2015年10月09日
Flavone の1HNMRのみでの見かた
ここでは
『NMR解析によるベンゼンの見かた』
を使ってFlavone(フラボン)のNMRを観ていく
まずはflavoneの構造
『NMR解析によるベンゼンの見かた』に解説の通り
一置換ベンゼンが1つ
二置換ベンゼン(その1)が1つ存在する事が判る
つまり
ピークがNMR上に存在するはず
ベンゼンのNMRの見かた
実際のNMRがこれ
重要なところを拡大すると
となる
でてくるはずのピークをアサインすると
こんな感じとなる
とても簡単なので
天然物の研究をしている人などは
フラボン系の構造を解析する可能性があるので
丸暗記をしてしまっても良いはずだ。
もしこの構造に何か置換基が付いている場合は共役する場合は
ベンゼンのプロトンのどこかが減って
割れ方がもう少しシンプルになるはずだ。
実際はHMBCなどで最終的な確認をしなくてはいけないが
読み始める前にどのような骨格のなのか分かると
NMRと睨めっこする時間がかなり縮小されるはず!!
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