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2020年08月30日

8月30日 今日のクラシック音楽作品

J.S.バッハ:カンタータ『わしらの新しいご領主に』





1742年8月30日 J.S.バッハ:カンタータ『わしらの新しいご領主に』 初演
1922年8月30日 レジーナ・レズニック(ソプラノ(のちメゾ・ソプラノ)歌手)誕生

 『わしらの新しいご領主に』BWV212は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した世俗カンタータの一つ。通称は「農民カンタータ」。現存するバッハの世俗カンタータの中では最後の作品で、1742年8月30日にライプツィヒ近郊のクラインチョハー村で行われた新領主カール・ハインリヒ・フォン・ディースカウの着任祝宴で演奏された。全24曲からなり、当地の方言丸出しの明快なテキスト、民謡や流行歌のリズムやメロディをふんだんに取り込んだ音楽と、親しみやすい作品として人気がある。
 バッハはその音楽的経歴の大部分を教会音楽家として送り、宗教的声楽曲はバッハの作品群の中でも重要な位置を占める。特に、ライプツィヒ時代の初期数年間においては、毎日曜日の礼拝に合わせて年間50〜60曲ほど必要となるカンタータをほぼ毎週作曲、上演するという、驚異的な活動を行った。
 ちなみにバッハは、宗教曲の清書自筆譜の冒頭に「JJ」(Jesu juva!=イエスよ、助けたまえ)と書き、最後に「SDG」(Soli Deo Gloria!=ただ神のみに栄光を)と書き込むことを常としていた。
 今日残されているのは、ドイツ語による約200曲の教会カンタータ(本来は5年分:約250曲で約50曲がすでに紛失)、2つの受難曲(3番目のマルコ受難曲のレチタティーヴォが紛失)と3つのオラトリオ、6曲のモテット、ラテン語によるマニフィカト1曲、小ミサ曲(ルーテルミサ)4曲と大ミサ曲1曲が主要なものである。
 また、それとは別に、宗教的な題材によらない約20曲の世俗カンタータもある。目的は様々で、領主への表敬、結婚式や誕生日祝い、さらにコーヒー店での演奏会用の作品と見られるもの(『コーヒー・カンタータ』、BWV.211)もある。その中にはしばしばユーモアが滲み出ており、バッハの人間性にじかに触れるかのような楽しさが感じられる。なお、テクストを取り替えること(パロディと呼ばれる)によって宗教的作品に転用されたものも存在する。(Wikipediaより抜粋)




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