愛媛大名誉教授の江崎次夫さん(森林科学)は間伐など森林整備の不足が大きな要因だと説明する。
間伐をせず樹木が密集した森林では地表に日光が届かない。
林内の照度は林外の0.4〜1.7% ほど。
この明るさでは下草が育ち難い。
下草は、雨が降った時に漏斗の役割をして雨水を地面に浸透させる。
然し下草がないと雨水が殆ど浸透せず地表を流れる。
この「表面流」が斜面崩壊を誘発する。
江崎さんの調査では平均すると1時間当たり80mm 以上。
「-----管理計画」では30〜40mm 以上の雨で表面流が発生すると試算している。
密集した木々は光を求めて高く伸び、幹は「線香の様に細い」。
必然的に倒木リスクが高まる。
更に、高い樹木から滴る落下速度の速い雨水は、地表を削る「雨滴浸食」を進行させる。
脆くなった地面は崩壊し易くなる。
愛媛新聞 記事から
森林整備により「内部の抵抗力(免疫力)は高められる」らしい。
能力主義社会により一つの物差しで人間の価値が判断されているらしい。
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