2020年08月14日
明らかになってきた「コロナ後遺症」の実態 次のステージは後遺症
日経グッディ:https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100031/072800697/
日本国内では、7月に入って、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症し、軽症で済んだ若い患者が、PCR検査が陰性となった後も体調不良に悩み、元の生活になかなか戻れないなど、この感染症の後遺症と考えられるケースが報道されています。
・イタリア・パドヴァ大学の研究
・新型コロナの発症時点で味覚障害または嗅覚障害があった113人の軽症患者対象
・4週間後まで追跡した結果は
55人(49%)は味覚障害・嗅覚障害の症状が消失
46人(41%)は症状は改善したものの持続
12人(11%)は症状が継続または悪化
つまり、「半数は1カ月後も味覚や嗅覚の異常が残る」ことになります
・イタリアで行われた別の研究
・新型コロナで入院治療を受け、陰性が確認されて退院した患者143人対象
(日本でいう、中等症、重症患者。入院期間の平均は13.5日)
・発症から平均60.3日、退院からは36.1日の時点での持続する症状の有無は?
18人(13%)症状なし
125人(87%)症状あり
持続していた症状として最も多かったのは
疲労感(53%)
呼吸困難(43%)
関節痛(27%)
胸痛(22%)が多く報告されました。
ほかには、咳、嗅覚異常、乾燥症、鼻炎、目の充血、味覚異常、頭痛、痰、食欲不振、咽頭痛、めまい、筋肉痛、下痢などが継続していました。症状の数が1つから2つだった人が46人(32%)、3つ以上あった人が79人(55%)で、QOL(生活の質)の低下は63人(44%)に認められました。
・米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)を率いるAnthony Fauci(アンソニー・ファウチ)氏
・新型コロナを発症し、治療を受けた後で、かなりの人が筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)に似た症状を示し、疲労感が強く、頭にモヤがかかったような状態で、集中できない日々が続いて、発症前の生活をなかなか取り戻せない、という話を聞いている。
・中国鄭州大学などの研究
・新型コロナにかかり、退院した55人(軽症4人、中等症47人、重症4人)の患者対象
・退院3カ月後の胸部CT画像や肺機能の結果は
35人(64%)症状あり
→39人(71%)胸部CT画像に異常
14人(25%)肺機能の異常
・厚生労働省は8月より重症者、軽症者からそれぞれ約1000人ずつ呼吸器の機能低下を中心に原因究明
・日本呼吸器学会も7月17日に、この問題に関する調査・研究を開始すると発表
...だそうです。日本では後遺症の治療費は無料ではありません。医療費も負担も大きいそうです。
◇コロナで重症化しなかった人々、様々な後遺症続き絶望の日々
◇感染すると突如「20歳」老化する!? 新型コロナは「玉手箱ウイルス」 日本医科大北村特任教授が警鐘:イザ
日本国内では、7月に入って、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症し、軽症で済んだ若い患者が、PCR検査が陰性となった後も体調不良に悩み、元の生活になかなか戻れないなど、この感染症の後遺症と考えられるケースが報道されています。
5割は味覚や嗅覚の異常が1カ月残る
・イタリア・パドヴァ大学の研究
・新型コロナの発症時点で味覚障害または嗅覚障害があった113人の軽症患者対象
・4週間後まで追跡した結果は
55人(49%)は味覚障害・嗅覚障害の症状が消失
46人(41%)は症状は改善したものの持続
12人(11%)は症状が継続または悪化
つまり、「半数は1カ月後も味覚や嗅覚の異常が残る」ことになります
入院した患者の9割が退院後も疲労感や呼吸困難に悩む
・イタリアで行われた別の研究
・新型コロナで入院治療を受け、陰性が確認されて退院した患者143人対象
(日本でいう、中等症、重症患者。入院期間の平均は13.5日)
・発症から平均60.3日、退院からは36.1日の時点での持続する症状の有無は?
18人(13%)症状なし
125人(87%)症状あり
持続していた症状として最も多かったのは
疲労感(53%)
呼吸困難(43%)
関節痛(27%)
胸痛(22%)が多く報告されました。
ほかには、咳、嗅覚異常、乾燥症、鼻炎、目の充血、味覚異常、頭痛、痰、食欲不振、咽頭痛、めまい、筋肉痛、下痢などが継続していました。症状の数が1つから2つだった人が46人(32%)、3つ以上あった人が79人(55%)で、QOL(生活の質)の低下は63人(44%)に認められました。
かなりの人が疲労感が強く、頭にモヤがかかったような状態
・米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)を率いるAnthony Fauci(アンソニー・ファウチ)氏
・新型コロナを発症し、治療を受けた後で、かなりの人が筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)に似た症状を示し、疲労感が強く、頭にモヤがかかったような状態で、集中できない日々が続いて、発症前の生活をなかなか取り戻せない、という話を聞いている。
退院3カ月後も7割のCT画像に異常 4人に1人は肺機能異常
・中国鄭州大学などの研究
・新型コロナにかかり、退院した55人(軽症4人、中等症47人、重症4人)の患者対象
・退院3カ月後の胸部CT画像や肺機能の結果は
35人(64%)症状あり
→39人(71%)胸部CT画像に異常
14人(25%)肺機能の異常
厚労省や呼吸器学会も調査に乗り出す
・厚生労働省は8月より重症者、軽症者からそれぞれ約1000人ずつ呼吸器の機能低下を中心に原因究明
・日本呼吸器学会も7月17日に、この問題に関する調査・研究を開始すると発表
...だそうです。日本では後遺症の治療費は無料ではありません。医療費も負担も大きいそうです。
◇コロナで重症化しなかった人々、様々な後遺症続き絶望の日々
◇感染すると突如「20歳」老化する!? 新型コロナは「玉手箱ウイルス」 日本医科大北村特任教授が警鐘:イザ
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