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2014年09月09日
骨肉の争いの果てに
昨日の記事の続きです。
（「義父の生い立ち」）
父親が亡くなったとき、義父はまだ11歳だったそうです。
姉である「本町のおばさん」は18歳でした。
かたや先妻の子供達はとっくに成人していました。
一番上の息子さんは30才を超えていたんじゃないでしょうか。
そんな連中が後妻の生んだ子供と連れ子を裸同然に家屋敷から追い出したのです。
それはまさに赤子の手を捻るようなむごい仕打ちでした。
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このとき、もし本町のおばさんが気の弱い世間知らずな小娘だったら
きっと今の義父の財産のほとんどはないものだったと思います。
彼女は小学生の弟の代わりに戦いました。
継父が信頼していた顧問弁護士が先妻の子供達側についたため
ツテを辿って敏腕弁護士を紹介してもらい、依頼をしたそうです。
当初、和解を試みた争いは法廷闘争にまで発展したそうです。
骨肉の争いはこじれると時間がかかります。
裁判の決着がついた時には義父はすでに大学生でした。
結審までの間、本町のおばさんは自分たちの生活費は無論のこと、
弁護士費用や義父の学費を稼ぐために昼夜働き通しでした。
また、母親が亡くなったときにわずかばかりに受け取った遺産も
この時にほぼ使い果たしたそうです。
本町のおばさんは継父とは養子縁組をしていなかったので
継父の財産を相続する資格はありません。
弟を守りたいという気持ちと、亡き母と継父への恩返しのために
自分の青春を犠牲にしてまで戦い抜いた10年あまりの歳月でした。
その甲斐あって、義父にはまとまった金額の遺産が入りました。
義父はその一部を本町のおばさんに渡そうとしたのですが
おばさんは頑として受け取らなかったといいます。
義父はその後、大学を卒業して大手の企業に就職します。
そして数年後にお見合いの席で義母と出会います。
姉を差し置いて先に結婚するつもりは義父にはなかったそうですが
義母のほうが一目ぼれをしてしまったのと（義父は亡き母親譲りの美しい顔立ちです）
紹介してくれたひとの
「あなたが早く身を固めないといつまでたってもお姉さんは自由になれない」
という言葉に心を動かされ結婚を決意しました。
その言葉通りに弟の結婚を見届けたあと、本町のおばさんも職場の同僚だった男性と結婚します。
そのひとは弟のために一生懸命に働くおばさんの姿をみて、ずっと好意を抱いていたそうです。
当時の女性としては30過ぎはかなりの晩婚でしたが、おばさんは一男一女に恵まれました。
若い頃に苦労の連続だった本町のおばさんですが、ここにきてようやく温かい家庭を手に入れることができたのです。
義父はその後、会社で重役から取締役にまで登りつめて、今の暮らしがあります。
「それもこれも全て姉さんのおかげだ」と義父は口癖のように言っています。
そのような関係の姉弟なので、義父には姉に意見することなど出来ないのです。
義母もその点はじゅうぶんに理解しているからこそ、苦手ではあるけれど
本町のおばさんに請われるまま病院に通ってお世話をしていたのでしょう。
それにしても義母は一体どこに行ったというのか？
携帯電話は相変わらず電源が切られたままの状態でした。
（続きます）
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父親が亡くなったとき、義父はまだ11歳だったそうです。
姉である「本町のおばさん」は18歳でした。
かたや先妻の子供達はとっくに成人していました。
一番上の息子さんは30才を超えていたんじゃないでしょうか。
そんな連中が後妻の生んだ子供と連れ子を裸同然に家屋敷から追い出したのです。
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このとき、もし本町のおばさんが気の弱い世間知らずな小娘だったら
きっと今の義父の財産のほとんどはないものだったと思います。
彼女は小学生の弟の代わりに戦いました。
継父が信頼していた顧問弁護士が先妻の子供達側についたため
ツテを辿って敏腕弁護士を紹介してもらい、依頼をしたそうです。
当初、和解を試みた争いは法廷闘争にまで発展したそうです。
骨肉の争いはこじれると時間がかかります。
裁判の決着がついた時には義父はすでに大学生でした。
結審までの間、本町のおばさんは自分たちの生活費は無論のこと、
弁護士費用や義父の学費を稼ぐために昼夜働き通しでした。
また、母親が亡くなったときにわずかばかりに受け取った遺産も
この時にほぼ使い果たしたそうです。
本町のおばさんは継父とは養子縁組をしていなかったので
継父の財産を相続する資格はありません。
弟を守りたいという気持ちと、亡き母と継父への恩返しのために
自分の青春を犠牲にしてまで戦い抜いた10年あまりの歳月でした。
その甲斐あって、義父にはまとまった金額の遺産が入りました。
義父はその一部を本町のおばさんに渡そうとしたのですが
おばさんは頑として受け取らなかったといいます。
義父はその後、大学を卒業して大手の企業に就職します。
そして数年後にお見合いの席で義母と出会います。
姉を差し置いて先に結婚するつもりは義父にはなかったそうですが
義母のほうが一目ぼれをしてしまったのと（義父は亡き母親譲りの美しい顔立ちです）
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「あなたが早く身を固めないといつまでたってもお姉さんは自由になれない」
という言葉に心を動かされ結婚を決意しました。
その言葉通りに弟の結婚を見届けたあと、本町のおばさんも職場の同僚だった男性と結婚します。
そのひとは弟のために一生懸命に働くおばさんの姿をみて、ずっと好意を抱いていたそうです。
当時の女性としては30過ぎはかなりの晩婚でしたが、おばさんは一男一女に恵まれました。
若い頃に苦労の連続だった本町のおばさんですが、ここにきてようやく温かい家庭を手に入れることができたのです。
義父はその後、会社で重役から取締役にまで登りつめて、今の暮らしがあります。
「それもこれも全て姉さんのおかげだ」と義父は口癖のように言っています。
そのような関係の姉弟なので、義父には姉に意見することなど出来ないのです。
義母もその点はじゅうぶんに理解しているからこそ、苦手ではあるけれど
本町のおばさんに請われるまま病院に通ってお世話をしていたのでしょう。
それにしても義母は一体どこに行ったというのか？
携帯電話は相変わらず電源が切られたままの状態でした。
（続きます）
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2014年09月08日
義父の生い立ち
今から8年ほど前の話です。
（前回のお話→「理不尽な叱責」）
家族に黙ったまま家を出て行った義母。
どうやらその原因は義父の姉（本町のおばさん）にありました。
しかし義父には妻を庇って姉の気持ちに逆らうｌことに躊躇があるようです。
その理由は二人の生い立ちにありました。
話はさらにさかのぼります。
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義父と本町のおばさんは７歳違いの姉弟です。
二人は実の父親が違います。
姉弟の母親（夫の祖母）は最初の結婚で娘を授かります。
それが本町のおばさんです。
その後、夫は出征しますがまもなく戦死の知らせが届きます。
婚家から実家に戻った母娘でしたが、折は戦時中のことで
日増しに暮らし向きは大変になっていきます。
実家はすでに長兄が継いでおり、その家族への気がねもあって
出戻りの母子は肩身の狭い生活を送っていたそうです。
そこに思いもよらぬ再婚の話が舞い込んできます。
相手は遠縁に当たる親子ほども年の離れた男性でした。
数年前に先妻を病気で亡くし、子供達も独り立ちしたので
第二の人生の伴侶を探しているというふれこみでした。
祖母は迷ったそうですが、再婚相手はかなりの財産があり
幼い娘のことも養育してくれるという話なので縁談を受ける事にしました。
再婚後、夫婦の間に男の子が生まれます。
それが義父です。
義父が生まれた頃は終戦間近の激動の時代でした。
しかし、義父の父親というひとはなかなか目端がきく商売人だったようで
巧みに流れを乗り切り、戦後の混乱を持ちこたえました。
本町のおばさんは義父の父親とは養子縁組をしなかったので
立場は妻の連れ子だったのですが、実の娘のように可愛がってもらったそうです。
それは若い妻への愛情の裏返しでもあったのでしょう。
夫の祖母はとても美しいひとだったそうです。
再婚の話も器量を好まれてのことだったとも聞きました。
しかし幸せな日々は長くは続きませんでした。
姉弟の母親は息子が小学校へ上がる年に妊娠中毒症で急逝します。
おなかのこどもも助からなかったそうです。
亡くなる直前に、祖母は本町のおばさんに弟の面倒を頼むね、と言い残したそうです。
お父様（継父）の言う事をちゃんと聞いてね、お願いね、とも・・・。
中学一年生になったばかりの本町のおばさんは、それ以降はちいさな弟の世話を見ながら
家事一切を切り盛りし、文字通り身を粉にして亡き母の遺言を守り続けました。
ところが更なる苦難がこの姉弟を襲います。
大きな懐で庇護してくれていた継父（義父にとっては実の父親）がわずかその５年後に亡くなります。
心筋梗塞であっという間のことだったので、当然遺言書の準備もしていませんでした。
まるで愛する妻のあとを追いかけるような突然の死でした。
悲しみの涙に暮れる姉弟。
しかし涙が乾く間もなく乗り込んできたのが先妻の子供達でした。
亡き父がなまじ資産を持っていたために、まだ成人にも達していない姉弟は
今度は相続問題という骨肉の争いに巻き込まれることになるのです。
（長くなるので続きます）
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（前回のお話→「理不尽な叱責」）
家族に黙ったまま家を出て行った義母。
どうやらその原因は義父の姉（本町のおばさん）にありました。
しかし義父には妻を庇って姉の気持ちに逆らうｌことに躊躇があるようです。
その理由は二人の生い立ちにありました。
話はさらにさかのぼります。
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義父と本町のおばさんは７歳違いの姉弟です。
二人は実の父親が違います。
姉弟の母親（夫の祖母）は最初の結婚で娘を授かります。
それが本町のおばさんです。
その後、夫は出征しますがまもなく戦死の知らせが届きます。
婚家から実家に戻った母娘でしたが、折は戦時中のことで
日増しに暮らし向きは大変になっていきます。
実家はすでに長兄が継いでおり、その家族への気がねもあって
出戻りの母子は肩身の狭い生活を送っていたそうです。
そこに思いもよらぬ再婚の話が舞い込んできます。
相手は遠縁に当たる親子ほども年の離れた男性でした。
数年前に先妻を病気で亡くし、子供達も独り立ちしたので
第二の人生の伴侶を探しているというふれこみでした。
祖母は迷ったそうですが、再婚相手はかなりの財産があり
幼い娘のことも養育してくれるという話なので縁談を受ける事にしました。
再婚後、夫婦の間に男の子が生まれます。
それが義父です。
義父が生まれた頃は終戦間近の激動の時代でした。
しかし、義父の父親というひとはなかなか目端がきく商売人だったようで
巧みに流れを乗り切り、戦後の混乱を持ちこたえました。
本町のおばさんは義父の父親とは養子縁組をしなかったので
立場は妻の連れ子だったのですが、実の娘のように可愛がってもらったそうです。
それは若い妻への愛情の裏返しでもあったのでしょう。
夫の祖母はとても美しいひとだったそうです。
再婚の話も器量を好まれてのことだったとも聞きました。
しかし幸せな日々は長くは続きませんでした。
姉弟の母親は息子が小学校へ上がる年に妊娠中毒症で急逝します。
おなかのこどもも助からなかったそうです。
亡くなる直前に、祖母は本町のおばさんに弟の面倒を頼むね、と言い残したそうです。
お父様（継父）の言う事をちゃんと聞いてね、お願いね、とも・・・。
中学一年生になったばかりの本町のおばさんは、それ以降はちいさな弟の世話を見ながら
家事一切を切り盛りし、文字通り身を粉にして亡き母の遺言を守り続けました。
ところが更なる苦難がこの姉弟を襲います。
大きな懐で庇護してくれていた継父（義父にとっては実の父親）がわずかその５年後に亡くなります。
心筋梗塞であっという間のことだったので、当然遺言書の準備もしていませんでした。
まるで愛する妻のあとを追いかけるような突然の死でした。
悲しみの涙に暮れる姉弟。
しかし涙が乾く間もなく乗り込んできたのが先妻の子供達でした。
亡き父がなまじ資産を持っていたために、まだ成人にも達していない姉弟は
今度は相続問題という骨肉の争いに巻き込まれることになるのです。
（長くなるので続きます）
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2014年09月07日
理不尽な叱責
今から数年前にまだ私たちが地元にいた頃のお話の続きです。
（前回の記事はこちら→ 「義母逃げる」）
義父の姉が脳梗塞で入院をして、その病院に通うことになった義母。
もともと苦手な相手だということもあり、ストレスが溜まっていたのでしょう。
とうとう家族に行き先を告げずに姿を消してしまいました。
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脳梗塞といっても義理伯母（以下、本町のおばさん）の症状は軽く
リハビリを重ねる事によってかなり回復できるということでした。
病院に通うといっても完全看護の病棟なので、せいぜい着替えを持っていくぐらい。
それも無理な患者の場合はリースで借りるという方法もありました。
毎日行く必要はないと思うのですが、そこは本町のおばさんです。
「見舞いに来る家族がいない惨めな身の上だと思われたくない」
だそうで（笑）
思われたくないって・・・誰もそこまで見てないと思うのですがね。
そんな訳で義母は毎日通っていたようです。
リハビリの時間に居合わせれば、リハビリのお手伝いもすることになります。
動かない場所を無理やり動かすのですから、本人は「痛い！」を連発します。
時には義母に八つ当たりをすることもあったようです。
親からさえ怒鳴られたことのないおっとり育ちの義母には
修羅場のようなリハビリの様子は耐えられなかったのかもしれません。
数日前に義母が「もう行きたくない」とこぼしたときもリハビリに付き合わされた挙句に
介助の仕方が本町のおばさんの気にいらなかったようで
「いつまで経っても気が利かない！一家の主婦とは思えない手際の悪さだ！」
などと作業療法士さんや他の患者さんの前で怒鳴られたというのです
そこで言い返すことが出来るような人ならばよかったのですが、
義母のことだからきっと黙って耐えて頭を下げて帰ってきたのでしょう。
本町のおばさんの性格のきつさを分かっている夫もそこまでとは思わなかったようで
「それはあんまりだよな。お袋が可哀想だよ」と驚いています。
「大体さーママが引き受けること自体おかしいじゃん。パパが悪いよ。
ママの代わりに断ってあげればよかったんだよ。自分の姉だから言えるでしょー」
と義妹は義父を責めます。
義父は返す言葉もなく黙ったままです。
珍しく義妹の言葉には正当性がありますが（笑）正論だけで世の道理が運ばないのも事実。
実は義父には断れない理由がありました。
それはこの姉弟の生い立ちにさかのぼっての事情になります。
（以下続きます）
******
「大地を守る会」のレポ第三弾です♪
絶対お得！大地を守る会の「お試し野菜セット」 送料無料で980円から
ここで訂正です！前に書いた記事には漏れがありました
画像には映っているのですが豚肉の紹介が抜けていました。
「仙台黒豚会の豚ロース肉」が150ｇ入っていました。
きれいなピンク色でしょ〜？
きめ細かな肉質に美しく入ったサシ（脂身部分）
お肉の味を堪能したかったので、塩麹でソテーしました。
付け合せの玉ねぎとピーマンも「大地を守る会」のものです。
このお肉の柔らかくて味わい深いこと！
かみ締めると肉汁がじわーっと口の中に広がります。
牛肉至上主義であるはずの夫が
「こういう肉を食べると牛よりも豚のほうが上だと思うね！」と絶賛しておりました。
ピーマンは種やワタが白くて柔らかかったので取り除かずに調理しました。
辛味や苦味一切なくて美味しいワタでしたよ
サラダのときとはまた違って、加熱したことによる甘みが出てこちらも美味しかったです。
美味しいピーマンの条件はヘタの部分がもっこりと隆起していること。
皮に張りがあり艶があること。
ヘタが六角形以上（普通は五角形）あること・・・
「大地を守る会」のピーマンは全てクリアしています
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（前回の記事はこちら→ 「義母逃げる」）
義父の姉が脳梗塞で入院をして、その病院に通うことになった義母。
もともと苦手な相手だということもあり、ストレスが溜まっていたのでしょう。
とうとう家族に行き先を告げずに姿を消してしまいました。
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脳梗塞といっても義理伯母（以下、本町のおばさん）の症状は軽く
リハビリを重ねる事によってかなり回復できるということでした。
病院に通うといっても完全看護の病棟なので、せいぜい着替えを持っていくぐらい。
それも無理な患者の場合はリースで借りるという方法もありました。
毎日行く必要はないと思うのですが、そこは本町のおばさんです。
「見舞いに来る家族がいない惨めな身の上だと思われたくない」
だそうで（笑）
思われたくないって・・・誰もそこまで見てないと思うのですがね。
そんな訳で義母は毎日通っていたようです。
リハビリの時間に居合わせれば、リハビリのお手伝いもすることになります。
動かない場所を無理やり動かすのですから、本人は「痛い！」を連発します。
時には義母に八つ当たりをすることもあったようです。
親からさえ怒鳴られたことのないおっとり育ちの義母には
修羅場のようなリハビリの様子は耐えられなかったのかもしれません。
数日前に義母が「もう行きたくない」とこぼしたときもリハビリに付き合わされた挙句に
介助の仕方が本町のおばさんの気にいらなかったようで
「いつまで経っても気が利かない！一家の主婦とは思えない手際の悪さだ！」
などと作業療法士さんや他の患者さんの前で怒鳴られたというのです
そこで言い返すことが出来るような人ならばよかったのですが、
義母のことだからきっと黙って耐えて頭を下げて帰ってきたのでしょう。
本町のおばさんの性格のきつさを分かっている夫もそこまでとは思わなかったようで
「それはあんまりだよな。お袋が可哀想だよ」と驚いています。
「大体さーママが引き受けること自体おかしいじゃん。パパが悪いよ。
ママの代わりに断ってあげればよかったんだよ。自分の姉だから言えるでしょー」
と義妹は義父を責めます。
義父は返す言葉もなく黙ったままです。
珍しく義妹の言葉には正当性がありますが（笑）正論だけで世の道理が運ばないのも事実。
実は義父には断れない理由がありました。
それはこの姉弟の生い立ちにさかのぼっての事情になります。
（以下続きます）
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ここで訂正です！前に書いた記事には漏れがありました
画像には映っているのですが豚肉の紹介が抜けていました。
「仙台黒豚会の豚ロース肉」が150ｇ入っていました。
きれいなピンク色でしょ〜？
きめ細かな肉質に美しく入ったサシ（脂身部分）
お肉の味を堪能したかったので、塩麹でソテーしました。
付け合せの玉ねぎとピーマンも「大地を守る会」のものです。
このお肉の柔らかくて味わい深いこと！
かみ締めると肉汁がじわーっと口の中に広がります。
牛肉至上主義であるはずの夫が
「こういう肉を食べると牛よりも豚のほうが上だと思うね！」と絶賛しておりました。
ピーマンは種やワタが白くて柔らかかったので取り除かずに調理しました。
辛味や苦味一切なくて美味しいワタでしたよ
サラダのときとはまた違って、加熱したことによる甘みが出てこちらも美味しかったです。
美味しいピーマンの条件はヘタの部分がもっこりと隆起していること。
皮に張りがあり艶があること。
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