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2020年11月03日

11月3日 今日のクラシック音楽

ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調 作品70

【今日の出来事】

1801年11月3日 ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(作曲家)誕生
1899年11月3日 シェレシュ・レジェー(作曲家)誕生
1906年11月3日 アルマ・ロゼ(ヴァイオリニスト)没
1939年11月3日 シャルル・トゥルヌミール(作曲家)没
1945年11月3日 ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調 作品70 初演
2008年11月3日 ジャン・フルネ(作曲家)没





 交響曲第9番 変ホ長調 作品70は、ドミートリイ・ショスタコーヴィチが作曲した9番目の交響曲である。
 第二次世界大戦のさなかに、第7番、第8番の2作品を発表したショスタコーヴィチは、戦後にこの曲を発表した。いわゆる「戦争3部作」の最後の作品である。初演当時は「勝利の交響曲」とも呼ばれたが、前2作とはかけ離れた軽妙洒脱な作品は、ベートーヴェンが作曲したような壮大な「第九」を望んでいた当局の意向に沿わなかった。彼はその後、いわゆるジダーノフ批判を受け、苦境に立たされることとなる。
 この作品は、第二次世界大戦(ロシアでは「大祖国戦争」)の勝利を祝うために手掛けられた。戦勝が決定的となった1944年11月7日の革命記念日における作曲者の発言には勝利をテーマとする作品の創作をほのめかす部分があり、同年暮れにはその作品に着手したという情報が流れた。翌1945年4月創作は一時中断され、5月9日の戦争終結記念式典にも演奏されることはなかった。
 7月に創作が再開、8月30日に全曲完成。9月4日のリハーサル、11月3日の初演となる。初演はおおむね好評であったが、見事に肩透かしをくらわされた政府関係者には、スターリンを揶揄するものと受け止められた。果せるかな「当惑を引き起こし、同時代の感じる理念や感情からほど遠い。・・・皮肉っぽい懐疑主義と様式主義から抜け出していない。」(イズライリ・ネスチエフの批評)といったような悪評が次々と出て、ショスタコーヴィチを袋叩きにし、さらにはジダーノフ批判につながっていくのである。(Wikipediaより抜粋)




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