然し、次の総裁選が党の表紙を替えるだけに終われば、日本の長期低迷は益々深刻になるだけではないか。
未だ派閥の力学が罷り通っている様に映る。
矢張り、総裁選では党改革に加え、日本の行方を方向付ける政策論争を繰り広げて欲しい。
外交や安全保障は無論、少子化や子育て、教育、格差社会、ジェンダーなど重要な課題の解決は急務だ。
長老や派閥が幅を利かせる政治を凌駕する様な世代交代を進めて欲しいと願っている。
総裁選後の今秋にも、新しい首相は衆院解散・総裁選に踏み切る公算が大きいだろう。
この選挙では刷新感やイメージだけでなく、自民党が本当に変わり得るのか、野党には任せられないのか、政党の政策の中身を吟味して票を投じる事も国民の大きな責務となる。
学習院大教授 野中 尚人 1958年生まれ、高知県出身。 東京大大学院修了。
専門は比較政治、日本政治。 著書に「さらばガラパゴス政治」など。
愛媛新聞 視標から
疑似政権交代の歴史を繰り返させてはいけない。
自民党議員には票を投じない様にしよう。
長老や派閥が幅を利かせる政治も止めさせよう。
自民党を消滅させないと日本は深刻になる。
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