１１月２９日　今日のクラシック音楽: 音楽聞くだけ

2020年11月29日

１１月２９日　今日のクラシック音楽

プッチーニ：オペラ『マノン・レスコー』

【今日の出来事】

1643年11月29日　クラウディオ・モンテヴェルディ（作曲家）没
1797年11月29日　ガエターノ・ドニゼッティ（オペラ作曲家）誕生
1862年11月29日　ブラームス：ピアノ四重奏曲第2番イ長調作品26 初演
1924年11月29日　ジャコモ・プッチーニ（作曲家）没
1957年11月29日　エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト（作曲家）没
1989年11月29日　武満徹：ア・ストリング・アラウンド・オータム初演

　『マノン・レスコー』は、ジャコモ・プッチーニが35歳の時に発表したオペラ（プッチーニのオペラ第3作）。1893年初演。この作品でプッチーニは一躍脚光を浴び、音楽家としての地歩を固めはじめる。
　ルイージ・イッリカとジュゼッペ・ジャコーザの台本にプッチーニが曲をつける、のちに『トスカ』や『蝶々夫人』などで大きな成功を収めることとなるこの3人によって生み出された最初の作品。
　原作の同名小説はアベ・プレヴォー『ある貴族の回想録』（全7巻）のうちに含まれるもので、当時広く読まれていた。『椿姫』の中でもヒロインのマルグリットがこの本を読む場面があり、多くの人に知られた物語であった。そのため、プッチーニ以前にフランスの作曲家ジュール・マスネによって『マノン』としてオペラ化され、成功を収めていた。
　プッチーニは前作『エドガール』初演後の1889年4月頃、原作を読んでオペラ化を決意、彼がオペラの題材を自ら選び出したのはこれが初めてだった。マスネの『マノン』との違いを出すため、ヒロインの性格に重きをおいた『マノン』に対して、プッチーニ版は物語性を重視する筋立てになっており、そのため『マノン』では割愛されていた「植民地ルイジアナ篇」を新たに第4幕として加え、そこでの悲劇的末路を最大の見せ場に仕立て上げた。（Wikipediaより抜粋）