2024年04月11日
最近のきらいなことば三つ
ことばも変化しますから、新しいことばや流行語もできてきますね。
逆に古いのでは、「ズビズバ〜(パパパヤ〜)」なんてのもありました。
いや、そんな特別なことばでなく、日常会話に登場することば。これらは私が歳を取ったために受け入れられなくなってきたのでしょう。
まず、「ガチで」です。
近いことばに「ガチンコ」があり、「ガチンコ」とは、大相撲やプロレスでの「真剣勝負」となっています。
ここから端を発したのでしょう。私が初めて「ガチンコ」ということばを聞いたのは、2000年ころ、テレビ番組の一コーナーに「ガチンコ・ファイトクラブ」というのがありました。
これは定職に就かない町のならず者たちを、ボクシングを通じて更生させようというものでした。「ガチで」というのはきっと、この「ガチンコ」から来ているのですね。
次は「エグい」です。
ネットでは、
「最高」「素晴らしい」といった賞賛の意味合いや「酷い」「ありえない」といった否定の意味合いの両方で用いられ、本来は刺激の強い嫌な味覚のことを意味するとあります。
あともう一つ、「レベチ」です。
レベルが違うってことなんでしょう。
どれも若者ことばで、3文字に縮められています。
これらがどうして嫌いかというと、センスがないからです。
例えば「ガチで」なんていうと、濁音の「ガ」があるから「とても」に比べると威勢が良いのでしょうが、勢い余って空回りしています。
もともと何かイメージを伝えるときは、その特徴が強ければ強いほど強調したくなるもので、そのため新たなことばを用意するのでしょうが、これらはどれも語気が強いですね。意味合いからして仕方がないのはわかります。でも私は「きわめて」などの方が好きです。スマートだからです。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12507369
この記事へのトラックバック