何だか最近はポジティブでなければいけない様な風潮が世の中にありますが、不安だらけの思春期にはネガティブになって当たり前。
無理に夢を持つよりも、ネガティブな自分と徹底的に向き合っておく方が、その後の人生に役立つのではないでしょうか。
よく「絵の見方を教えてください」と言われるのですが、教え様がありません。
だって、普通に見ればいいだけですから。
単に見て、「綺麗」とか「気持ち悪い」とか自由な感想を抱けば、それでいい。
美術は中学の教科になっていますが、本来は学ぶのではなく楽しむ物。
一方、英数国理社の5教科は、無理してでも学んでおく方が良いでしょう。
中学時代にやっておいた方が良いと思うのは、英語の習得と古典的な文学作品を読む事ですね。
それ以上に体験しておいて欲しいのが、悩みや失敗。
人は快楽より苦悩、成功より失敗から多くを学ぶ。
評論家 山田 五郎さん 1958年東京生まれ。 上智大卒。 講談社で雑誌編集長を経てフリーに。
西洋美術や街、時計などを幅広く評価する。
名画への疑問をユーチューブで解説し、「『山田五郎 オトナの教養講座』世界一やばい西洋絵画の見方入 問」などの本を書いている。 テレビ東京系「出没!アド街ック天国」に出演。
愛媛新聞 14歳の君へから
美術は楽しむ物らしい。
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