2014年03月03日
狂乱、狂奔する隣国
まあ、かの国は国民の7割、8割が同じ脳みそを持ち、風評に弱く集団でなければ
何もできない悲しい国でもある。
これは人類学上そのDNAに如実に現れていることだ。
狂人のごとく狂乱、狂騒するこの国は眺めていればいい、宗主国もなぜか怪しい
雰囲気が漂っている。大中華、小中華の国は波乱の未来が待っている。
竹島そっちのけ 韓国、キム・ヨナ“銀”判定に憤激「恥さらす」と自重論も…「反日」攻勢と根は同じ?
2014.3.2 18:00 (1/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
韓国でソチ五輪閉幕後もフィギュアスケート女子でキム・ヨナではなく、
ロシア選手が「金」となった判定を不当と訴える動きが続いている。
恒例の批判行事であるはずの日本の「竹島の日」そっちのけで、
ネットではロシア選手への中傷が拡大。「次期五輪開催国として恥だ」と自重論も
出始めた。自分たちが「正しい」と信じる結論に合わせ、確定した結果を
覆そうとする熱情は「反日」歴史攻勢とどこか重なる。
竹島“炎上”せず 破られた「歴史のページ」
島根県が「竹島の日」に定めた2月22日は、県の式典に対して韓国側が
「独島(竹島の韓国呼称)を守れ!」と激しく反発し、韓国国内で「反日」が
炎上する節目の一つだ。だが、今年はやや様相が違った。
韓国メディアが自国の政府や民間団体の批判を通り一遍に伝えはしたが、
韓国国民の最大の関心事は別にあった。前日の未明に、
より国民感情をかき立てるソチ五輪のメーンイベントを迎えていたのだ。
韓国の国民的ヒロイン、キム・ヨナが祖国に2度目の金メダルをもたらし、
有終の美を飾るはずだった。
多くの韓国国民がそう“信じて疑わなかった”「歴史の一ページ」が破り去られた。
ノーミスで最後のフリー演技を締めくくったヨナではなく、ロシアの17歳、
アデリナ・ソトニコワが金メダルとなった判定は「不公正」で、開催国に
「金」を取らせる「おぜん立てがあった」と色めきだった。
尾を引くキム・ヨナ採点問題…「調査しない」とISU、韓国は納得するか(iza!)
2014.3.2 18:00 (2/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
テレビ解説者は「キム・ヨナだけ点数が厳しいのは理解できない」と憤り、
別の局の解説者は「ヨナが負けたのではなく、ロシアが勝った」と皮肉った。
「ヨナの唯一の弱点は韓国国籍」といった声も上がった。
再調査一蹴も、約9割が判定「不公正」
メディアや国民は、審判員のあら探しに執着し、
審判に露スケート連盟幹部の夫人や、過去に八百長判定で資格停止になった
ウクライナ人審判が含まれていたと疑惑をかき立てた。
韓国メディアは同時に「疑惑の余地ある金メダル」(フランス通信=AFP)や
「スキャンダル」(仏スポーツ紙)などと不正疑惑を伝えた外国メディアの報道も
繰り返し紹介。
韓国紙は社説で「不公正な判定でロシア選手が金メダルを取ったという国際世論が
あふれている」(ハンギョレ新聞)と強調し、あたかも国際世論も韓国人と歩調を
合わせ、「不正判定」に憤っているとの印象を植え付けた。
世論に押され、韓国スケート連盟が国際スケート連盟(ISU)に
「採点か正当に行われたかの確認」を求めたが、ISUのチンクアンタ会長は
「採点は公正だった」と一蹴。
「いい審判になるには30年、40年かかるが、ちょっと見ただけで分かったように
語る人がいる。理解できない」とも苦言を呈した。
2014.3.2 18:00 (3/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
それでも再調査を求める声はやまず、ネット上での署名集めは瞬く間に200万人を超えた。
19歳以上の韓国人を対象にした世論調査では、フィギュアの判定に対し、88%が
「公正でなかった」と答え、ソチ五輪について約半数が「成功でなかった」と回答。
その理由として6割超が「不公正判定」を挙げた。
「偽金メダリスト」17歳を襲ったネットいじめ
不満はネット上での個人攻撃に発展した。
まず炎上したのが、プーチン露大統領のフェイスブック(FB)だ。
「汚いロシア」などと中傷する韓国語や英語、ロシア語の書き込みがあふれた。
「不当に金メダルをかすめ取った」ソトニコワのFBも標的となり、
「偽の金メダリスト、恥を知れ」といった韓国語などの中傷が殺到。
エキシビションで旗を絡ませてしまった彼女のミスは盛んにあげつらわれ、
ネットには、性行為を連想させるような心ない彼女の合成写真まで掲げられた。
韓国人ネットユーザーらの逸脱したナショナリズムとは対照的に、大人の対応を
示したのがキム・ヨナ本人だ。
「ミスはなかったが、完璧でなかった。金メダルは重要ではない。やってきたことを
出せたから後悔はない」と言い切った。
「深夜の競技で皆お休みになれずにいたのに…」とも語った。
2014.3.2 18:00 (4/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
判定については「以前も判定が問題視されたことがあったが、私よりも周りが
熱くなっていた」と応じ、「結果に満足しないならどうしろと?」と、食い下がる
韓国人記者に切り返し、
「スポーツというのは思い通りになるものでない。どんな結果が出ても
受け入れなければ」とたしなめた。
熱くなる韓国世論をクールダウンさせようとの発言であることは明らかだ。
自分たちのヒロインと持ち上げる彼女に、ここまで気遣いさせる韓国世論とは
いったい何だと他国民ながら心配になる。
難癖つけなければ「国民から袋たたき」
冬季五輪の判定をめぐる難癖は、いまに始まったわけではない。
2002年のソルトレーク大会では、ショートトラック男子1500メートルで、
韓国選手の反則をアピールし「不当に金を奪った」として、
日系米国人選手のアポロ・アントン・オーノに対する大バッシングが巻き起こった。
大会当時、韓国選手の失格について尋ねた仏チーム監督に韓国人解説者は、
そう言ってしまえば、
「国民から袋たたきに遭う」とかたくなに失格を否定したという。
国民感情の前には、判定を受け入れることさえ、タブーとされる空気が
あったようだ。
2014.3.2 18:00 (5/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
今大会のショートトラック女子500メートルでも、首位だった韓国選手を
転倒させた英国のアリス・クリスティのFBにも「死ね」といった書き込みが
相次いだ。クリスティは「韓国人と全選手に謝罪する」と謝罪文を掲載したにも
かかわらず、中傷はやまず、アカウントを閉鎖せざるを得ない事態となった。
ソトニコワらに対する“ネットいじめ”に「韓国人こそ恥を知れ」といった反論も
現れ、韓国人ネットユーザーの間からも「次の冬季五輪開催国の国民として
恥ずべきことだ」と憂慮する意見も多数出た。
韓国紙、朝鮮日報は「国の恥をさらす韓国人」との見出しで、これらの現象を
伝えるとともに自制を呼びかける記事を掲載した。
「過去」の修正に固執 “ジャンヌダルク”に仕立てられた氷姫
フィギュアの判定騒動はなぜここまで拡大したのか−。
ハンギョレ新聞の社説はこう指摘する。
「彼女の美しく力強い姿は世界に飛び立つわが国の若者の羽ばたきと重なった。
キム・ヨナとともにわが国も国民も世界でいっそう大きくなった」
ヨナの演技に触れた韓国人女性作家は、その感動を
「氷上を飛び回る彼女が韓国人かと信じられなかった。ああ、私たちにもこんな
美しさがあったんだな」と記した。
2014.3.2 18:00 (6/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
キム・ヨナは単なる前回大会の金メダリストを越え、成長し世界に飛び立つ韓国を
象徴する存在と受け止められている。韓国の自信の源であり、ナショナリズムと
切っても切れない“ジャンヌダルク”の役割を負わされているようだ。
今回の騒動について米紙ニューヨーク・タイムズは
「韓国は西欧や隣接する大国からいじめられてきたという気持ちが強く、
スポーツの舞台でこうした国に勝つか負けるかに非常に敏感だ」と分析した。
ただ、日本人の感覚からすれば、たとえ納得できなくとも確定した判定は受け入れるものというのが常識なのに、なぜ、何が何でも覆そうと血眼になるのか。
裏返せば、彼らには「定まった過去」を自分たちが「正しい」と信じる見方に
合わせ、修正できるという固い信念さえうかがえる。
それは、日本による朝鮮半島統治の正統性や竹島、慰安婦問題をめぐり、
ことあるごとに「歴史の見直し」を突き付けてくる「反日」攻勢とも重なる。
日韓請求権協定という国際的取り決めで決着させたにもかかわらず、韓国で相次ぐ、
戦時徴用に絡んで日本企業に賠償を命じる判決が最たる例だ。
「反日」だけじゃない! 竹島越えた“ソチの悲劇”
今回、ヨナに有利な海外報道だけを抜き出し、
「韓国だけでなく、欧米でもこう受け止められている」と“普遍性”を訴え、
自己正当化するやり方も慰安婦キャンペーンでよく目にしてきた手法だ。
2014.3.2 18:00 (7/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
メディアが率先して国民をあおりにあおっておきながら、自国に不利になると
判断するや、上から目線で行きすぎたナショナリズムに自制を求める
マッチポンプぶりも「反日」世論作りで飽きるほど繰り返されてきた。
過去には、国民の反日感情が制しきれなくなると、
「克日」を唱えたり、最近の日韓関係悪化に対しては「用日論」を掲げるメディアも
現れた。
今回、違っていたのは、いままで愛国のシンボルであったはずの竹島をめぐる
「反日」を、ヒロイン、ヨナの悲劇に対する激情が凌駕(りょうが)したことだ。
韓国の愛国エネルギーの源が「反日」に限らないことをまざまざと見せつけた。
国民は抽象的な「竹島の日」よりも、すんなり感情移入できる、自分たちの心に
映った“ソチの悲劇”に怒り、涙したのだ。
「反日」の文脈でも、現実の日本とかけ離れた軍国主義台頭などが盛んに
論じられてきた。彼らが「現実の日本」に怒りをぶつけているというよむしろ、
自分たちの「正しさ」に照らして思い描いた、ナショナリズムのための
“幻の日本”にとらわれ、独り相撲を取っていることが分かる。
韓国のナショナリズムに絡む激情は「正しい」と信じる道に
猪突(ちょとつ)猛進し、七転八倒しているんだと理解できれば、
「反日」に対しても、同じ土俵に立たずに一歩引いて眺めることもできよう。
その意味で、フィギュアの判定をめぐる騒動は、くしくも韓国の「反日」と
付き合う上でのヒントを示唆してくれてもいる。(外信部記者)
「キム・ヨナ」でプーチン大統領も「炎上」 激しすぎる韓国ネットパワー(iza!)
何もできない悲しい国でもある。
これは人類学上そのDNAに如実に現れていることだ。
狂人のごとく狂乱、狂騒するこの国は眺めていればいい、宗主国もなぜか怪しい
雰囲気が漂っている。大中華、小中華の国は波乱の未来が待っている。
竹島そっちのけ 韓国、キム・ヨナ“銀”判定に憤激「恥さらす」と自重論も…「反日」攻勢と根は同じ?
2014.3.2 18:00 (1/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
韓国でソチ五輪閉幕後もフィギュアスケート女子でキム・ヨナではなく、
ロシア選手が「金」となった判定を不当と訴える動きが続いている。
恒例の批判行事であるはずの日本の「竹島の日」そっちのけで、
ネットではロシア選手への中傷が拡大。「次期五輪開催国として恥だ」と自重論も
出始めた。自分たちが「正しい」と信じる結論に合わせ、確定した結果を
覆そうとする熱情は「反日」歴史攻勢とどこか重なる。
竹島“炎上”せず 破られた「歴史のページ」
島根県が「竹島の日」に定めた2月22日は、県の式典に対して韓国側が
「独島(竹島の韓国呼称)を守れ!」と激しく反発し、韓国国内で「反日」が
炎上する節目の一つだ。だが、今年はやや様相が違った。
韓国メディアが自国の政府や民間団体の批判を通り一遍に伝えはしたが、
韓国国民の最大の関心事は別にあった。前日の未明に、
より国民感情をかき立てるソチ五輪のメーンイベントを迎えていたのだ。
韓国の国民的ヒロイン、キム・ヨナが祖国に2度目の金メダルをもたらし、
有終の美を飾るはずだった。
多くの韓国国民がそう“信じて疑わなかった”「歴史の一ページ」が破り去られた。
ノーミスで最後のフリー演技を締めくくったヨナではなく、ロシアの17歳、
アデリナ・ソトニコワが金メダルとなった判定は「不公正」で、開催国に
「金」を取らせる「おぜん立てがあった」と色めきだった。
尾を引くキム・ヨナ採点問題…「調査しない」とISU、韓国は納得するか(iza!)
2014.3.2 18:00 (2/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
テレビ解説者は「キム・ヨナだけ点数が厳しいのは理解できない」と憤り、
別の局の解説者は「ヨナが負けたのではなく、ロシアが勝った」と皮肉った。
「ヨナの唯一の弱点は韓国国籍」といった声も上がった。
再調査一蹴も、約9割が判定「不公正」
メディアや国民は、審判員のあら探しに執着し、
審判に露スケート連盟幹部の夫人や、過去に八百長判定で資格停止になった
ウクライナ人審判が含まれていたと疑惑をかき立てた。
韓国メディアは同時に「疑惑の余地ある金メダル」(フランス通信=AFP)や
「スキャンダル」(仏スポーツ紙)などと不正疑惑を伝えた外国メディアの報道も
繰り返し紹介。
韓国紙は社説で「不公正な判定でロシア選手が金メダルを取ったという国際世論が
あふれている」(ハンギョレ新聞)と強調し、あたかも国際世論も韓国人と歩調を
合わせ、「不正判定」に憤っているとの印象を植え付けた。
世論に押され、韓国スケート連盟が国際スケート連盟(ISU)に
「採点か正当に行われたかの確認」を求めたが、ISUのチンクアンタ会長は
「採点は公正だった」と一蹴。
「いい審判になるには30年、40年かかるが、ちょっと見ただけで分かったように
語る人がいる。理解できない」とも苦言を呈した。
2014.3.2 18:00 (3/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
それでも再調査を求める声はやまず、ネット上での署名集めは瞬く間に200万人を超えた。
19歳以上の韓国人を対象にした世論調査では、フィギュアの判定に対し、88%が
「公正でなかった」と答え、ソチ五輪について約半数が「成功でなかった」と回答。
その理由として6割超が「不公正判定」を挙げた。
「偽金メダリスト」17歳を襲ったネットいじめ
不満はネット上での個人攻撃に発展した。
まず炎上したのが、プーチン露大統領のフェイスブック(FB)だ。
「汚いロシア」などと中傷する韓国語や英語、ロシア語の書き込みがあふれた。
「不当に金メダルをかすめ取った」ソトニコワのFBも標的となり、
「偽の金メダリスト、恥を知れ」といった韓国語などの中傷が殺到。
エキシビションで旗を絡ませてしまった彼女のミスは盛んにあげつらわれ、
ネットには、性行為を連想させるような心ない彼女の合成写真まで掲げられた。
韓国人ネットユーザーらの逸脱したナショナリズムとは対照的に、大人の対応を
示したのがキム・ヨナ本人だ。
「ミスはなかったが、完璧でなかった。金メダルは重要ではない。やってきたことを
出せたから後悔はない」と言い切った。
「深夜の競技で皆お休みになれずにいたのに…」とも語った。
2014.3.2 18:00 (4/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
判定については「以前も判定が問題視されたことがあったが、私よりも周りが
熱くなっていた」と応じ、「結果に満足しないならどうしろと?」と、食い下がる
韓国人記者に切り返し、
「スポーツというのは思い通りになるものでない。どんな結果が出ても
受け入れなければ」とたしなめた。
熱くなる韓国世論をクールダウンさせようとの発言であることは明らかだ。
自分たちのヒロインと持ち上げる彼女に、ここまで気遣いさせる韓国世論とは
いったい何だと他国民ながら心配になる。
難癖つけなければ「国民から袋たたき」
冬季五輪の判定をめぐる難癖は、いまに始まったわけではない。
2002年のソルトレーク大会では、ショートトラック男子1500メートルで、
韓国選手の反則をアピールし「不当に金を奪った」として、
日系米国人選手のアポロ・アントン・オーノに対する大バッシングが巻き起こった。
大会当時、韓国選手の失格について尋ねた仏チーム監督に韓国人解説者は、
そう言ってしまえば、
「国民から袋たたきに遭う」とかたくなに失格を否定したという。
国民感情の前には、判定を受け入れることさえ、タブーとされる空気が
あったようだ。
2014.3.2 18:00 (5/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
今大会のショートトラック女子500メートルでも、首位だった韓国選手を
転倒させた英国のアリス・クリスティのFBにも「死ね」といった書き込みが
相次いだ。クリスティは「韓国人と全選手に謝罪する」と謝罪文を掲載したにも
かかわらず、中傷はやまず、アカウントを閉鎖せざるを得ない事態となった。
ソトニコワらに対する“ネットいじめ”に「韓国人こそ恥を知れ」といった反論も
現れ、韓国人ネットユーザーの間からも「次の冬季五輪開催国の国民として
恥ずべきことだ」と憂慮する意見も多数出た。
韓国紙、朝鮮日報は「国の恥をさらす韓国人」との見出しで、これらの現象を
伝えるとともに自制を呼びかける記事を掲載した。
「過去」の修正に固執 “ジャンヌダルク”に仕立てられた氷姫
フィギュアの判定騒動はなぜここまで拡大したのか−。
ハンギョレ新聞の社説はこう指摘する。
「彼女の美しく力強い姿は世界に飛び立つわが国の若者の羽ばたきと重なった。
キム・ヨナとともにわが国も国民も世界でいっそう大きくなった」
ヨナの演技に触れた韓国人女性作家は、その感動を
「氷上を飛び回る彼女が韓国人かと信じられなかった。ああ、私たちにもこんな
美しさがあったんだな」と記した。
2014.3.2 18:00 (6/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
キム・ヨナは単なる前回大会の金メダリストを越え、成長し世界に飛び立つ韓国を
象徴する存在と受け止められている。韓国の自信の源であり、ナショナリズムと
切っても切れない“ジャンヌダルク”の役割を負わされているようだ。
今回の騒動について米紙ニューヨーク・タイムズは
「韓国は西欧や隣接する大国からいじめられてきたという気持ちが強く、
スポーツの舞台でこうした国に勝つか負けるかに非常に敏感だ」と分析した。
ただ、日本人の感覚からすれば、たとえ納得できなくとも確定した判定は受け入れるものというのが常識なのに、なぜ、何が何でも覆そうと血眼になるのか。
裏返せば、彼らには「定まった過去」を自分たちが「正しい」と信じる見方に
合わせ、修正できるという固い信念さえうかがえる。
それは、日本による朝鮮半島統治の正統性や竹島、慰安婦問題をめぐり、
ことあるごとに「歴史の見直し」を突き付けてくる「反日」攻勢とも重なる。
日韓請求権協定という国際的取り決めで決着させたにもかかわらず、韓国で相次ぐ、
戦時徴用に絡んで日本企業に賠償を命じる判決が最たる例だ。
「反日」だけじゃない! 竹島越えた“ソチの悲劇”
今回、ヨナに有利な海外報道だけを抜き出し、
「韓国だけでなく、欧米でもこう受け止められている」と“普遍性”を訴え、
自己正当化するやり方も慰安婦キャンペーンでよく目にしてきた手法だ。
2014.3.2 18:00 (7/7ページ)[桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸]
メディアが率先して国民をあおりにあおっておきながら、自国に不利になると
判断するや、上から目線で行きすぎたナショナリズムに自制を求める
マッチポンプぶりも「反日」世論作りで飽きるほど繰り返されてきた。
過去には、国民の反日感情が制しきれなくなると、
「克日」を唱えたり、最近の日韓関係悪化に対しては「用日論」を掲げるメディアも
現れた。
今回、違っていたのは、いままで愛国のシンボルであったはずの竹島をめぐる
「反日」を、ヒロイン、ヨナの悲劇に対する激情が凌駕(りょうが)したことだ。
韓国の愛国エネルギーの源が「反日」に限らないことをまざまざと見せつけた。
国民は抽象的な「竹島の日」よりも、すんなり感情移入できる、自分たちの心に
映った“ソチの悲劇”に怒り、涙したのだ。
「反日」の文脈でも、現実の日本とかけ離れた軍国主義台頭などが盛んに
論じられてきた。彼らが「現実の日本」に怒りをぶつけているというよむしろ、
自分たちの「正しさ」に照らして思い描いた、ナショナリズムのための
“幻の日本”にとらわれ、独り相撲を取っていることが分かる。
韓国のナショナリズムに絡む激情は「正しい」と信じる道に
猪突(ちょとつ)猛進し、七転八倒しているんだと理解できれば、
「反日」に対しても、同じ土俵に立たずに一歩引いて眺めることもできよう。
その意味で、フィギュアの判定をめぐる騒動は、くしくも韓国の「反日」と
付き合う上でのヒントを示唆してくれてもいる。(外信部記者)
「キム・ヨナ」でプーチン大統領も「炎上」 激しすぎる韓国ネットパワー(iza!)
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