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2021年03月08日

3月8日 今日のクラシック音楽

シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 作品43

【今日の出来事】

1714年3月8日 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(作曲家)誕生
1869年3月8日 エクトル・ベルリオーズ(作曲家)没
1898年3月8日 R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』作品35 初演
1902年3月8日 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 作品43 初演
1946年3月8日 プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』第3組曲 作品101 初演
1961年3月8日 トーマス・ビーチャム(指揮者)没





 シベリウスの交響曲第2番 ニ長調 作品43は、1901年に完成した交響曲。シベリウスの7曲(『クレルヴォ交響曲』を含めると8曲)の交響曲中、最もポピュラーな作品である。
 この作品について最も早い時期のスケッチは、交響曲第1番の初演が大成功に終わった2ヶ月後の1899年6月に書かれたフィナーレの主題であるが、この主題はしばらく放置された。1901年2月から3月にかけて、アクセル・カルペラン男爵の尽力でシベリウスは家族を連れてイタリアへ長期滞在の旅に出た。
 ジェノヴァ郊外のリゾート、ラパッロに住まいと作業小屋を借りシベリウスはこの作品の作曲を進めた。厳寒のフィンランドに比べ温暖なこの国を彼は「魔法がかかった国」と評し、スケッチの筆は急速に進んだ。また、この国の様々な伝説や芸術作品も彼の創造力を刺激した。第2楽章の楽想はフィレンツェでの印象やドン・ジョヴァンニ伝説にインスピレーションを得たと言われる。また、ローマ滞在中にパレストリーナの音楽に多く触れ、その対位法技法から多くを学んだ。しかし、シベリウスはこの作品をイタリア滞在中に完成させることはできず、フィンランドに戻ってからも筆を入れており、1901年11月にカルペラン男爵宛に完成が近いと知らせている。この時点で一旦完成とした後、年末に再び大幅な改訂を行った。
 初演は、1902年3月8日ヘルシンキで作曲者自ら指揮を執り行われた。この初演は、直ちに追加公演が行われたほどの大成功であった。(Wikipediaより抜粋)





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