。
隔週連載
“中山秀征の語り合いたい人”、
今回は7大陸最高峰の最年少登頂を達成したアルピニスト・野口健さん(41)の登場だ。
イモトアヤコのエベレスト断念について語った。
イモトアヤコ
本名 井本 絢子(いもと あやこ)
ニックネーム 珍獣ハンター・イモト
生年月日 1986年1月12日(28歳)
出身地 日本 鳥取県西伯郡岸本町(現伯耆町)
血液型 O型
身長 153cm or 158cm(本人のTwitterにて158cmと公言)
方言 共通語、雲伯方言
最終学歴 文教大学情報学部
出身 WCS3期生
コンビ名 東京ホルモン娘(解散)
相方 バービー(元相方)
芸風 漫談
事務所 ワタナベエンターテインメント
活動時期 2006年9月 -
同期 チョコレートプラネット など
現在の代表番組 世界の果てまでイッテQ!
ネプ&イモトの世界番付
作品 著書『珍獣ハンターイモト動物図鑑』
同図鑑「アフリカ編」
配偶者 未婚
親族 父母、妹、祖母
公式サイト 公式プロフィール
中山
「この間、イモトアヤコがエベレストを断念しましたけど、やはり危険ですか?」
野口
「彼女は身体能力がすごいし、
トレーニングもしてるし、
条件さえよければ僕は登れると思うんですよ。
でも、条件が何か1つでもズレると、
本当に死ぬ。
今年の春、
エベレストでシェルパ16人が死んだんですけど、
そのうち2人は僕の隊を案内してくれていたシェルパだった」
中山
「大ベテランのシェルパでも、雪崩が来たら死んでしまうんですね」
野口
「イモトさんの場合は、
すごいサポートチームを作ってやってるし、
超一流のシェルパと超一流の日本のガイドがついているので、
完璧なんです。
やれることはすべてやっている。
ただ、
雪崩や山頂付近の悪天候となると、
どんなに一流でも難しい。
彼女が自分の意志で
『死ぬかもしれないけど行きたい』
というならいいと思うんですけど、
彼女は仕事なのでね」
中山
「だから、イモトが自分の命を賭けてやりたいっていうならいいんですね」
野口
「まさにそうです。
これは不謹慎な言い方かもしれないですけど、
遭難した、
山頂付近で悪天候になる、
下山もできない、
そういうときはシェルパも自分を守らないといけないので、
先に下山してしまいます。
8000メートルで吹雪になったら、
彼らが先に下りるのは当たり前。
僕もエベレストに行ったときに、
実は2回くらいそういった場面がありましたよ。
山頂付近で歩けなくなった人に
『先にいけ。すぐ追いつくから』
と言われました。
僕はなかなか行けない。
でも、
彼を下ろすこともできない。
見捨てるか、
一緒にいて死ぬかの選択肢しかないんですよ。
彼はボンベの酸素がなくなって、
そこで亡くなった。
僕は彼を残して山を下りるしかなかったんです」
中山
「そういうことって起きるんですね」
野口
「それはレアなケースではないんです。
日本中から
『頑張れ』
と期待されている。
番組からも『大丈夫です』と言われている。なんとかやってきたし、
自分が頑張ればなんとかなるかもしれない。
今まで経験もないのに、
あれだけできるのはすごいと思います。
彼女の精神的タフさも含めて。
ただ、
エベレストは本当に死にます。
ほかの山とは違う。
もし仮にイモトさんが遭難した、
もう誰も助けてくれないし、
助けられない。
そうなったときに納得できるかってことですね。
自分の思いで来たんだから、
これでよかったんだと思えるか、
やっぱりあの仕事受けなきゃよかったって思うのか。
それで彼女が死ぬときに本望だと思わなければ、
不幸な死に方ですよね」
中山
「『登ってみたい』
くらいのレベルだったら、
エベレストはやりすぎなんですね」
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
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