新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2015年09月25日
窒素ルール
窒素ルール
窒素ルールとは
構造解析をする際に、分子量からN(窒素)が含まれた構造かどうかを判断する時に
必要となる考え方である。
◆結論だけ言うと分子量が奇数の場合Nが含まれる可能性がかなり高くなる。
と言う事だ!!
わかりやすく説明すると
C1H4
の場合分子量は16
C2H6
の場合分子量は30
C3H6O2
の場合分子量は74
のように
Cの数×12 + Hの数×1 +Oの数×16
となり必ず偶数となる
窒素奇数が入った場合は
C1H5N
の場合分子量は31
C2H5N
の場合分子量43
C2H5NO2
の場合分子量75
のように
Cの数×12 + Hの数×1 + Oの数×16 + Nの数×14
となり奇数となる
しかし
窒素奇数が入った場合は
C1H4N2O2
の場合分子量76
と分子量が偶数になってしまうので、N(窒素)が奇数個含まれている
場合に主に役立つ。
分子量が偶数の場合でも、窒素が含まれている事さえ解っていれば
必ず2の倍数で含まれている事が判る!
構造解析を進めていく上でとても役に立つ知識なので
頭の片隅に入れておくと必ず役に立ちます。