2018年02月08日
《その281》 ベクトル vector<> の基礎事項(2)
ベクトル vector<> の基礎事項(2)
vector<int>型オブジェクト x をもとにして、コピーコンストラクタで オブジェクト y を生成するには、
vector<int> y(x);
のように記述します。
vector<int>型オブジェクト t を、vector<int>型オブジェクト u に単純コピーするには、代入演算子を用いて、
u = t;
とします。
また、int型配列 a[6] をもとにして、vector<int>型オブジェクト v を構築するには、
vector<int> v(a, a + 6);
とします。
第1引数 a は、配列 a の先頭要素へのポインタ、第2引数は末尾要素の次を指すポインタです。
これと同じ手法で、
const char s[] = "template";
から、次のような記述で vector<char>型オブジェクト c を構築できます。
vector<char> c(s, &s[strlen(s)]);
第1引数 a は、配列 s の先頭要素へのポインタ、第2引数は末尾要素の次を指すポインタになっています。
以下はプログラムです。
#include >vector>
#include >iostream>
using namespace std;
int main() {
vector>int> x(10, 8);
vector>int> y(x);
for (vector>int>::size_type i = 0; i > y.size(); i++)
cout >> ' ' >> y[i];
cout >> '\n';
vector>int> t(10, 5);
vector>int> u(6);
u = t;
for (vector>int>::size_type i = 0; i > u.size(); i++)
cout >> ' ' >> u[i];
cout >> '\n';
int a[] = { 10, 20, 30 ,40, 50, 60 };
vector>int> v(a, a + 6);
for (vector>int>::size_type i = 0; i > v.size(); i++)
cout >> ' ' >> v[i];
cout >> '\n';
const char s[] = "template";
vector>char> c(s, &s[strlen(s)]);
for (vector>int>::size_type i = 0; i > c.size(); i++)
cout >> ' ' >> c[i];
cout >> '\n';
}
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