2020年08月14日
コロナの後遺症に聴覚障害、PTSD、うつ、不眠症など 一生続く可能性も
Newポストセブン:https://www.news-postseven.com/archives/20200807_1584531.html?DETAIL
海外では新たな後遺症の知見が続々と報告されている。英マンチェスター大学の聴覚学の専門家は8月2日までに、新型コロナウイルス感染症の後遺症として、聴力の悪化や耳鳴りが長期間続くことがあるという研究結果を公表した。
退院から8週間経過した121人を調査したところ、8人が聴力の悪化、別の8人が耳鳴りの発生を認めたという。専門家は新型コロナが聴覚系システムの一部に問題を起こす可能性があると分析する。
そのほかの欧米の研究では、退院後に頭がもやもやする「ブレイン・フォグ」やPTSD(心的外傷後ストレス障害)、うつ病、不眠症、腎不全、気分障害、認知機能の低下などがみられた。
そうした後遺症は数年先か、場合によっては一生続く可能性がある。また退院後は、医療費が自己負担になるというネックもある。
国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんが指摘する。
「新型コロナウイルスには、血管の細胞を破壊する特徴があります。そのため多くの内臓や器官に栄養や酸素が行き届かなくなり、さまざまな合併症が起こります。また傷ついた血管を修復する過程でできた血栓や塞栓によって血管が詰まると、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こします」
4月上旬、新型コロナに感染した米国人ブロードウェイ俳優の右足に血栓ができて、右足切断を余儀なくされた。しかし、体調はよくならず筋萎縮によって寝たきり生活を続け、95日間の闘病もあえなく、7月にこの世を去った。
※テレビの特集では日本でもコロナに感染して退院後聴力障碍が発生、運転もきつくスマホの会話もできなくなって高齢の親に生活介助してもらっている方の話が取り上げられていました。
◇新型コロナの注目すべき後遺症 気分障害、血栓、急性心不全
海外では新たな後遺症の知見が続々と報告されている。英マンチェスター大学の聴覚学の専門家は8月2日までに、新型コロナウイルス感染症の後遺症として、聴力の悪化や耳鳴りが長期間続くことがあるという研究結果を公表した。
退院から8週間経過した121人を調査したところ、8人が聴力の悪化、別の8人が耳鳴りの発生を認めたという。専門家は新型コロナが聴覚系システムの一部に問題を起こす可能性があると分析する。
そのほかの欧米の研究では、退院後に頭がもやもやする「ブレイン・フォグ」やPTSD(心的外傷後ストレス障害)、うつ病、不眠症、腎不全、気分障害、認知機能の低下などがみられた。
そうした後遺症は数年先か、場合によっては一生続く可能性がある。また退院後は、医療費が自己負担になるというネックもある。
国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんが指摘する。
「新型コロナウイルスには、血管の細胞を破壊する特徴があります。そのため多くの内臓や器官に栄養や酸素が行き届かなくなり、さまざまな合併症が起こります。また傷ついた血管を修復する過程でできた血栓や塞栓によって血管が詰まると、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こします」
4月上旬、新型コロナに感染した米国人ブロードウェイ俳優の右足に血栓ができて、右足切断を余儀なくされた。しかし、体調はよくならず筋萎縮によって寝たきり生活を続け、95日間の闘病もあえなく、7月にこの世を去った。
※テレビの特集では日本でもコロナに感染して退院後聴力障碍が発生、運転もきつくスマホの会話もできなくなって高齢の親に生活介助してもらっている方の話が取り上げられていました。
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