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2018年02月10日
サンダースと不滅の連隊
サンダースと不滅の連隊と1世紀
2016-03-05 16:42:17
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/91d1d4c956be7bdeccf87f3870f2533d
■ 一回転した
結局、マネーを作り出す仕組みとメディア支配を組み合わせて法外に大きな力を持った寡頭勢力に対してノーと言えるのは、広く多数の一般人しかない。もはや、一般人は大人数だというそれだけが対抗できる唯一の武器なんだと思う。
しかしでは、なぜ一般人はこのように団結できる、あるいはすべきだと考えるようになったのか。
それは、ほかならぬこの寡頭勢力がひとりひとりが国政に対して権利を持つ民主主義なる制度を良いものとしてアピールしてきたからに他ならないでしょう。
彼らは、当時の各帝国を潰す目的で一般人、わけても若い人たちを取り込んで、各王国、帝国の不合理に疑問を持たせ、不条理を嘆かせ、集団化して「ひとびと」が専制支配を倒すことをある種トレンド化した。
清、ロマノフ朝、ハプスブルグの崩壊あたりがある種のハイライトだったでしょう。そこから今日まで100年。
次に明治朝日本とプロイセン主導のドイツを叩いてその上で両方に若年寄り格のポジションを与えて支配体制に組み入れ大陸の東西を固めさせていこうとした。
つまり、伝統やら歴史がうんざりするほどに詰まった各国の基盤をぶち壊すことで、自分たちが新たな寡頭体制を敷こうとした。で、それはそれでまぁいいかと思える側面もあったでしょう。しかし、そもそもの動機が新しい寡頭体制の設定、あるいはステルス帝国の完成だから、その制度下にあっては人々はただの被支配民でなければならない。本当の意味で各国に独立的な意志なんかもたせられるわけもない。なんのために世界中に800カ所(あるいは数え方によっては1000か所)の米軍基地を置いてるんだい、って話。
そこから70年。
どうも、寡頭体制の盤石化は成功しそうにないっすね。
「不滅の連隊」
2015-05-11 02:07:01
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/8e0acd730901fbb5081577d6cb1c1213
■ おかげさまでまとまってます by ロシア
しかしながら、このオバマ政権の中学生かあんたら的なバカな方針のおかげで、この1年でロシアはむしろ懸案事項をいろいろ片付けているようにみえる。その一つが、やっぱりソ連崩壊後にまとまりがなくなって、自身も失って・・・となってきた国のアイデンティティーを整備していくことだったのじゃないか、と観測してる私。
プーチン時代で経済的にある程度立ち直ったおかげで市民の生活が安定してきたことだけでは、まだまだ油断はできないわけね。ロシアはロシアなんだ、という心棒を作らなならん、と。(他国から見るともう十分あると思うんだけど ^^;)
で、そこで降ってわいたような昨年のクリミアの再統合問題があって、さらにNATOがバカみたいにロシア国境でちゃらちゃらちゃらちゃらポーランド軍、ルーマニア軍、バルト3国あたりを使って演習をやっている。すると、国家を守らな、ロシアはロシアでなくなるという危機感が自然必然情勢される。
そこで、第二次世界大戦の欧州戦線、つまりロシア風にいう大祖国戦争を思い出せ、キャンペーンが来る。ここまでならソ連時代にもさんざん使った手で、どうもそれが故に、実際問題あんなにもこんなにもなく犠牲者を出した大祖国戦争に対してどこかシニカルなとらえ方がソ連内にあったらしい。つまり、大祖国戦争を指導したソ連はえらい、だから俺を尊敬しろ的に使われてたってことね。
しかし、そういうことじゃないんだ。ソ連時代の誤りは誤りとして、あれは俺たちロシアにとって国家存亡の危機で、それを一人一人の犠牲によって支えたんだ、という具合に再提示したきたのがプーチン政権と私は見てる。で、これは嘘ではないですからね。
そこで、今回の対ナチス戦勝記念のハイライトは、実はあの有名な赤の広場の軍事パレードではなくて、国中で広げられたこっちのイベントだと思えるわけです。プーチンが何度も何度も、この日は第一に私たちにとってのホリデーだと言っていた意味はあるわけですね(それを、西側メディアは欧米が参加しないから強がってる、と書くのね)。
Immortal Regiment(不滅の連隊)とかいう名前で行われたこの催しでは、みんなして自分のお祖父さんやらお父さん、お母さん等々大祖国戦争で亡くなった家族の写真を掲げてる。TASSによればこの日このようにして外に出たロシア人は1000万人を超えるという話。800万だったか? どっちにしてもすごい数だけど、大祖国戦争では2700万人ぐらいが亡くなっているので、ほとんどすべての家族で誰かしら亡くなっているというのは嘘でもなんでもないでしょう。
タグ:不滅の連隊
2015年09月02日
ウクライナ動乱:NATO東方拡大問題
● ウクライナ動乱:NATO東方拡大問題(1)
2014-03-30 22:31:46 | 欧州情勢複雑怪奇
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/ec752bb60c2e33d0749a67a1c7099510
■ジョージ・ケナンの予見
ジョージ・ケナンといえば、ソ連の封じ込めを柱とするアメリカの冷戦政策を策定したので有名な人だけど、ケナンは実は1997年にNATOの東方拡大に大反対していたそうだ。
1997年にニューヨークタイムズに寄稿して反対を表明しており、それによれば、
NATOの拡大は、アメリカの冷戦以降の外交方針の「致命的な誤り」となるだろう、なぜなら、それによって「ロシア世論において、ナショナリスティックで、反西欧的、軍事主義的な傾向に火をつけることになる。ロシアの民主主義の発展にとって逆効果となり、・・・結果としてロシアの外交政策を私たちが望まないような方向へと追いやることになる
と語っていたそうだ。
● ウクライナ動乱:NATO東方拡大問題(2)
2014-03-30 23:00:11 | 欧州情勢複雑怪奇
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/bcb0bd65a3eadf8bf6b0a62f0ab96ce4
● ミアシャイマー氏、コーエン氏、ロシア・トゥデイに出演
2014-04-29 17:44:15 | 太平洋情勢乱雑怪奇
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/35eb2b6790cdce754552b3ad5eb0c9ca
ミアシャイマー氏は3月に論文を出した時と同様、この危機の大きな原因は90年代クリントン政権が進めたNATO東方拡大問題と、ウクライナをロシアの影響圏からはぎ取ろうとしたこと。直近の危機の原因は、2月のクーデターとはっきり指摘。
その上で、90年代にNATOを拡大していった時には、ロシアが弱く、かつ拡大地域もロシア国境から離れていた。現在は、ロシアが前より強くなり(ソビエトに比べたら非常に弱いとしても)、拡大地域はロシアの国境を巡っている。これは本当に危険な状況だと力説。
2015年08月28日
バルバロッサ作戦 v.2
2014年からはじまったウクライナにおける揉め事はまるで1941年にはじまったナチスドイツによるバルバロッサ作戦のようじゃないか、という思い付きから始まったシリーズ(?)
バルバロッサ作戦: サウス・ストリーム計画停止発言の余波
2014-12-03 06:32:36 | 欧州情勢複雑怪奇
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/03c0099504f7fa73c15c3811dfa45d94
● バルバロッサ作戦v.2:トーンダウンしてる東方拡大
2015-05-26 10:16:48 | 欧州情勢複雑怪奇
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/aea7a78ac54de2694b9b7520c355e89f
バルバロッサ作戦: サウス・ストリーム計画停止発言の余波
2014-12-03 06:32:36 | 欧州情勢複雑怪奇
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/03c0099504f7fa73c15c3811dfa45d94
● バルバロッサ作戦v.2:トーンダウンしてる東方拡大
2015-05-26 10:16:48 | 欧州情勢複雑怪奇
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/aea7a78ac54de2694b9b7520c355e89f
タグ:バルバロッサ
2015年08月27日
ロシア関係の地図
ウクライナ問題で使ったマップ類の整理
再掲:ウクライナの領土の変遷
2015-06-10 17:50:30 | 欧州情勢複雑怪奇
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/43e89148b501f677d4b71cdfa78cfe29
ウクライナという国家の領土は、レーニン、スターリン、フルシチョフというソビエトの指導者が国内の行政上の都合で作ったもの。民族国境ではない。
再掲:ウクライナの領土の変遷
2015-06-10 17:50:30 | 欧州情勢複雑怪奇
http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/43e89148b501f677d4b71cdfa78cfe29
ウクライナという国家の領土は、レーニン、スターリン、フルシチョフというソビエトの指導者が国内の行政上の都合で作ったもの。民族国境ではない。