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2014年10月21日
Short Short Short @Seoul
3日目になり、ようやく出かけられる陽気になった。
雨が熱さを洗い流し、午前中は涼しい風が吹き抜けた。
それも日が高くなるにつれて、期限切れ。
午後にはすっかり日本の梅雨と同じ蒸し暑い風が舞った。
旅先で使う短パンを求めて歩く。
宿に近い新設洞と隣の駅・東廟の間に古着屋が立ち並ぶ通りがあった。
東大門へ抜けるのに通り過ぎたことがあり、前々から気になっていた。
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使い捨てもありかな、と古着屋を冷やかすことにした。
車道と歩道の間には「ガラクタ屋」が延々と並び、
ちょっと「市」を成している。
古着屋が店を出しているのか、
まったく関係ない店なのか、
正体もわからないが、
雨上がりの路上は中古品や古着を選り分ける客でにぎわっていた。
ご他聞に漏れず、アジアの「ガラクタ市」である。
スーツやジャケットはハンガーにぶら下げられ、
ブラウスやシャツなどは山積みにされている。
日本のフリー・マーケットにも並んでいそうなものもあれば、
履き古した靴やバカでかいラジオ、蛇口、古びた電気スタンド、
よくわからないコードまで並んでいる。
「誰が買うんだ、これ」というようなものがホトンドなのだ。
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古着の露店は山となった衣類から
お気に入りを探す客でにぎわっているが、
ナゾのガラクタを並べる露店には人もいない。
のんきにオヤジがタバコを燻らすだけである。
アジアの街角ではこういう「ガラクタ市」にかならず出くわす。
移り住んだシンガポールにも「ドロボウ市」と呼ばれる通りがあった。
地元の人たちにいわせると
「なくした物や盗まれたものは翌日、あそこで探せば出てくる」という場所。
本気かウソかは定かではないが、
物をなくした人がいると、そんな冗談がよく使われていた。
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ブーツ半足、割れた電球の傘、なにかの取っ手、コーラの空き瓶・・・
そこにも「誰が買うんだ、これ」というものがたくさん並んでいた。
そのことを思い出し、少し懐かしい気分になった。
ここもアジアなのだ。
2014年10月20日
Rain Rain Rain @Seoul
昨日からの雨が降り続いていた。
2日目は朝から激しい雨音がしていた。
出歩けないほどの大雨、というのはオオゲサではなく、
その大雨がさんざん西日本を悩ませた、ということを帰国後に知った。
7月に繰り返した大雨はソウルでも深刻で、
漢江から溢れるほどの勢いを示したようだ。
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前日のテニスの疲れもあり、雨が収まるのを待って、のんきに過ごす。
宿のスタッフとハナシをしたり、
他の宿泊客とコーヒーを飲みながらコミュニケーションを交わす。
結局、雨は夜になるまで止まなかった。
カメラ片手にブラつく旅人は雨が降っていては完全にお手上げ。
本当にやることがなく、途方にくれてしまうのである。
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暗くなり、ようやく雨音が止まった。
夕食時も過ぎたころ、悔し紛れに出かけてみる。
龍頭洞にある「HOME PLUS」へ初挑戦。
リーズナブルな価格だそうで、リピーターの旅行者に大人気とか。
地図を調べてみたら、隣の駅だということがわかり、
なにもできなかった憂さ晴らしに歩いて出かけた。
路肩の飲み屋や食堂はもう路上にテーブルとイスを並べている。
雨上がりの夜空、涼しくなったこの時間に、
楽しそうな酒盛りがアチラコチラで見受けられる。
この国の人たちは店内よりも外で飲むのが好きらしい。
どこの店舗でもかならずといっていいほど、
軒先で盛り上がっている人たちがいる。
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こういうシーンを目の当たりにすると「アジア」を実感する。
そういえば、日本って店先で呑むよりもエアコンの効いた店内が人気。
そういう部分は「アジア」ではないのですね、あの国は。
店先の路肩にテーブル出して呑む習慣はないものね。
2014年10月19日
Golden Golden @Seoul
ラウンジで見た天気予報の通り、到着したら雨。
おいおい、到着日はかならず雨か?
5回来て、3〜4回雨?
イチローより高打率だぞ。
UA883便は定刻どおり到着。
預け荷物もないので、20時過ぎには到着ロビーに降り立った。
鉄道を乗り継いでいくのが少し億劫になり、「一般リムジン」のチケットを購入。
片道W9,000を往復分もらう。
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AREX+地下鉄の倍の値段だが、
利便性を考えると、たいした価格差じゃない。
4,000と9,000と聞くとでっかく聞こえるが、
円に換算すると鉄道¥300、バス¥700。
ムムム、です。
宿泊するいつものゲストハウスは、
すぐ前にリムジンのバス停があるので、さらに利便性は高い。
まあ、その並びに地下鉄駅もあるのだけどね。
使ったことがない「一般リムジン」を試してもみたかったわけもあるのです。
リムジンのチケットを受け取り、バス乗り場に出ると、
カジノのシャトルバスが止まっていた。
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滞在期間が長め、ということもあって、気分的にゆとりがあったからだろうか。
運転手に声をかけ、飛び乗っていた。
リムジンの時間は把握していたし、
宿に向かっても食事して寝るだけ、
ならば! とシャトルに飛び乗っていた。
バスは5分ほどでホテルに到着した。
「パラダイス・ゴールデンゲート・カジノ仁川」は、
エアポート・ホテルであるハイアット・リージェンシーにある。
ソウル駅から近い「ミレニアムソウル・ヒルトン店」や
COEXのある「江南店」と同じセブンラック・カジノのグループ。
ウリ文句は「世界一空港から近いカジノ」らしい。。。
まあ、ラスベガスは空港にスロットマシンが置いてあるけど、
カジノ・スペースはないわなあ。
びみょ〜な売り文句だな。
シャトルからホテルなので、雨に濡れることもなく、カジノへ。
荷物を預け、中に進むと、あら〜〜〜。
リモワ(RIMOWA)のカテゴリー
ちっちゃいのね〜
こぶり〜
客も少なーい。
賭けるにしてもこれじゃあ、ディーラーとマン・ツー・マンじゃん。
そんな勝負には挑めませーん。
飲み物をいただきながら、ぐるりと一周し、シャトルバス乗り場に戻った。
2014年10月18日
7月の「毎月ソウル」
7月のソウル、これで春から5回目を数える。
3・4・5・6月と渡航を重ねてきたのは、
ウォン安とサーチャージの下落に乗っかったのはあるが、
現地の写真を撮り、ネタを拾って歩き、
ハングルを学び、韓国に分け入ってみましょう、
というのをカンバンに掲げて、自らのモチベーションを上げるため。
写真やネタはたくさん集まったが、
「ハングルを〜」の部分は春からあんまり進歩がなく、
あいかわらず観光客レベル。
モチベーションは果たして上がっているのかなあ。
「価格.com自動車保険」保険料、払いすぎていませんか?
7月のチケットは春先にユナイテッド・エアがアジア便を投売り!
ともいえる値段でWEB販売。
オンラインで検索して、そのまま購入できるものをおさえた。
7月13−19日、9月7−10日の2枚で、まずはその1枚目が今回。
「コミコミ・フェア」の名前どおり、
往復・空港使用料、サーチャージ全部含めて、¥19,900。
春先はアシアナで1万円を切ったものがあったので、
(成田・仁川の空港使用料で+5,000円ほど。往復で総額¥14,000前後)
そちらをチョイスし、夏以降はUAを買い求めた。
7月は空いている便が限られ、初の長期滞在となった。
7日間もあるぞ、なにしよう?
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成田空港第1ターミナルはいつもより混んでいる。
早めの夏休みだろうか。
たしかに夕方はアメリカ西海岸便やアジア各方面の便が重なるので、
いつも混んではいるがそれにしても人が多い。
出国のゲートには子供や家族連れがワサワサしている。
パスポート・コントロールの行列を尻目に「無人化ゲート」で先抜け。
ニギヤカな免税店周辺を通り過ぎ、いつものラウンジへ。
ノースウェストはデルタに吸収合併されたため、
ラウンジ名も「NORTHWEST WORLDCLUB」から「DELTA SKYCLUB」に名称変更。
内容は変わらず、カンバンだけ架け変えた状態。
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国内空港のラウンジはモチロン、海外でもラウンジが使える!
優雅なビジネスクラス・ラウンジも混んでいた。
やはりアメリカ便利用者が多いのだろうか。
といっても、やたらに広いラウンジなので、
座るスペースはたくさんあるの混雑も気にならないが。
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鍵をもらい、シャワーを借りる。
30度を楽に超える気温のせいで、
空港へやってくる間にすっかりカラダがベタついていた。
それをリフレッシュできるのはうれしい。
これも「プライオリティ・パス」の大きな恩恵。
早めに到着したラウンジで出発の体勢を立て直した。
2014年10月16日
Seoul, Sweet Seoul @Seoul −完−
11時の帰国便だったが、少し早めに宿を出た。
いつものようにラウンジで朝食を摂り、
コーヒーを飲みながら、読書にでもふけろうかという魂胆。
ラッシュとは反対の流れとはいえ、地下鉄はそこそこ混んでいる。
いつもことながら、ソウルの街は夜遅くまでうごめき、朝も早くから動き出す。
昨夜の帰り道から、いや、宿に帰ってからきになっていたことがあった。
市場で買った「ニンニク」。
「これは便利!」と思って買ったのはいいが、剥き身なので、臭気がスゴイ。
ビニール袋で3重に包み、プラスティック・バッグ(日本語で「コンビニ袋」)で閉ざして、
なんとか凌いだか、と思ったのだが、背負っているバッグから香ってくる。
ひょっとすると自分だけしか匂ってないのかもしれない。
わたくし、異常に鼻が効くのでそのせいかも。
ヨーロッパではバーの向こうのワキガのウェイターに閉口し、
寿司屋ではカウンターの端で納豆巻きを食べるカップルに気づくほどなので。
ニンニク、という原因を知っているが故の気のせいかもしれないが、
地下鉄内でもカバンが気になった。
国内も海外も旅行にはこの1枚
韓国自体は「空港降りるとニンニク(キムチという説もあり)くさい」といわれるぐらい、
食べ物にニンニクが多く使われているので、
日本ほどニンニク臭が嫌われてはいない。
多少カバンが臭くてもにらまれたりはしないだろうな、きっと。
バッグのニンニクに想いを馳せながら、A’REXで仁川空港へ。
窓の外に海が見えてきたが、水面と空の境目がない。
靄だか霧だかわからないが、あたり一面真っ白け。
う〜ん、かなり白い。
これ、飛行機飛ぶのか?
と思いつつも空港へ向かい、マシンで自動チェックインを行うと、
フライトは通常通りらしい。
えかった、えかった、と思いつつ、ボーディング・パスを手に出国へ。
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ラウンジに滑り込み、のんきに朝食を摂った。
満腹し、コーヒーを楽しんでいると、
「東京行きのお客さま〜。東京行きのお客さま〜」と、
スタッフが英語でペイジング。
「はい?」と手を挙げると、笑顔で悲しいお知らせ。
「機材の到着が遅れまして、30分のフライト・ディレイです。
出発が遅れますので、電光掲示板でご確認ください」
「ほい」
う〜ん。
霧だか靄だかで飛べないんじゃなくて、
どうやら機材が到着できなかったらしい。
遅れて到着したので、整備と準備で出発が遅れるわけかな。
たぶん30分じゃすまないでしょう、1時間覚悟かな。
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まあコーヒーもあるし、新聞もあるし、のんきに過ごしましょう、と思い、
普段使わないマッサージ・チェアなどに身を沈めることにした。
ニンニクのことはすっかり忘れていた。
毎月ソウル 2009年6月編
―完―
写真1; 朝の地下鉄駅。無料の新聞がたくさん置いてある
写真2; 通勤客だけじゃなく、近隣の人たちも新聞を取りに
写真3; 定宿の部屋。冷蔵庫が便利。シャワーは共同だが無線LANも無料で使える
写真4; ラウンジの朝食。ホテルのブッフェと同じレベルです
2014年10月15日
Seoul Kitchen @Seoul
夕食時に差しかかっていたが、空はまだ明るく、宿に帰る気はおきなかった。
明日の昼の便で発つので、実質、今日が最終日。
宿でくつろぐにはまだ時間が早い。
土産を買い込む必要もなく、買いたいものもなく、
ショッピングモールをうろつくのはムダな気がして、
思い立つまま、地下鉄に乗り込んだ。
どうもソウルに来ることになってから、地下鉄の利用頻度が高い。
それもこれもSuicaに似たT−moneyカードを持っていれば、
初乗り900W(約¥70)で、ソウルの中心地は網羅できてしまうのが理由かな。
今日もすでに4〜5本乗っている。
考えてみればアッチコッチ動き回って不経済だなあ。
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地下鉄で目指した目的地はウォーカーヒルのカジノ。
最終日の夜はプチ勝負が恒例化しているかな。
江辺駅(カンピョン)を降りると、
駅前に並んだ屋台が電球を煌々と照らし、客を惹きつけていた。
会社帰りのOL、学校帰りの女子高生、お疲れ気味の会社員…
露店なのに女性が多いところがソウルらしい。
クレープ、ケバブ、ポテト、タコヤキ・・・
露店のメニューもバラエティに富んでいて、道行く人を次々引き止める。
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無料のシャトルバスを捕まえ、シェラトン・ホテルへ。
街歩きの後でもカジノに気軽に来られるのは、
クロークがあるからかもしれない。
重たいカメラバッグと買出しの品物を預けられるので、
カジノにいる間は身軽に、気軽に動くことができる。
あまり勝負に気乗りしないときなどは
ソファーを陣取り、文庫本片手にコーヒーを傾けていることもある。
カジノの客としては困ったものである。
カジノは安全で静かに過ごせる場所。
ソウルに限らず、世界中のカジノでこんな過ごし方をしている。
ギャンブルしないダメダメ・ギャンブラー、なのです。
小さく勝負しながら、途中、レストランで食事を摂る。
季節メニューで「おこげの松茸添え」「水餃子」。
う〜ん、ソウル最終日なのに中華を食べてるダメダメ・トラベラー。
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満腹して気力充実。
ラケット1本分勝利したので、撤退決定。
別の換算法ならAIRチケット代と宿代を産出してお釣りが来る計算。
そう、あとは勝ったら早々に立ち去ること。
それが必勝法。
6月18日−DAY3
写真1; 江辺駅前の舗道。清潔で明るくPOPな露店が並んでいる
写真2; 屋台のお客さんは意外にも女性が多い
写真3; ソウル駅遠景
写真4; オコゲと水餃子(携帯画像)
2014年10月14日
Save Your Seoul @Seoul
古き良きソウルに出会うことができず、鍾路(チョンノ)を離れた。
写真の枚数もまったく増えず、なんとなく空振りの午後。
肩透かしを食ったような気分で、日用品の買い物に向かうことにした。
男の一人旅でも買い物が好きな向きがあるかもしれないが、
あまり物欲がない身としては、せいぜい普段使いの食材探しがいいところ。
宿に近い清涼里(チョンニャンリ)の大きな市場に足を向けた。
色街として有名な場所のスグ隣に大きな市場が、延々と展開している。
「二大欲求」が背中をつけて並んでいる不思議な空間だ。
口コミ情報800万件以上の掲載で、ホテル選びもラクラク!
唐辛子の粉とニンニクを探し求めて歩く。
韓国ではニンニクは皮が向かれた状態で売られているので、これは便利だ、
と前回発見して、購入を思いたった。
自宅でパスタを作るため、大量消費するので、まとめて買っては皮をむいて、
冷凍保存していた。
それが皮がむかれた状態で売られているとは!
唐辛子は野菜炒めやカレーなどにも重宝するし、パスタにも使う。
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家で食べるパスタはもっぱらペペロンチーノ。
うまいオリーブオイルとうまいパスタがあれば、これだけでOK。
ちなみにこの「ペペロンチーノ」、なかば日本製イタリア語です。
「ペペロンチーノ」だけでは「唐辛子」という意味。
ツアーでイタリア訪問の際、口にしたらレストランのイタリア人に笑われた。
「スパゲティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」っていわないと、
イタリアでは出会うことができない。
「アーリオ」がニンニク、
「オーリオ」がオリーブオイル、
「ペペロンチーノ」が唐辛子。
「スバゲティのニンニク・唐辛子・オリーブオイル炒め」というわけですね。
市場は精肉がぶら下がる通り、魚が並ぶ通り、乾物が重なる通り、薬膳が連なる通りと、
エリアごとに住み分けられていて、眺めて歩くだけでも楽しい。
話題の商品がお得に試せる【サンプル百貨店】
チャンジャを売っていたり、自家製コチュジャンを売っていたり、
買いたいものが目白押しだが、漏れてしまいそうなものはパッケージしてくれるスーパーが得策か。
ニボシ、ジャコ、瓜 ・・・日本では目にしなくなったものがあたりまえのように並んでいる。
袋入りのニンニクを1,000Wで購入。
半年ぐらいパスタを食べられそうな量だ。
上機嫌で市場を離れたが、実はこいつが悩みのタネになるとは。
6月18日−DAY3
写真1; 生の唐辛子。記しませんでしたが、動植物は検疫違反のため、持ち帰ることはできません
写真2; ひたすらきゅうりしか売ってない八百屋さん
写真3; エゴマの葉。買って帰りたいぐらい大好物だが、なんで日本で売ってないんでしょ
写真4; 稗、粟、豆など豊富な穀類
2014年10月13日
Seoul Survivor @Seoul
「古きソウル」を探し歩いたが、鍾路(チョンノ)では結局、出会えなかった。
どの路地を歩いても、出迎えてくれるのは工事のフェンスばかりで、
写真を撮る気も店に入る気力も奪われた。
ピマッコル通りにからみつくように海産物が売りの道、居酒屋が並ぶ通り、
韓定食を楽しむことができる路地などが営業していた。
これらの店の寿命も時間の問題なのだろうか。
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昼の時間は閑散としていて、路地を通り抜けていく人ばかり。
開発の波に浸食される一方の印象だったが、
夜になると活気づいて、違い表情を見せているのだろうか。
飲み屋さんが多いだけに、闇が訪れると活況を鳴らしているのだろうか。
鍾路の大通りからピマッコルの狭い路地を北に抜けると、急に警官の制服姿が増えた。
その辺りは大使館や役所が連なり、
星条旗がはためく門の前では立番の警官が警棒を杖のようにして仁王立ち、
その向こうの大使館の玄関前には大きな移動交番のバスが、
アイドリングしたまま、止まっていた。
遠くには小山がきれいな青空をバックに鎮座している。
高級レストランの予約は、一休.comレストランで・・・。
ピマッコル通りや居酒屋通りを支えていたのは役所で働く人たちだったのか。
どこの国でも飲み屋街を支えるのはお役所だったり、
グルメ・ストリートを作り上げるのは色街だったり、
街の成り立ちには意外な背景がある。
ピマッコルもそうしてできあがったのだろう。
道にあふれる制服姿を眺めながら歩くと、
頭の中にある記憶の画像と目の前に見える画像が合致した。
見覚えがある小山は、景福宮や昌徳宮を守るようにして鎮座するあの山だったのだ。
話題の商品がお得に試せる【サンプル百貨店】
古くからこの国のメイン・ストリートだった鍾路は、
その北側に景福宮や昌徳宮の王宮を備えている。
それを囲むように王宮で働く人たちや武家が住んだ仁寺洞や三清道・北村が成り立ち、
鍾路の南側には少し距離をおいて庶民の町・明洞。
それを挟むように商人の町・南大門、東大門が佇まいをみせるわけだ。
ポケットに突っ込んでいた市内地図を広げてみるとそれらが公式のように並んでいた。
バラバラに歩き、見ていたものがパズルのパーツのように今つながった。
6月18日−DAY3
写真1; 狭い路地でまだまだ元気に営業している店も多い
写真2; かつての「ピマッコル通り」も半面は工事中
写真3; 3〜4件軒を連ねる床屋さん。ここは「健全」な床屋さんです
写真4; 再開発の一角に火事跡の居酒屋。小火で焼けたのか、はたまた・・・
2014年10月12日
Sweet Seoul Music @Seoul
翌日はカラリと晴れて、心地よい風が吹いた。
昨夜は宿に帰るとそのままベッドに横たわり、眠りに落ちた。
風呂に入ったとはいえ、シャワーも浴びず、汗まみれのまま、睡没。
朝になって熱いシャワーを浴び、完全復活。
3日間とも空の表情が異なり、風の感触も違う。
この時期のソウルの空は気まぐれなのかな。
古い街並みを探し歩こうと、鍾路(チョンノ)へ。
1号線「鍾閣駅」は明洞の北側、歩ける距離だ。
駅を出て、大通りから一本裏手に入ると、
細い路地を埋めるように飲み屋や定食屋がひしめき合っている通りがある。
「090」にも「03」にもかけられ、スマホの通話料が激安になる電話アプリ「050 plus」
通称「ピマッコル通り」。
「木の皮で作った家」というピナムが語源となった路地。
ところが地下鉄駅を出たところで出迎えてくれたのは、
工事現場のフェンスとなにもない空き地と建設現場だった。
「ピマッコル通り」は一部を残し、ほとんどが再開発されてしまっていた。
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小さな定食屋の裏手には背の高いフェンスが無機質にそびえている。
路地の向こうに背の高いクレーンが忙しそうに働いている。
路地には生き残った店がかろうじて再開発を拒んでいるようなありさまだ。
店と店がひしめき合っていた路地は、
その左右のどちらかが工事現場のフェンスになっていた。
そのフェンスの路地をくまなく歩いてみたが、
かつて2〜3,000Wで定食を食べることができた路地は、
どこも再開発の波に侵食されていた。
海外パケット定額 グローバルWiFi
東京の古い町並みが地上げされてしまったときのように、
ソウルにも開発の手が広げられているのだろう。
こうしてその街のニオイや色はどんどん新しいものに塗り替えられてしまうのだろう。
まだ営業を続けている店もたくさんあったが、
時代という名の波に抗っているだけのようにも見えた。
「古き良きソウル」は少しずつ失われている。
6月18日−DAY3
写真1; バイクも通れない幅の路地に店がひしめく
写真2; 定食屋の店先。焼サバが今日のランチ
写真3; 見るも無残に再開発の真っ最中
写真4; 右も左も工事だけど、生き残って営業中
2014年10月11日
Seoul Night @Seoul
汗を流してリフレッシュ、すっかり生き返った。
梨大、新村周辺のショッピング・モールや路面店を眺めて歩く。
学生の街だからか、琴線に来るものがなく、
カメラを取り出すまでにいたらない。
ファンシーな露店で螺旋状のフライド・ポテトをかじっただけで、
収穫なく、街を離れた。
ひょっとすると写真の枚数が進まないのは、
街のせいではなく、お疲れ気味の自分のせいか。
水風呂で冷やした身体も湿気にやられ、ふたたびベタつきはじめた。
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尻尾を巻いて宿に帰るのは口惜しいので、
ソウル駅に近いヒルトンのセブンラック・カジノを目指す。
ホテルのカジノはエアコンが効いていて、快適。
コーヒーを傾けているだけでも過ごしやすい。
とはいえ、負けがこめばエアコン以上にお寒くなるのである。
いつものようにラケット一本分の勝利をつかんで早期撤退!
と目論んでいたが、勝負は一進一退。
負けては取り戻し、勝っては失う。
どうやらルーレットの目も読めないほどに疲労困憊?
「090」でも「03」でもスマホの通話料が激安になるアプリ「050 plus」
こういうときは深入りせずに食事で小休止。
エネルギー充填とクールダウン。
マグロのビビンバが絶妙においしい。
刺身でもビビンバはアリなのですな。
日本だとビビン「BA」とビビン「PA」と様々な表記がありますが、
これは「混ぜる」を意味する「ビビム」と「ご飯」を意味する「パプ」がくっついた言葉。
きちんと記すと「ビビムパプ」になるわけです。
くっつくと発音がびみょ〜に変化するので、BAとPAの中間のような音らしいです。
蛇足ですが、メキシコ料理の「タコス」は「包む」とか「詰め物」とかを表す語の複数形です。
現地では包んで食べちゃうとみーんな「タコス」。
なにを入れるとか、なにで包むとか、定義はありませぬ。
韓国でもサンチュやエゴマの葉に肉やご飯を包んで食べますが、
それを「タコス」とはいいませぬ、決して。
「タコ・ライス」は沖縄発祥の料理です、これは蛇足の蛇足。
油も脂もスルスルなお茶
ビビンバは野菜がたくさん摂れて、旅先でも健康促進だなあ、
などとのんきなことを考えつつ、食後のコーヒーに浸っていたら、
勝負する気持ちが雲散霧消。
勝ってもなく、負けてもなく、元手を維持していたので、カジノを後にした。
6月17日−DAY2
写真1; ソウルの夕景。地下鉄の地上駅ホームで。
写真2; 夕方の露店。時間に関わらず、いつも客がいる。
写真3; 日没後の駅の改札。日本とかわりがありません。
写真4; マグロのビビンバ。携帯画像です。