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2020年06月02日

今日のクラシック音楽作品

サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調「エジプト風」初演


1857年6月2日 エドワード・エルガー(作曲家・指揮者)誕生
1863年6月2日 フェリックス・ワインガルトナー(指揮者・作曲家)誕生
1896年6月2日 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調「エジプト風」初演
1937年6月2日 アルバン・ベルク:歌劇「ルル」初演

 ピアノ協奏曲第5番ヘ長調作品103は、カミーユ・サン=サーンスが作曲した最後のピアノ協奏曲。「エジプト風」の愛称で呼ばれる。
 サン=サーンスがピアニストとして聴衆の前に初めて登場したのは11歳の時であるが、その50年目にあたる1896年に、長い音楽活動を祝うための記念コンサートがパリのサル・プレイエルで開かれた。同年の3月から4月にかけて作曲された第5番の協奏曲はその際に初演され、当時61歳だったサン=サーンスがピアノ独奏を受け持った。楽譜は同年に出版されている。2台ピアノ版は献呈先のルイ・ディエメによって編曲された。
 避寒先のカイロで書かれた第5番には、この国での見聞や、東方的でエキゾティックな雰囲気が反映されている。そのため、サン=サーンスとしては珍しく、表題的な雰囲気を持った「絵画的な」協奏曲が生まれた。またここでサン=サーンスは、ピアニストが大仰に振舞う巨匠型のピアノ協奏曲からは離れ、洗練された手法で地中海の空気を思わせる明朗な響きを構築している。(Wikipediaより抜粋)
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