2018年07月22日
前途多難、半島非核化
云う事がもっともである、ならずもの国家とはよく言ったものだ
これが同じ民族とはおもえない。
北朝鮮に自由民主主義が入り込めば、今の韓国みたいに自己中の
社会になるのか〜〜〜
【コラム】北の非核化、「最初のボタン」を掛け違えた代償
「北朝鮮と交渉する時、『解釈の余地』がある合意文に
署名した瞬間、ゲームは事実上終わる。その後、
自ら合意を破っておきながら、
『約束を破ったのはお前の方だ』と大声でわめき散らす口実を
北朝鮮に与えることになるからだ」
かつて北朝鮮と直接交渉したことのある韓米の担当者たちは
口をそろえてそう言う。
北朝鮮が合意文にある特定の文言を入れようとする時、
あるいは外そうとする時は確実に何らかの目的がある。
この点における北朝鮮の交渉担当者たちの努力は
執拗(しつよう)かつ緻密(ちみつ)だ。
オバマ政権時の2012年2月29日、米朝は
「北朝鮮が核・ミサイル活動を猶予(モラトリアム)する
代わりに米国は食糧支援をする」という合意文を発表した。
米国が当時提示した合意文草案には
「衛星打ち上げを含め…」(including satellite launch)という
文言が含まれていた。技術的に見て衛星打ち上げは
大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射と同じだ。しかし、
北朝鮮側は最後までこの文言を外すよう要求、これを貫いた。
合意発表の2週間後、北朝鮮は長距離ロケットを発射して
「平和的宇宙開発のための衛星打ち上げが目的なので問題には
ならない」と主張した。
ブッシュ政権だった07年2月13日の合意も同様だった。
北朝鮮は核兵器・核物質・核施設を
「完全かつ正確に申告する」と合意したが、
「検証」(verification)という単語は絶対に入れられないと
粘った。
核査察において「検証」と「申告」は表裏一体の関係にある。
「これが私の持っているもののすべてだ」という
「ならず者国家」の言葉を素直に信じることはできないため
当然、検証手続きが必要だ。
このため米国は北朝鮮に核申告後の検証を要求したが、
北朝鮮は「合意文にない検証をなぜ強要するのか」と反発した。
米国がうっかり北朝鮮の要求を受け入れたわけではない。
米国の交渉担当者たちは合意文に盛り込めなかった部分を
口頭で確認した。いや、より正確に言うなら、確認したと
信じていた。
米国側が「ミサイル実験を猶予するなら、衛星打ち上げも
できないということだ」
「申告には検証が付きものだ」と言うと、北朝鮮代表は
「分かった」という調子であいまいに答えたというのだ。
米国側はこれを「同意した(agree)」という意味だと
解釈して合意文にサインした。ところがその後、
北朝鮮の約束違反に対して抗議すると、北朝鮮は
「『そっちが何を言っているのかは分かった』と言っただけだ。
我々がいつ同意したというのか」と反論した。
このような北朝鮮の「わな」に引っかかることは
二度とないと思っていた。ところが、
先月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談前後の
状況は、過去のそれとそっくりだ。
今回も北朝鮮は「検証」を合意文に盛り込むことに
極力反対した。
北朝鮮の狙いよく知る米国のソン・キム駐フィリピン大使が
北朝鮮と8回も実務交渉をしながらも妥協しなかったのは
このためだ。
結局、時間に追われた「政治家」ポンペオ国務長官が
首脳会談の当日早朝に北朝鮮側の要求を受け入れた。
合意文には「完全な非核化」という文言だけが盛り込まれた。
検証という言葉がないと批判されたポンペオ長官は
「『完全な非核化』には検証が含まれている。
北朝鮮側とそのような話はすべてした」と言った。
対北朝鮮交渉の専門家たちが首を縦に振らなかったのはまさに
この部分だ。
その後の状況は予想通りだ。3回目の訪朝を終えて出てきた
ポンペオ長官に向かって、北朝鮮は
「申告だとか検証だとか強盗のような要求ばかりした」と
非難の声を浴びせた。
北朝鮮はシンガポールでの合意文を持ち出して
「首脳会談の精神を守れ」とまで言った。
今後の非核化交渉がどうなるのかが集約されているような
一コマだ。
最初のボタンを掛け違えた代償はこれほどまでに大きい。
飽き飽きするほど長く骨の折れる核交渉を乗り越えていく忍耐と
意志がトランプ政権にあることを祈るばかりだ。
政治部=イム・ミンヒョク次長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
これが同じ民族とはおもえない。
北朝鮮に自由民主主義が入り込めば、今の韓国みたいに自己中の
社会になるのか〜〜〜
【コラム】北の非核化、「最初のボタン」を掛け違えた代償
「北朝鮮と交渉する時、『解釈の余地』がある合意文に
署名した瞬間、ゲームは事実上終わる。その後、
自ら合意を破っておきながら、
『約束を破ったのはお前の方だ』と大声でわめき散らす口実を
北朝鮮に与えることになるからだ」
かつて北朝鮮と直接交渉したことのある韓米の担当者たちは
口をそろえてそう言う。
北朝鮮が合意文にある特定の文言を入れようとする時、
あるいは外そうとする時は確実に何らかの目的がある。
この点における北朝鮮の交渉担当者たちの努力は
執拗(しつよう)かつ緻密(ちみつ)だ。
オバマ政権時の2012年2月29日、米朝は
「北朝鮮が核・ミサイル活動を猶予(モラトリアム)する
代わりに米国は食糧支援をする」という合意文を発表した。
米国が当時提示した合意文草案には
「衛星打ち上げを含め…」(including satellite launch)という
文言が含まれていた。技術的に見て衛星打ち上げは
大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射と同じだ。しかし、
北朝鮮側は最後までこの文言を外すよう要求、これを貫いた。
合意発表の2週間後、北朝鮮は長距離ロケットを発射して
「平和的宇宙開発のための衛星打ち上げが目的なので問題には
ならない」と主張した。
ブッシュ政権だった07年2月13日の合意も同様だった。
北朝鮮は核兵器・核物質・核施設を
「完全かつ正確に申告する」と合意したが、
「検証」(verification)という単語は絶対に入れられないと
粘った。
核査察において「検証」と「申告」は表裏一体の関係にある。
「これが私の持っているもののすべてだ」という
「ならず者国家」の言葉を素直に信じることはできないため
当然、検証手続きが必要だ。
このため米国は北朝鮮に核申告後の検証を要求したが、
北朝鮮は「合意文にない検証をなぜ強要するのか」と反発した。
米国がうっかり北朝鮮の要求を受け入れたわけではない。
米国の交渉担当者たちは合意文に盛り込めなかった部分を
口頭で確認した。いや、より正確に言うなら、確認したと
信じていた。
米国側が「ミサイル実験を猶予するなら、衛星打ち上げも
できないということだ」
「申告には検証が付きものだ」と言うと、北朝鮮代表は
「分かった」という調子であいまいに答えたというのだ。
米国側はこれを「同意した(agree)」という意味だと
解釈して合意文にサインした。ところがその後、
北朝鮮の約束違反に対して抗議すると、北朝鮮は
「『そっちが何を言っているのかは分かった』と言っただけだ。
我々がいつ同意したというのか」と反論した。
このような北朝鮮の「わな」に引っかかることは
二度とないと思っていた。ところが、
先月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談前後の
状況は、過去のそれとそっくりだ。
今回も北朝鮮は「検証」を合意文に盛り込むことに
極力反対した。
北朝鮮の狙いよく知る米国のソン・キム駐フィリピン大使が
北朝鮮と8回も実務交渉をしながらも妥協しなかったのは
このためだ。
結局、時間に追われた「政治家」ポンペオ国務長官が
首脳会談の当日早朝に北朝鮮側の要求を受け入れた。
合意文には「完全な非核化」という文言だけが盛り込まれた。
検証という言葉がないと批判されたポンペオ長官は
「『完全な非核化』には検証が含まれている。
北朝鮮側とそのような話はすべてした」と言った。
対北朝鮮交渉の専門家たちが首を縦に振らなかったのはまさに
この部分だ。
その後の状況は予想通りだ。3回目の訪朝を終えて出てきた
ポンペオ長官に向かって、北朝鮮は
「申告だとか検証だとか強盗のような要求ばかりした」と
非難の声を浴びせた。
北朝鮮はシンガポールでの合意文を持ち出して
「首脳会談の精神を守れ」とまで言った。
今後の非核化交渉がどうなるのかが集約されているような
一コマだ。
最初のボタンを掛け違えた代償はこれほどまでに大きい。
飽き飽きするほど長く骨の折れる核交渉を乗り越えていく忍耐と
意志がトランプ政権にあることを祈るばかりだ。
政治部=イム・ミンヒョク次長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
タグ:韓国
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