2018年06月25日
《その412》C++/CX のクラス
C++/CX のクラス
● C++/CX のクラスは、refクラスと呼ばれる参照型です。
● クラスオブジェクトのインスタンスはメモリのヒープ領域に置かれ、そのインスタンスを表す変数がインスタンスを参照します。
refクラスは例えば次のようにして作成します。
public ref class C_name sealed {
・・・・・・
};
※先頭の public はアクセス修飾子です。
Windows ランタイムの型は名前空間内で宣言されますが、public修飾子のあるクラスは、
宣言された名前空間外の Windowsランタイムコンポーネントから参照できます。
アクセス修飾子は省略することができ、省略した場合は、private になります。
※クラス名に続く sealed はクラス修飾子です。
sealed の場合は、基底クラスとして使うことが禁止されます。 クラス修飾子は省略できます。
以下は、下記プログラムについてです。
● ref クラスの変数を宣言する際には ^(ハット演算子)を使います。ref new でインスタンスが作られます。
C^ c_01 = ref new C;
● オブジェクトのインスタンスメソッドにアクセスするには -> を用います。
c_01->f();
#include <iostream>
ref class C {
public:
void f() { std::wcout << L"ABCDE" << "\n"; }
};
int main(Platform::Array<Platform::String^>^ args)
{
C^ c_01 = ref new C;
c_01->f();
}
![add_d293.png](/cplusplus/file/add_d293.png)
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