孔子の「名を正す」と言う一言に出合いました。
弟子の子路から「若し政治を任されたら、先ずどんな事をしますか」と質問され、孔子は「必ずや名を正す」と答えました。
孔子は「名が正しくなければ言葉も順当でなく、言葉が順当でなければ仕事もできあがらず、仕事ができあがらなければ儀礼や音楽も盛んにならず、儀礼や音楽が盛んでなければ刑罰もぴったりゆかず、刑罰がぴったりゆかなければ人民は(不安で)手足の置き所もなくなる。
だから君子は名を付けたらきっと言葉で言えるし、言葉で言ったらきっと実行できる様にする。
君子は自分の言葉については決していい加減にしないものだよ」と答えました(「論語」≪岩波文庫≫より)。
人類の諸問題の原因と対策はそこにあるのか!と感心しますが、抑々「名」とは如何言う意味なのか気になります。
「名前」には違いありませんが「名を正す」と言うのは「感じた事や見た物に言葉を当てる行為と姿勢全てが真っ当でなければならない」と言う事の様な気がします。
日常に落とし込むと、嘘を言わず、極力正しい言葉を使い、真心から話す姿勢と言う事でしょうか。
為沙 道中 翻訳会社経営
愛媛新聞 四季録から
● 反抗期? 松山市 アボカドの母
何を話し掛けても「分からん」「知らん」「言ってない」「聞いてない」。
思春期の子供ではなく、高齢の夫の返答である。
愛媛新聞 呟きから
嘘は良くない。
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