2015年04月28日
中華の権力争い、習氏にクーデター危機
江沢民は習近平の後ろ盾ではないのか、太子党の親分は江沢民だろう・・?
太子党と共産党青年同盟との権力争いと聞いたが・・?
習氏にクーデター危機 胡錦濤政権での
軍トップ・郭伯雄氏“粛清”の身柄拘束
(1/3ページ)
狙われる習近平国家主席(ロイター)
中国の習近平国家主席が腐敗官僚の一掃を狙って推し進める「反腐敗運動」で、
また新たな大物が葬り去られた。中国当局が、胡錦濤前指導部で軍制服組の
最高位を務めた郭伯雄・前中央軍事委員会副主席(72)の身柄を
拘束していたことが明らかになった。
郭氏と同じく前政権で軍事委副主席を務めた徐才厚氏も昨夏に失脚している。
だが、粛清をエスカレートさせる習政権への反発も軍部内で強まっており、
軍事クーデターの危険がささやかれている。(夕刊フジ)
共産党筋によれば、北京市内で軟禁状態にあった郭氏は今月9日、
「反腐敗運動」を取り仕切る党中央規律検査委員会によって実質の身柄拘束と
なる「双規」を通告された。郭氏には、制服組トップの軍事委副主席に在任中、
部下から多額の賄賂を受け取った疑いがあるといい、
中国当局が汚職の疑いで取り調べを始めているとみられる。
(2/3ページ)
郭氏をめぐっては、先月2日に中国国防省が、郭氏の息子、郭正鋼・浙江省軍区
副政治委員(少将)を収賄容疑で立件するなど、周辺に捜査の手が伸びていた。
同じ時期に軍事委副主席を務め、今年3月に死亡した徐才厚氏も昨年6月に
収賄容疑で党籍を剥奪され、失脚している。
拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏は、「郭氏の失脚によって、習政権に
対抗しうる有力な勢力は事実上なくなった。
2月末に軍部の会計監査の徹底調査を始めた。
昨年末には7大軍区の訓練の査察もスタートさせ、綱紀粛正にも乗り出している。今後さらに軍部への圧力を強めていくことになるだろう」と指摘する。
習政権は、軍高官の汚職の取り締まりのみならず、
「ぜいたく禁止令」を発令するなどして、下士官への締め付けも厳しくしている。強権をふるう習政権に対して、軍部の不満は高まっており、軍事クーデターの芽が育ちつつある。
加えて習政権にとって脅威となりそうなのが、
「反腐敗運動」の主要ターゲットに据えられている
「上海閥」の残党からの反撃だ。
3/3ページ)
「月刊中国」の発行人である鳴霞(めいか)氏は、「郭伯雄氏も徐才厚氏も、
江沢民元国家主席と近い『上海閥』のメンバーとされる。彼らの息がかかった
者が軍内にはまだたくさん残っており、生き残りのために蜂起する可能性は
十分ある」と指摘する。
中国国内のみならず、国外にも不穏な動きが出ているという。
「米国で、元北京軍区対外作戦秘書長を指導者とした、習政権の打倒を目指す
人民解放軍の退役軍人連盟が組織された。彼らは、中国の民主化を求めて
海外に散らばった退役軍人のほか、中国国内の現役軍人ともつながっていて、
軍事蜂起を呼びかけている。彼らが、『上海閥』の残党と結託し、大規模な
軍事クーデターを仕掛ける事態もあり得る」(鳴霞氏)
習政権が進める軍の覇権奪取が、新たな波乱の幕開けとなるのか。
太子党と共産党青年同盟との権力争いと聞いたが・・?
習氏にクーデター危機 胡錦濤政権での
軍トップ・郭伯雄氏“粛清”の身柄拘束
(1/3ページ)
狙われる習近平国家主席(ロイター)
中国の習近平国家主席が腐敗官僚の一掃を狙って推し進める「反腐敗運動」で、
また新たな大物が葬り去られた。中国当局が、胡錦濤前指導部で軍制服組の
最高位を務めた郭伯雄・前中央軍事委員会副主席(72)の身柄を
拘束していたことが明らかになった。
郭氏と同じく前政権で軍事委副主席を務めた徐才厚氏も昨夏に失脚している。
だが、粛清をエスカレートさせる習政権への反発も軍部内で強まっており、
軍事クーデターの危険がささやかれている。(夕刊フジ)
共産党筋によれば、北京市内で軟禁状態にあった郭氏は今月9日、
「反腐敗運動」を取り仕切る党中央規律検査委員会によって実質の身柄拘束と
なる「双規」を通告された。郭氏には、制服組トップの軍事委副主席に在任中、
部下から多額の賄賂を受け取った疑いがあるといい、
中国当局が汚職の疑いで取り調べを始めているとみられる。
(2/3ページ)
郭氏をめぐっては、先月2日に中国国防省が、郭氏の息子、郭正鋼・浙江省軍区
副政治委員(少将)を収賄容疑で立件するなど、周辺に捜査の手が伸びていた。
同じ時期に軍事委副主席を務め、今年3月に死亡した徐才厚氏も昨年6月に
収賄容疑で党籍を剥奪され、失脚している。
拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏は、「郭氏の失脚によって、習政権に
対抗しうる有力な勢力は事実上なくなった。
2月末に軍部の会計監査の徹底調査を始めた。
昨年末には7大軍区の訓練の査察もスタートさせ、綱紀粛正にも乗り出している。今後さらに軍部への圧力を強めていくことになるだろう」と指摘する。
習政権は、軍高官の汚職の取り締まりのみならず、
「ぜいたく禁止令」を発令するなどして、下士官への締め付けも厳しくしている。強権をふるう習政権に対して、軍部の不満は高まっており、軍事クーデターの芽が育ちつつある。
加えて習政権にとって脅威となりそうなのが、
「反腐敗運動」の主要ターゲットに据えられている
「上海閥」の残党からの反撃だ。
3/3ページ)
「月刊中国」の発行人である鳴霞(めいか)氏は、「郭伯雄氏も徐才厚氏も、
江沢民元国家主席と近い『上海閥』のメンバーとされる。彼らの息がかかった
者が軍内にはまだたくさん残っており、生き残りのために蜂起する可能性は
十分ある」と指摘する。
中国国内のみならず、国外にも不穏な動きが出ているという。
「米国で、元北京軍区対外作戦秘書長を指導者とした、習政権の打倒を目指す
人民解放軍の退役軍人連盟が組織された。彼らは、中国の民主化を求めて
海外に散らばった退役軍人のほか、中国国内の現役軍人ともつながっていて、
軍事蜂起を呼びかけている。彼らが、『上海閥』の残党と結託し、大規模な
軍事クーデターを仕掛ける事態もあり得る」(鳴霞氏)
習政権が進める軍の覇権奪取が、新たな波乱の幕開けとなるのか。
タグ:中国
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