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2017年11月19日

「これは問題なのか」とニューヨークの大衆紙が報じた

これは、かなり話題になってるし、有名な話になりそう、たった
20秒だが遅れたわけではなし、早発したわけだが、運転手の
確認不足というが〜〜
こういうところは日本人の特質だわナ、いつも定刻より5分早くとか
早い人は定刻30分前ぐらいにはその場所に集まりだす。
ドアが閉まったとたん定刻だと思ったのかも〜〜〜


陳謝も急ぎすぎちゃった 世界が驚く日本の鉄道 11月19日

(1/2ページ)

つくばエクスプレス

日本の鉄道事業に制服制度を残したのは、後藤新平だった。
かつて国有鉄道を管理した鉄道院の初代総裁である。
「怠惰を制し、放逸を戒め、規律を確守し、責務を重んじ、これを
全うさせる」。
制服の役目を問われ、後藤はこう述べている
(『時代が求める後藤新平』藤原書店)。

▼鉄道マンにとって、制服は第2のブレーキだろう。
昨今はしかし、居眠り運転に携帯電話をいじる「ながら運転」など、先人の遺訓に背く不届き者が多い。
それゆえ新鮮な驚きを伴う出来事もある。
つくばエクスプレスの運行会社が遅延ならぬ「早発」を陳謝した。

▼今月14日、千葉県内の駅を定刻の「午前9時44分40秒」に
発車するところを20秒早く出た、と。
運転士の確認不足が原因だという。
正確なダイヤを売り物にする日本ならではのニュースだが、
「これは問題なのか」とニューヨークの大衆紙が報じたのも
無理はない。

▼時刻表を違えたわけでも、乗り遅れた客がいたわけでもない。
20秒への懺悔(ざんげ)は、
「守るのは時間ではなく人の命」という自戒の表れだろう。
駆け込み乗車を招きかねない早発は看過できなかったに違いない。
律義な国民気質というより鉄道マンの
矜持(きょうじ)をそこに見る。

(2/2ページ)

▼後藤はどんな会議に出るにも定刻の少し前に着座した。
「早し良し、丁度良し危なし」と後藤の言葉にある。
鉄路の上を走るのは冷たい鉄の塊ではなく人の命である。
安全を売りにする鉄道会社に敬意を表し、乗客の側も
「早し良し」をせめてもの心掛けとしたい。

▼会社のホームページには陳謝の文に添え
「お客様より当該列車にご乗車出来なかった等の申告は
“ございせん”」とある。
書いた人は少しの「間(ま)」も惜しんだのだろう。
拙速と言うまい。「早し良し」とつぶやく。
タグ:日本人
posted by 豊後国主 at 08:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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