2024年02月05日
敵は思わぬところから
私が初めて酒を思いきり飲んだのは高校へ入学したときでした。
5年制の高校だったので、卒業すれば短大卒の資格が得られるのと、短大扱いだから私服で、歓迎会もあったのです。
高校に入学したばかりだと、まだほとんどは15歳です。でも3・6街(さんろくがい)という、北海道内では有数の歓楽街でビールを腹いっぱいいただいたのでした。そのとき、酒の味を覚えたのです。
今はどうなのでしょう。たぶん、行われていないでしょう。15歳で公然と飲酒です。だけど当時は、いろいろ「黙認」というのが今より多かったと思います。現に教官(教師)が二人、店内の離れたところで静観(監視)していました。
私は寮生活で、たまに寮内でも飲酒していました。
たくさん飲むと景色が回るんです。酔っぱらって。あの快感がクセになったんです。
でもあれからもう40年以上。今ではいくら飲んでも景色が回ることはなくなりました。
寮生活をしていると、他の部屋から寮生がやってきます。深夜でも。
部屋の扉は鉄製で、寮生がやってくるたび、「バーン!」て大きな音がしました。
そのため私は社会人になってからも寝るときには、また「バーン!」て音がするのではないかと半ば不眠症になったのです。
そこで始めたのが寝酒でした。
以来、約40年、飲み続けています。
酒は肝臓に負担をかけますね。一時、アルコール性肝炎と診断されました。でも今は肝炎ではありません。
アルコールは肝臓に負担をかけるから、セーブしなければならないと、私なりに気遣いながら、それでも毎日飲み続けてきました。
しかし生活習慣病というのはもれなく、やってきました。
先日MRI検査で発覚した右脳の動脈瘤。生活習慣病というのはしっかり現れます。いま、コールセンターおじさんは少しずつ、終活を始めています。
敵は肝臓ではなく、脳の血管を狙ってきたのです。
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