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2014年07月09日

幻影大陸

極東アジア三カ国においてよく言われるのが、”歴史を捨てた国小中華”、
”歴史を破壊した国大中華” と ”歴史を護った国日本”とよく言われるがこれほど
的を得た表現もないであろう。
小中華も、大中華も王朝が変わるごとに捨てるか、破壊してきたのである。
ところが、日本だけがちがう栄耀栄華を誇った政権でも、強力な軍事力をもった
戦国大名でも天皇家を潰すものはいなかった。
これが、日本人の日本人たる所以であり、尊厳であり誇りなのだ。
極東アジアにおいて日本と小大中華とは文化、文明の基本が根本的違う、こんな
二カ国は根本的に切り捨てていい、無視していい。

「歴史を尊重」しない中国 2014.7.8 15:00
(1/2ページ)

あなたにだけは言われたくないというか、その言葉、あなたにそっくり
お返しするというべきか。

 中国が日本などを相手に言い募る「歴史を尊重せよ」である。

米ブルームバーグビュー上海駐在コラムニスト、アダム・ミンター氏の一文は、
第三者の目にも同様に映ることを伝えて、興味深い。

「中国の独裁者たちにとって歴史は武器である」と始まるコラムは、
南シナ海島嶼(とうしょ)の領有をめぐりにらみ合うベトナムに
「歴史を尊重せよ」と中国は言い、例えば靖国・教科書問題で
「日本に物申すときに、『歴史を尊重せよ』は中国が最も多く引く
反復句となった」と書く。

そうした中で天安門事件から四半世紀を迎えた6月4日の際立って異様な風景を、
テレビをつけたまま寝て誰かが消したとたん静寂で目が覚めるように、
「突然、歴史(への言及)が消えた」と表現する。

「歴史を尊重しない、と他の国々を非難する当の政府が、自らの歴史を
尊重しないこと、顧みないことに多大の精力を使うのである」

民主化運動に対する血の弾圧の歴史を封印した帰結を、
「ザ・ピープルズ・リパブリック・オブ・アムニージア」(健忘症の人民共和国)の
著者で米公共ラジオNPRのルイザ・リム氏は、
米紙ウォールストリート・ジャーナルで糾弾する。

2014.7.8 15:00 (2/2ページ)

氏が今春、北京の4大学で学生100人に天安門事件の象徴的写真を示して
尋ねたところ、事件のものだと正解できたのは15人だけで、
「それはコソボか」「韓国か」と聞き返した者もいたほどだという。

天安門事件だけではない。
毛沢東がむちゃな農工業の大増産を進めた1950〜60年の「大躍進」で
何千万人も餓死した不都合な真実も現代史からほぼ抹殺されている。

中国の「歴史を尊重せよ」攻撃に対しては、日本は
「そっちこそ自国の歴史を尊重せよ」と反撃してはどうか。
得意の「内政干渉だ」との猛攻を浴びるかもしれないが。

(論説副委員長 西田令一)
タグ:日本、中国
posted by 豊後国主 at 07:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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