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2021年04月16日

4月16日 今日のクラシック音楽

シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D803




【今日の出来事】

1735年4月16日 ヘンデル:オペラ『アルチーナ』HWV 34 初演
1827年4月16日 シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D803 初演
1849年4月16日 マイアベーア:オペラ『預言者』初演
1920年4月16日 バルトーク:ピアノ独奏曲《ソナチネ》初演
1920年4月16日 バルトーク:『15のハンガリーの農民の歌』第6曲から第15曲 初演
1942年4月16日 バーバー:《管弦楽のためのエッセイ第2番》作品17 初演
1973年4月16日 イシュトヴァン・ケルテス(指揮者)没

 八重奏曲 ヘ長調 D803は、フランツ・シューベルトが1824年3月に作曲した作品。当時の著名なクラリネット奏者フェルディナント・トロイヤー伯爵の委嘱に応じて着手された。弦楽四重奏曲《ロザムンデ》や《死と乙女》と同時期の作品で、シューベルトの円熟期を代表する傑作の1つである。反面、これらが短調を採り、哀調や悲愴感を称えているのに対して、長調の《八重奏曲》はシューベルトの明るく暖かくて柔和な一面を表している。
 6つの楽章から成り、演奏に1時間ほどを要する。楽章数の多さや所要時間からすると、室内楽というよりはセレナーデやディヴェルティメントとの結びつきが強い。
 シューベルトの室内楽の中では楽器編成が最も大きく、クラリネット1、ファゴット1、ホルン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1が起用されている。第3楽章と第5楽章のメヌエットの順番が入れ替わり、第6楽章の提示部反復がない点はあるものの、ベートーヴェンの《七重奏曲》作品20をモデルにしたことは間違いなく、そこに第2ヴァイオリンを付け加えたものと考えられる。初演でイグナーツ・シュパンツィヒが担当した第1ヴァイオリンには高度な技巧が要求される。
 第1楽章の主題は自作の歌曲《さすらい人》から派生している。第4楽章の主題には自作のジングシュピール『サラマンカの友人たち』第2幕の、ラウラとディエゴの愛の二重唱のメロディが使われている。(Wikipediaより抜粋)


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