2015年09月10日
『アリスの国の殺人』第35回 日本推理作家協会賞受賞(1982年)著者 辻 真先(つじ まさき)
アリスの国の殺人 日本推理作家協会賞受賞作全集 (42)
児童書の編集者・綿畑克二は、童話の『不思議の国のアリス』の世界をこよなく愛す青年だった。
ある日、スナック「蟻巣」で眠ってしまった綿畑は、夢の中で美少女アリスと出会った。
しかも彼はアリスの婚約者であり、殺猫犯人の容疑者として追われていた。
やがて目が醒めた彼は編集長・明野重治郎が殺害されたと知らされるが、再び睡魔に襲われ、アリスの待つワンダーランドに引き戻される。長篇ミステリー。
著者 辻 真先
作家、脚本家。1932年愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。脚本家として『鉄腕アトム』『デビルマン』など多くのアニメ、特撮作品に携わり、日本アニメを黎明期から支えてきた。72年に『仮題・中学殺人事件』で作家デビュー。82年、『アリスの国の殺人』で第35回日本推理作家協会賞を受賞。2008年、第61回中日文化賞、第13回アニメーション神戸賞特別賞、第11回文化庁メディア芸術祭功労賞を受賞。09年、牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』で第9回本格ミステリ大賞小説部門を受賞。ミステリーだけでなく、旅行評論、エッセイストとしても数多くの作品を発表している。近著に『にぎやかな落葉たち 21世紀はじめての密室』がある。
第35回は短編賞を日下圭介の 「鶯を呼ぶ少年」「木に登る犬」が受賞しています。
鴬を呼ぶ少年
木に登る犬 (徳間文庫)
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