旺翁のこれがいい！！！豊かなライフスタイルを求めて！！！

自虐の詩　業田良家　人生には明らかに意味がある　奇跡の４コマ作品！！！



漫画本ってかさ張ります。
古くなった漫画本は整理します。

でも、どうしても捨てられない作品が幾つかあります。

何度読み返しても
新しい。

何度読み返しても
そのたび、ジーンと来る。
笑っちゃう。

自虐の詩 上巻

自虐の詩 下巻

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

文庫は絵が小さいですが、読んで気に入れば大判を買うのも方法かもしれません。
オリジナル版の表紙が好きです。


中谷美紀主演で映画化もされました。
よく実写化できたなと思います。

大人の４コマ漫画なんです。
かなりエグイ描写や厳しい人生の現実も満載です。

なのに、何故か、読んでいるうちに「ほのぼの」として来ます。

作者の業田良家氏の人間を観る目が優しいからでしょうか。
文学者の視点だと思います。

人間の「弱さと強さ」、「美しさと醜さ」、「気高さと下品さ」
すべてをそのまま愛していることが伝わって来ます。

４コマ漫画が延々とつづいて行くんです。
その一つ一つが味わい深い。

一つ一つの４コマ漫画が完結しながら、その連なりの中で、
幸江さんを取り巻くストーリーが展開して行く。

大きなウネリがやがてやって来て
最後に「誰もが号泣した、圧巻のラスト」がやって来ます。

帯には「人生の意味を問う奇跡の４コマ作品！！」とあります。

どこまでも強い熊本さん、医者の娘の藤沢さん、駄目人間のおとうちゃん、渋すぎるあんた・・・
人間模様はまるで「ヒューマン・コメディー」です。

揺れ動く、幸江さんの様々な感情の動きが台詞と絵で語られて行きます。

これほど、文学作品としての深みを感じれる
赤裸裸な漫画を僕は他に知りません。

深いですよ。

映画の中谷美紀がまた身体を張った演技です。
大ファンなのですが、凄い女優さんです。

自虐の詩 プレミアム・エディション [DVD]

インタビュー

堤幸彦×中谷美紀×阿部寛 「ケイゾク」「TRICK」の主演・監督トリオが挑む感動の人情喜劇。
世代を超えた号泣ベストセラー漫画を完全映画化!

■中谷美紀(『嫌われ松子の一生』) × 阿部寛(『トリック』) ×
　監督・堤幸彦(『トリック』『池袋ウエストゲートパーク』)
　多くの話題作を生み出す極上のキャスト&スタッフによる、怒涛のエンターテインメント!!
■日本一泣ける漫画家、業田良家原作はロングセラー中の伝説の四コマ漫画で、現在30万部突破(96年刊行)!
■「明日の記憶」に続き、堤幸彦監督が再び挑む夫婦愛ドラマ。
　今度は笑って泣ける夫婦愛!そして親子の愛情、親友との友情も可笑しくも悲しく描く。
■ 「嫌われ松子の一生」を超える不幸な女性像を中谷美紀が熱演!
　今度はひとりのダメ男に徹底的に献身愛!今度こそ彼女は最後に報われるのか?
　怒涛のラストに皆号泣必至!
■松子とは全く違うヒロインを演じる中谷美紀。今度のキーワードは“微妙にブス”。
　自然体のコメディ演技で皆を泣かせます!
■ベテラン西田敏行が、究極のダメ親父を熱演!
「釣りバカ日誌」のハマちゃんを超えるコメディ演技で、阿部・中谷と夢の初共演!
■ 「三丁目の夕日」のようなどこか懐かしい下町風景、でも関西地区。
　アナログな空間で懐かしい人情ドラマが展開。

自虐の詩オリジナル・サウンドトラック

映画の主題歌は安藤裕子の「海原の月」です。

海原の月(初回限定盤)(DVD付)

海原の月

海原の月