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2014年08月12日

小保方氏をかばい続けた「遺書」の真意

おはようございます。
ecarです。

今日は

【小保方氏をかばい続けた「遺書」の真意】

をお届けします
 


理化学研究所発生・再生科学総合研究センター
(CDB)の笹井芳樹副センター長(52)の自殺の衝撃が広がっている。

STAP細胞問題で、
最大の理解者を失った小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)の憔悴ぶりは激しく、
メンタル面も危険な状態に陥っているという。

自殺の場に“職場”を選んだ笹井氏には組織へのうらみがあったと読み解く専門家もいる。

小保方氏をかばい続けた「遺書」の真意とは−。

 「(自殺から)そう遅くない時間に把握したと思う。
非常にショックを受けている」
 


理研の加賀屋悟広報室長は5日午後の会見で、
小保方氏の様子をこう明かした。
 


6日付の毎日新聞によると、
知人の研究者が5日午前に電話をかけたところ、
小保方氏は言葉が出ないほど号泣していた。

知人は
「かなり責任を感じているようだった」
と話したという。
 


小保方氏の精神は危険な状態にあるとみられ、
理研の研究員と事務職員の2人がサポート。

「ご家族の協力や、
臨床心理士への相談も考えていきたい」
(加賀屋室長)と万全の体制を取るとした。
 


小保方氏の代理人の三木秀夫弁護士は6日、
同氏の体調面の不安などについて
「何とも言えない」とし、
今週は研究所に出勤するかどうかも
「把握していない」と話した。
 


疑惑が深まり、
論文の不正が認定されても、
STAP細胞の存在そのものには自信を見せていた笹井氏。
小保方氏に残した1枚の遺書にも、
その思いをにじませていた。



その詳細を報じた毎日新聞によると、
「限界を超えた。
精神的に疲れました」
と断ったうえで
「小保方さんをおいてすべてを投げ出すことを許してください」
と謝罪。
「こんな形になって本当に残念。
小保方さんのせいではない」
と擁護する記述もあった。
最後は
「絶対にSTAP細胞を再現してください」
「実験を成功させ、
新しい人生を歩んでください」と、
激励の言葉で締めくくられていたという。
 


遺書は現在、
兵庫県警が預かっており、
三木氏は
「いつ小保方氏の元に届くか分からない」
と明かした。
 


この遺書には、
笹井氏のどんな真意が隠されているのか。
 


精神科医の和田秀樹氏は
「遺書の中身がマスコミに公開されることを前提に書いているのだろう。
自らの死をもって言いたいことを言ってしまおうと思ったはずだ。
『STAP細胞を再現してください』
というメッセージは本音ではないか。
彼自身にとっても賭けだったが、
最後までスジのいい研究だと思っていたのだろう。
STAP細胞と心中したという側面があると思う」と読み解く。
 


自宅や滞在先ではなく笹井氏は研究を続けてきた理研の施設内で死を選んだ。
この意味について、
ヒガノクリニックの院長で精神科医の日向野春総氏は
「組織に属する人間が組織の中で死を選ぶことには2つの意味がある。
1つはざんげ、
もう1つは怨念だ」
と指摘し、
こう続ける。



「理研の中で死んだということは
『迷惑をかけて申し訳ない』
という意味合いももちろんあるのだろうが、
『ふざけるな』
という組織への恨みの感情もあったはずだ。
小保方氏や理研の関係者宛ての複数の遺書が残されていたということだが、
その相手に対して複雑な感情を抱いていたのではないか。
笹井氏は、
葛藤を抱えたままで最期の時を迎えたものと思われる」
 


一方、
臨床心理士の矢幡洋氏はこんな見方をする。
「理研に迷惑を掛けたという思いがそうさせたのではないか。
仕事場である研究室ではなく、
踊り場という中途半端な場所を選んだのは、
自分の死が
『抗議の意思表示』
として解釈されないための配慮だろう」
 


STAP細胞論文への疑義が噴出した後の4月、
会見に出席した笹井氏の胸には理研のバッジが光っていた。
それを問われた笹井氏は
「幹部の1人として、
正式な、
いで立ちでおわびしたかった」
と説明していた。
 


矢幡氏は、
その言動に
「理研の一員」
であることの強烈なプライドを感じたという。
 


「理研の幹部でいることが
彼のアイデンティティーのかなり大きな部分を占めていたはずだ。

論文問題があったとしても、
科学者として再生できるぐらいの業績を上げている。


ひと騒動収まれば、
ほかの研究機関や大学での復職の道もあったはずだ。

ただ、
彼はそうやって生きていくことをよしとしなかったことになる」

 

キーマン亡き後、
世界を騒がせた論文不正の全容解明は極めて困難な状況となった。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar
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