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2021年03月03日

3月3日 今日のクラシック音楽

ビゼー:オペラ『カルメン』

【今日の出来事】

1794年3月3日 ハイドン:交響曲第101番 ニ長調「時計」Hob.I:101 初演
1842年3月3日 メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調『スコットランド』op. 56 MWV N 18 初演
1860年3月3日 ヨハネス・ブラームス:セレナード第1番ニ長調 作品11 初演
1875年3月3日 ビゼー:オペラ『カルメン』初演
1899年3月3日 R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』作品40 初演
1918年3月3日 バルトーク:弦楽四重奏曲第2番 作品17,Sz.67 初演
1944年3月3日 バーバー :交響曲第2番 作品19 初演





『カルメン』は、ジョルジュ・ビゼーが作曲したフランス語によるオペラである。
 オペラ『カルメン』は、プロスペル・メリメの小説『カルメン』を元にしたもので、アンリ・  メイヤックとリュドヴィク・アレヴィがリブレットを作った。音楽(歌)の間を台詞でつないでいくオペラ・コミック様式で書かれている。全4幕。
 1875年3月3日、パリのオペラ=コミック座で初演されたが不評であった。しかしその後の客入りと評判は決して悪くなく、ビゼーのもとには『カルメン』のウィーン公演と、そのために台詞をレチタティーヴォに改めたグランド・オペラ版への改作が依頼された。この契約を受けたビゼーだったが、持病の慢性扁桃炎による体調不良から静養中の6月4日、心臓発作を起こして急死してしまう。そこで友人である作曲家エルネスト・ギローが改作を担当してウィーン上演にこぎつけ、それ以降フランス・オペラの代表作として世界的な人気作品となった。リブレットはフランス語で書かれているが、物語の舞台はスペインである。そのため日本では役名の「José」をスペイン語読みで「ホセ」と書きあらわすが、実際はフランス語読みで「ジョゼ」と発音して歌われる。音楽もハバネラやセギディーリャなどスペインの民族音楽を取り入れて作曲されている。
 近年では、音楽学者フリッツ・エーザーがビゼーのオリジナルであるオペラ・コミック様式に復元するとして、1964年に出版された「アルコア版」による上演も行われる。現行の主要な版は原典版のほか、オペラ・コミック版、グランド・オペラ版、メトロポリタン歌劇場版がある。ギロー版はフランス語ネイティブ以外のキャストでも台詞に訛りがつくのを避けられることもあり、現在でも使用されている。
 日本でも浅草オペラの演目として上演されていたが、戦後は藤原歌劇団によって数多く上演され、二期会でも川崎静子が大きな当たり役とし、今日もなお日本国内でもっともポピュラーなオペラとして親しまれている。世界的にも一、二を争う人気のオペラであり、特に親しみやすいメロディが豊富なことが特徴である。声楽抜きでオーケストラのみによる組曲もコンサートや録音で頻繁に演奏され、そうした点でもまれなオペラである。(Wikipediaより抜粋)






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