土星の衛星エンケラドスで生命存在の可能性が指摘されるなど、氷天体の関心が高まっており、探査の本格化に備えて、位置付けが曖昧だった保護策を明確にする。
太陽系には主に木星以遠に多数の氷天体があり、その内20以上で地下に液体の海があると考えられている。
地球の探査機に付着した物質や微生物が探査先を汚染してしまうと、持ち帰った試料が天体と地球の何方に由来するのか、分からなくなる恐れがある。
宇宙分野の国際組織である COSPAR は、月や火星など太陽系の天体を対象に「惑星保護指針」を定め、各国は指針に沿って探査機を滅菌したり、汚染の確率を計算したりした上で探査を進めてきた。
COSPAR の有識者会議は、氷天体を「表層の50% 以上が氷や水で覆われた、ほぼ球状の天体」と定義。
地球から持ち込まれた微生物が付着する可能性がある場所の温度や、千年単位の時間を掛けて表層から内部の水に到達するリスクの考慮も必要と見ている。
愛媛新聞 記事から
氷の世界は、地球外生命の発見で最も有望なターゲットである可能性が高いらしい。
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