2015年03月25日
”サボりマン”、対策に法整備
サボり、の是正に基準となる法制化必要なんですね〜〜ね、中華は。
ほんと、大陸と半島もそうだけど何やってんですかね。
いくら法制化しても、人間の資質まではかわらない、人民の民度をあげる教育が
先だろうよ。
1日で済む仕事に「30日」…“反腐敗運動”副作用
「サボタージュ公務員」に頭痛める中国
(1/3ページ)
15日、全人代の閉幕直後に言葉を交わす中国の習近平国家主席(左)と李克強首相。
政権のトップ2は、反腐敗運動の思わぬ副作用に頭を悩ましている
=北京の人民大会堂(AP)
中国の習近平政権が、官僚のサボタージュに危機感を募らせている。
「トラもハエもたたく」反腐敗運動が吹き荒れる中、出る杭(くい)は
打たれるとばかりに事なかれ主義を決め込み、積極的に仕事をしない地方公務員や
末端公務員が相次いでいるのだ。
全人代で異例の言及
李克強(りこくきょう)首相(59)は全国人民代表大会(全人代=国会)開幕日の
5日、政府活動報告の中で「職責を果たしていない者、怠けている者に対しては、
白日の下にさらして責任を断固追及しなければならない」と訴えた。
共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙・環球時報(6日付)によれば、こうした
内容が政府活動報告に盛り込まれたのは初めてだという。
一方、6日付の中国紙・北京青年報は李首相が怠慢公務員に言及するのは決して
初めてではないと指摘。2月26日の国務院(内閣に相当)会議で公務員の
サボタージュを厳しく非難していたばかりだったとする。
また北京青年報によれば、2014年以降、全国の31省・直轄市・自治区では
このサボり現象に対して是正運動が展開されたが、その結果は依然として楽観できない
状況だ。サボりの是正における基準がはっきりしておらず、明確に法制化されていないこ
とが原因に挙げられる。
2/3ページ)
3つの心理的兆候
昨年の国内総生産(GDP)の実質成長率が前年比7・4%と24年ぶりの低水準と
なる中、これまで高度成長に覆い隠されてきた社会矛盾の解決や、景気の底上げなど
中央地方を問わず政府がやるべきことは山積している。
そうした重要な時期でありながら公務員のサボタージュが横行していることに、
中国メディアも一斉に警鐘を鳴らし始めた。
6日付の中国紙・京華時報は「新常態(ニューノーマル)の下での怠慢は許されない」と
の見出しを掲げ、「位についているだけで仕事をせず、改革発展の時期に誤りを
残すのは一種の権力乱用だ」と怠慢公務員の風潮を批判した。
7日付の中国紙・新京報も“サボり公務員”の問題について特集。怠慢な態度の
公務員には3つの心理的兆候、すなわり
「ごまかし」と「恐れ」、「待ち」があるとする地方政府の研究を紹介した。
「ごまかし」とはどのような状態か。賄賂や接待などは一切受けつけず表面上は
「清潔な」公務員だが、その実態はやるべき仕事や調整を行わない勤務態度を指す。
「恐れ」とは、間違いを犯すリスクを恐れ、自主的に動かなくなる状態だ。
「待ち」は末端の公務員によくある心理で、近いうちに抜擢(ばってき)される
希望もないことから、ひたすら年功序列で順番が回ってくるのを待っている
状態だという。
(3/3ページ)
反腐敗運動の「副作用」
「反腐敗の圧力が大きい中で、一部の公務員は仕事の原動力を失っている」。
全人代の広東省のある代表は新京報にこう語っている。現実的な問題として、
通常は1日で得られる許認可審査に、30日もかかってしまう現象が
起きうるのだという。
こうした行為が全国に広がれば、経済成長の減速に拍車をかける恐れもある。
反腐敗運動が生んだ“副作用”にどう対処するのか。習政権にとって頭の痛い
問題だが、司法も怠慢公務員の排斥に向け援護射撃を始めたようだ。
12日に中国の最高人民検察院(最高検)が発表した活動報告は、
「人民から強烈に批判されているサボタージュ官僚や職権乱用の問題について、
積極的に対応した」と強調。こうした「職を汚す」犯罪については昨年1年間に前年比6
・1%増となる
1万3864人を立件したという。
(国際アナリスト EX)
ほんと、大陸と半島もそうだけど何やってんですかね。
いくら法制化しても、人間の資質まではかわらない、人民の民度をあげる教育が
先だろうよ。
1日で済む仕事に「30日」…“反腐敗運動”副作用
「サボタージュ公務員」に頭痛める中国
(1/3ページ)
15日、全人代の閉幕直後に言葉を交わす中国の習近平国家主席(左)と李克強首相。
政権のトップ2は、反腐敗運動の思わぬ副作用に頭を悩ましている
=北京の人民大会堂(AP)
中国の習近平政権が、官僚のサボタージュに危機感を募らせている。
「トラもハエもたたく」反腐敗運動が吹き荒れる中、出る杭(くい)は
打たれるとばかりに事なかれ主義を決め込み、積極的に仕事をしない地方公務員や
末端公務員が相次いでいるのだ。
全人代で異例の言及
李克強(りこくきょう)首相(59)は全国人民代表大会(全人代=国会)開幕日の
5日、政府活動報告の中で「職責を果たしていない者、怠けている者に対しては、
白日の下にさらして責任を断固追及しなければならない」と訴えた。
共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙・環球時報(6日付)によれば、こうした
内容が政府活動報告に盛り込まれたのは初めてだという。
一方、6日付の中国紙・北京青年報は李首相が怠慢公務員に言及するのは決して
初めてではないと指摘。2月26日の国務院(内閣に相当)会議で公務員の
サボタージュを厳しく非難していたばかりだったとする。
また北京青年報によれば、2014年以降、全国の31省・直轄市・自治区では
このサボり現象に対して是正運動が展開されたが、その結果は依然として楽観できない
状況だ。サボりの是正における基準がはっきりしておらず、明確に法制化されていないこ
とが原因に挙げられる。
2/3ページ)
3つの心理的兆候
昨年の国内総生産(GDP)の実質成長率が前年比7・4%と24年ぶりの低水準と
なる中、これまで高度成長に覆い隠されてきた社会矛盾の解決や、景気の底上げなど
中央地方を問わず政府がやるべきことは山積している。
そうした重要な時期でありながら公務員のサボタージュが横行していることに、
中国メディアも一斉に警鐘を鳴らし始めた。
6日付の中国紙・京華時報は「新常態(ニューノーマル)の下での怠慢は許されない」と
の見出しを掲げ、「位についているだけで仕事をせず、改革発展の時期に誤りを
残すのは一種の権力乱用だ」と怠慢公務員の風潮を批判した。
7日付の中国紙・新京報も“サボり公務員”の問題について特集。怠慢な態度の
公務員には3つの心理的兆候、すなわり
「ごまかし」と「恐れ」、「待ち」があるとする地方政府の研究を紹介した。
「ごまかし」とはどのような状態か。賄賂や接待などは一切受けつけず表面上は
「清潔な」公務員だが、その実態はやるべき仕事や調整を行わない勤務態度を指す。
「恐れ」とは、間違いを犯すリスクを恐れ、自主的に動かなくなる状態だ。
「待ち」は末端の公務員によくある心理で、近いうちに抜擢(ばってき)される
希望もないことから、ひたすら年功序列で順番が回ってくるのを待っている
状態だという。
(3/3ページ)
反腐敗運動の「副作用」
「反腐敗の圧力が大きい中で、一部の公務員は仕事の原動力を失っている」。
全人代の広東省のある代表は新京報にこう語っている。現実的な問題として、
通常は1日で得られる許認可審査に、30日もかかってしまう現象が
起きうるのだという。
こうした行為が全国に広がれば、経済成長の減速に拍車をかける恐れもある。
反腐敗運動が生んだ“副作用”にどう対処するのか。習政権にとって頭の痛い
問題だが、司法も怠慢公務員の排斥に向け援護射撃を始めたようだ。
12日に中国の最高人民検察院(最高検)が発表した活動報告は、
「人民から強烈に批判されているサボタージュ官僚や職権乱用の問題について、
積極的に対応した」と強調。こうした「職を汚す」犯罪については昨年1年間に前年比6
・1%増となる
1万3864人を立件したという。
(国際アナリスト EX)
タグ:中国
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