2020年11月01日
分
今朝、新聞のテレビ欄を見ていたら午後8時からボクシング、井上尚弥選手の試合があると。
タイトルマッチがあることは知っていたものの、今日だっけか?
と思って楽しみにしていました。
試合を見ながら、確かまだ全勝だったなとネットを見てみると、20戦全勝。
でも米、ラスベガスでの試合。時差を考えると日本のゴールデンタイムに試合をやっているわけがありません。録画だろうとは思いながらも、ネットで直近の試合を確認すると、、、
2020.10.31。
あれ?これじゃん。
じゃあこの20戦全勝の20戦目というのは、いま見ているこの試合?
なーんだ、7R、2分59秒でKOか。
結果わかっちゃったら、おもしろくない。
でも最後まで見ることにしました。
左目が腫れていたようですが終始、井上選手のペースで運ばれているようでした。
対戦するオーストラリアのジェイソン・モロニ―選手が繰り出すパンチも、きちんと距離が取れているみたいです。
井上選手は2012年にプロ第1戦、ジェイソン選手はアマチュアから転向したプロの初戦が2014年です。
ジェイソン選手は23戦21勝だから、数字での差はそれほどありません。
でも試合を見ていて感じたのは格が違うということです。
私が今までで一番長く続けた趣味ごとはギターでした。
8年間、毎日かならず手にして練習していたと思います。泊りがけの旅行や研修を除いては。
特に高校のテスト期間中は集中して練習していたと思います。(笑)
ギターは結婚を機に弾くことがなくなりました。
弾かなくなるとき、弾かずにいると、やがて弾けなくなるなんて考えないんですね。
もったいないことをしました。
先月、生バンドを聞きに行くことがありました。
一軒はスナック、もう一軒はライブハウスです。
コロナで危ないところですが、コロナのせいで客は私と元同僚の二人だけ。
聞いて思ったのは、私もバンドをしていた頃だったら弾けたなと。
もし、あのまま続けていたら今頃、スナックやライブハウスで小遣い稼ぎができたんじゃないかって。
でも実際には、夜のバンドだけで食べていくことはできないでしょうから、昼の仕事と両立できるかといえば、難しいでしょう。帰宅時はタクシー代だってかかるでしょうし。
バンドをやめた理由は、結婚を機に夜のボランティア活動で忙しくなったことです。
確か週に2回くらい、バンドの練習で集まっていたのができなくなりました。
ただ、もう一つ理由がありました。
8年ギターを弾いていたら、自分にはどうしても越えられない壁が見えてきます。
中には自分よりずっと上手い友人も見てきたわけです。自分にあれは弾けないぞって。
私がギターを始めた2年目に、その友人がヴァン・ヘイレンのEruptionを弾いて見せたのでした。
友人はもう4〜5年弾いていたかも知れません。
しかし高校2年だったその頃、すでに友人は西武デパートのライブスペースを貸し切りで、オジー・オズボーン・バンドをコピーした演奏をしていました。
その後、通算で8年間練習した私が、その友人に追いつけたかというと、そうではありません。
人にはそれぞれ持って生まれたセンス、というか分(ぶ)というものがあると思うんです。
練習量だけでは絶対に追いつけない、実力の差というのが。
それが格の違いなんだと思います。
今夜のボクシングを見ていて、思い出しました。
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