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2020年05月31日

今日のクラシック音楽作品

ハイドン:交響曲第101番ニ長調『時計』


1809年5月31日 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(作曲家)没
1914年5月31日 伊福部 昭(作曲家)誕生
1935年5月31日 若杉 弘(指揮者)誕生

 ハイドンの交響曲は、今日では全曲ではないにせよポピュラーな存在であるが、20世紀前半までは後期作品がたまに演奏される程度であり、アルトゥーロ・トスカニーニが第101番『時計』を2回もレコーディングしたこと自体が驚かれるほどであったという。1960年代半ばにオーストリアの指揮者エルンスト・メルツェンドルファーがウィーン室内管弦楽団を振って全曲を録音したが、米マイナーレーベルからの発売だったためあまり注目されなかった。その後、68年から72年にかけてアンタル・ドラティが大手の英デッカレーベルで全集を完成させたことにより、ハイドンの交響曲に対する認知度が上がった。今日、ハイドンの交響曲は古楽器演奏のレパートリーとして重視されるようになっている。
 交響曲第101番ニ長調、1793年にウィーン近郊で着手し、翌1794年にロンドンで完成させたロンドン交響曲のうちの1曲で、初演は1794年3月3日ロンドンのハノーヴァー・スクエア・ルームズでのザロモン演奏会で行われた。自筆譜はベルリン国立図書館に所蔵されている。
 第2楽章の伴奏リズムが時計の振り子の規則正しさを思わせることから「時計」という愛称で呼ばれているが、それは作曲者自身が付けたものではなく、19世紀になってから付けられたものである。(Wikipediaより抜粋)
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