2020年04月05日
電話
最近なくなりました。固定電話へのワンコールが。
少し前まで3日に一度くらい、夜にワンコールありました。
まさか今どきワン切りなんかないと思うんですけども。
しかも固定電話あてに。
でもどうしてワン切りなんてするのでしょう。
愉快犯?
かける方とすれば、ワンコールすることで呼び出し音が鳴れば、その電話番号は使われていることが判別できます。でも何のため?我が家の固定電話は決してキリの良い番号ではありません。
ピンポンダッシュのようにワンコールして出るか出ないかのスリルを味わうわけでもないでしょうに。
でも出たところで、切られてしまえば本も子もありません。
良い電話機でも使っていれば着信番号の履歴でも残るのでしょう。
ひかり電話なので、ルーターにその機能があるかと見てみましたが、そんなのありませんでした。
そういえば小学生のとき、いたずら電話したことがありました。
分厚い電話帳をパラパラめくって、ランダムに指の当たったところへ電話する。
どんないたずら電話だったか憶えていませんが、きっとタチの悪い子供の悪ふざけでしょう。
それからまだワン切りがあった時代、友人宅で友人の携帯にワン切りがありました。
友人はかかってきた番号へ非通知で折り返して、
「バーカ!バーカ!」
と言っていましたけど、それでは同類じゃないかと黙って見ていました。
昔は電話を引くというのが楽しみというか、自分が大人になった気がしました。
携帯電話を買うのとは違い、加入権を買います。
正確には施設設置負担金を払って、自分の電話番号をもらいます。
私の頃で7万5千円くらいだったと思います。
工事日がわかると楽しみで、工事の日、電柱から自分の部屋へ電話線が引かれます。
初めて受話器を上げて、“ツー”という音がしたときは感動しました。
当時の固定電話です。
電話をすることと、留守番電話機能があるくらいです。
それも、カセットテープに応答音声が録音され、電話がかかると再生。
録音もカセットテープに録音されるという、アナログも良いところの電話機でした。
あと104でしたか。
受話器を上げて104とダイアルし、つながったことを確認して受話器を置くと、少ししたら電話がかかってくるというもの。小学生のときはそれが不思議で、少しミステリーな気さえしてワクワク遊びました。
あとからそれが電話機、若しくは電話回線のテスト用の番号だとわかりました。
な〜んだ、もともとあった番号かとガッカリしました。
携帯電話は大抵、個人の持つ電話です。
でも固定電話は家にあるもの。
好きな子の家に電話を架けるときは、親が出ないかな?とか、横で聴かれていないかな?
なんて、ドキドキしました。
実際に親に盗聴されていて、せっかく盛り上がった恋がお釈迦になったこともありました。
わざわざ公衆電話まで行って、架けたこともありましたね。
学生の頃、親にお金をせびるのに、公衆電話から実家に電話しました。
あのときはコレクトコールです。通話料が受信者負担の電話です。
天気予報は177。時報は117でした。時計を合わせるのはテレビの時報か117の電話でした。
離れたところの天気予報を聞くには目的地の市外局番を押してから177です。
家の電話は黒電話です。
黒電話に着せる布製のかわいいカバーがありました。
今は日本国内であればどこへ架けても音声の劣化はありません。
昔なら遠く離れれば離れるほど声は小さく聞こえづらくなり、ノイズも多く、いかにも遠くへ架けているという感じ。しかも市外通話量がバカ高い。
初期の携帯電話や自動車電話だって、離れたところへ架けるには、
「(030でなく)040でお架け直し下さい。」
とアナウンスされた時代もありましたね。
また無線機を積んだ友人は車で近所のコードレス電話を盗聴していました。
聞いているとまだ子供でしょう。恋人同士がケンカをしているとか。20年くらい前です。
電話というだけで、いろいろな思い出があるものですね。
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