９月１２日　今日のクラシック音楽作品: 音楽聞くだけ

2020年09月12日

９月１２日　今日のクラシック音楽作品

マーラー：交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』

1739年9月12日　ラインハルト・カイザー（作曲家）没
1764年9月12日　ジャン＝フィリップ・ラモー（作曲家・音楽理論家）没
1789年9月12日　フランツ・クサヴァー・リヒター（作曲家）没
1801年9月12日　ジュゼッペ・コンコーネ（作曲家、教育者）誕生
1910年9月12日　マーラー：交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』初演

　交響曲第8番変ホ長調はグスタフ・マーラーが作曲した8番目の交響曲。
　マーラーの「ウィーン時代」の最後の作品であり、同時にマーラー自身が初演し耳にすることのできた最後の作品となった。第8番の編成は、交響曲第7番までつづいた純器楽から転換し、大規模な管弦楽に加えて8人の独唱者および複数の合唱団を要する、巨大なオラトリオあるいはカンタータのような作品となっている。構成的には従来の楽章制を廃した2部構成をとり、第1部では中世マインツの大司教ラバヌス・マウルス（776?～856）作といわれるラテン語賛歌「来たれ、創造主たる聖霊よ」、第2部では、ゲーテの戯曲『ファウスト第二部』の終末部分に基づいた歌詞が採られている。音楽的には、音階組織としての調性音楽からは逸脱していないが、大がかりな編成、極端な音域・音量、テキストの扱いなどに表現主義の特質が指摘されている。
　演奏規模の膨大さから『千人の交響曲』の名で広く知られているが、これはマーラーによる命名ではなく、初演時の興行主であるエミール・グートマンが話題づくりのために付けたものである。マーラー自身はこの呼び名を認めておらず、嫌悪していた。（Wikipediaより抜粋）