状況は日本でも同様だ。
「昆虫の多様性や個体数の減少は著しく『昆虫の終末期』への懸念が高まっている」。
日本学術会議など先進7カ国( G 7)の科学アカデミーで作る G サイエンス学術会議は2020年に発表した提言で、こう指摘。
地球規模での昆虫の減少に警鐘を鳴らした。
昆虫の減少の問題を指摘した「サイレント・アース」の著者で英サセックス大のディブ・グールソン教授は「昆虫は生態系の中で重要な役割を果たしており、受粉や有機物の分解など多くの自然の恵みを担っている」と指摘。
「昆虫の急激な減少は生態系や人間生活に多大な悪影響を齎す」と指摘する。
状況は分かっているよりも深刻である可能性が高い。
昆虫の生息状況は日本でも深刻だ。
日本自然保護協会の藤田卓さんは「農薬の削減や管理放棄されて荒廃した里山の自然再生などが重要だ」と話している。
愛媛新聞 記事から
昆虫は鳥や哺乳類、蛇や蛙などの重要な餌でもある。
昆虫がいなくなったら、蛇や蛙、野鳥もいなくなるだろう。
昆虫減少の理由の一つとされるのがネオノコチノイド系などの移行浸透性農薬の大量使用らしい。
葉などの表面に付着する農薬と異なり、種や根などから植物体内に浸透して茎や葉など全体に行き渡るらしい。
進歩して悪質になると何でも厄介な様だ。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image