２月５日　今日のクラシック音楽: 音楽聞くだけ

2021年02月05日

２月５日　今日のクラシック音楽

ヴェルディ：オペラ『オテロ』

【今日の出来事】

1887年2月5日　ヴェルディ：オペラ『オテロ』初演
1895年2月5日　イッポリトフ＝イワノフ：組曲『コーカサスの風景』作品10 初演
1907年2月5日　シェーンベルク：弦楽四重奏曲第1番ニ短調作品7 初演
1914年2月5日　プロコフィエフ：ピアノソナタ第2番ニ短調作品14 初演
1911年2月5日　ユッシ・ビョルリング（テノール歌手）誕生

　『オテロ』は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した全4幕からなるオペラである。1887年、ミラノ・スカラ座で初演された。『オテッロ』とも表記される。
　1871年に『アイーダ』の初演をみてから、ヴェルディは1874年に文豪マンゾーニを追悼する『レクイエム』を完成させたのみで、活動が停滞していた。
　しかし、リコルディ社総帥ジューリオ・リコルディは、ヴェルディの新たな創作、それもシェイクスピアの「オセロ」のオペラ化を願っていた。慎重でありまた頑固なヴェルディの気質を熟知していたジューリオは、ヴェルディに直接提案するのでなく、まず外堀を埋める作戦に出た。彼はまずアッリーゴ・ボーイトに対して1879年3月より以前には台本化の依頼を行っていたとみられる。1879年7月初め、ファッチオは、初めてヴェルディに、ボーイトが『オセロ』に基づいてオペラ台本を作成中だと告げた。興味を惹かれたヴェルディは、数日後には梗概を持参したボーイトと面会し、同年末ボーイトは彼の最初の完成稿をヴェルディに渡している。
　もっともヴェルディは相変わらず腰が重く、作曲作業に取り掛かる気配がなかったため、ジューリオ・リコルディはまず、1857年初演の『シモン・ボッカネグラ』の改訂をヴェルディ、ボーイトの共同で行うことを提案した。1881年に改訂初演されたこのオペラの成功で、ヴェルディもようやく作曲に対する情熱の再燃と、ボーイトに対する全面的な信頼を得たらしく、その後この両者は5年以上にわたる頻繁な意見交換を行いながら、オペラの完成をみたのだった。ヴェルディのボーイト宛の書簡によれば、ヴェルディの脱稿は1886年12月18日である。（Wikipediaより抜粋）